ラノベむすび | 出版社 : 星海社

出版社 : 星海社

事件現場のソクラテス事件現場のソクラテス

出版社

星海社

発売日

2024年10月23日 発売

ジャンル

「俺は名探偵ではない。哲学の学徒だ」 新人の警察官僚が命じられたのは、捜査顧問の肩書きを持ち、本を愛する変人哲学者のサポート! あの本もこの本も読みたくなる哲学ミステリ! 【登場人物】 鷺島叡太郎(さぎしま えいたろう) 新人の警察官僚。捜査顧問のサポート役を任命され、悪戦苦闘する。本が好きで大学時代に書店でのバイト経験もあるが、哲学にはさほど詳しくない。 備前京輔(びぜん きょうすけ) 西多摩の廃校に住まい、体育館を本で埋め尽くして暮らす哲学者。捜査顧問として警察に協力するが、全ては哲学のため。 【第一章 柊木玲】 人間の欲望は、その意味を、他者の欲望のうちに見出す。 ジャック・ラカン『エクリ』 【第二章 落合詩朗】 真理を探究するには、生涯に一度はすべてのことについて、できるかぎり疑うべきである。 ルネ・デカルト『哲学原理』 【第三章 秋山瑠理】 悲劇は音楽の精髄から誕生したのだ。 フリードリヒ・ニーチェ『悲劇の誕生』 【第四章 東京都民】 「よろしい、アテナイ人諸君。では私はこれから弁明を行なわねばならぬ、そうして諸君が旧くから私に対して抱いているところの疑惑を諸君から除き去ることを試みなければならぬーーしかもきわめて短時間に!」 プラトン『ソクラテスの弁明』 【終章 哲学入門】 哲学に入る門は到る処にある。 三木清『哲学入門』

ジョーカー 旧約探偵神話 新装版ジョーカー 旧約探偵神話 新装版

出版社

星海社

発売日

2024年9月19日 発売

ジャンル

『ジョーカー 旧約探偵神話』梗概  すべてのミステリの総決算……。究極の連続不可能犯罪を企む天才犯罪者が、陸の孤島で「幻影城殺人事件」を演出する。  作家・江戸川乱歩と同じ本名を持つ富豪が、生涯を賭して築いた幻影城。美しい湖の小島に浮かぶ紅の城は、様々な趣向が凝らされた「異形の館」である。  推理作家たちが秘境を訪れる。--老いた探偵が惨劇に引き寄せられた時、舞台は整い、物語が始まる。  作家の一人が執筆する推理小説が、現実世界を侵蝕し、虚構が世界を包む。虚無の深淵に在る闇の水脈から惨劇が生じ、空前の事件が幕を上げる。  装飾的な不可能犯罪が繰り返される。屍は日を追うごとに増えていく。推理小説のありとあらゆる構成要素をすべて制覇すべく犯行を続ける「犯人」--その正体は、限られた「登場人物の中の一人!  事件を支配する犯人の武器は、その天才と「言(ことば)」の魔力。ひたすら「言」が「迷」い続ける「謎(ミステリ)」の山に挑むのは、言と謎を極めた推理作家の集団、百洗錬磨の警察精鋭捜査陣、犯罪捜査のプロフェッショナルたるJDC(日本探偵倶楽部)の名探偵チーム……そして「読者」--「君」自身。  神出鬼没、史上最凶の天才「真犯人」、その名は「芸術家(ルビ:アーティスト)」!  物語の覇者たる「神」は誰か? 「真犯人」の究極の正体は!? 旧(ふる)き約(ちぎり)に操られた世紀末の探偵神話を語る「僕」とは!?  JDCの切り札・九十九十九(つくも じゅう く)が、決して解けない世界の秘密ーー「神の理(ことわり)」--を悟る時、匣(はこ)の中の物語は幻魔作用(ドグラ・マグラ)」を失い、世界は暗黒の死の館から、めくるめく虚無の彼方へと飛翔する。  時の輪が完成する最後の一行。終焉を迎えた世界に「読者」=「君」は何を読む?

牢獄学舎の殺人 未完図書委員会の事件簿牢獄学舎の殺人 未完図書委員会の事件簿

出版社

星海社

発売日

2024年8月28日 発売

ジャンル

犯罪計画書と化した〈解答編のない推理小説〉が解き放つーー虚構の密室x現実の密室! 〈マリア&漣〉シリーズの市川憂人が新たに繰り出すのは、本格ミステリの不可能犯罪が再現される世界! 虚実絡まる密室殺人の謎に挑む、学園本格ミステリ! 私立北神薙高校に通うミステリ好きの少年・本仮屋詠太は、校内で謎の本ーーーー『牢獄学舎の殺人』を見つける。 ある高校の音楽室/美術室/プールで発生する三連続密室殺人を描くその本格ミステリは、〈読者への挑戦状〉で締めくくられ解答編が存在していなかった……。 読み終えた彼の前に、謎の少女が現れて告げる。 「私は杠来流伽。溝呂木案件調査機構ーー『未完図書委員会』の司書よ」 彼が手にした本は、〈読者への挑戦状〉を解いた者が完全犯罪の手引書として使用できる「未完図書」の一冊だった! 詠太と来流伽は『牢獄学舎の殺人』が現実に再現されることを未然に防ごうとするが、やがて校内で本物の密室殺人が発生。 ふたりは虚実絡まる事件の謎を、解くことができるのか!?

コズミック 世紀末探偵神話 新装版コズミック 世紀末探偵神話 新装版

出版社

星海社

発売日

2024年8月28日 発売

ジャンル

『今年、一二〇〇個の密室で、一二〇〇人が殺される。誰にも止めることはできない』-一九九四年が始まった。まさにその瞬間前代未聞の犯罪予告状が、「密室卿」を名のる正体不明の人物によって送りつけられる。一年間ー三六五日で一二〇〇人を殺そうと思えば、一日に最低三人は殺さねばならない。だが、一二〇〇年もの間、誰にも解かれることのなかった密室の秘密を知ると豪語する「密室卿」は、それをいともたやすく敢行し、全国で不可解な密室殺人が続発する。現場はきまって密室。被害者はそこで首を斬られて殺され、その背中には、被害者自身の血で『密室』の文字が記されている…。狙っているのは誰か?そして、狙われている者は?日本国民一億二千万人余の全員が、被害者にも容疑者にもなりうるという未曾有のスケールを備えた密室連続殺人には、警察、そして名探偵集団・JDC(日本探偵倶楽部)の必死の捜査も通用しない。日本全土は、恐怖のどん底に叩き落とされた。…同じ頃。海を隔てたイギリスでは、前世紀の悪夢が蘇っていた。かの切り裂きジャックの後継者を自称する者によって引き起こされた連続切り裂き殺人ーそれは、その猟奇性と不可解性において、日本の密室連続殺人に勝るとも劣らぬものだった。JDCきっての天才・九十九十九は、日英両国の怪事件を詳細に検討した結果、一二〇〇年間解かれることのなかった密室の秘密と、一〇六年間謎のままだった切り裂き殺人の秘密は、同一の根を有すると看破する。同一の根ーそれは、世界の秘密。自らの人生観をも根底から覆しかねない大いなる神秘に、名探偵をも超越したメタ探偵・九十九十九が挑む!

このエントリーをはてなブックマークに追加
TOP