出版社 : 星海社
ネットにアップされた、黒戸サツキの超常の身体能力を捉えた動画が上代雪介ら“オカルト部”を新たなる大事件に巻き込んでゆくー。-ある夜、雪介の前に忽然と現れたロシア人美女。彼女はホルマリン漬けにされている自分の子供を雪介の異能で生き返らせるよう命令する。人の意志を操る能力を駆使し、黒戸の力をすら退け、雪介たちを思うがままに翻弄してゆく“彼女”。その非情な決意の裏には、歴史が生み出した哀しみが宿されていたー。星海社FICTIONS新人賞から飛び出した俊英・野中美里、満を持しての受賞後第一作。
マスコミ、公安、機動隊から監視されるなか、代々木競技場で開催された日本大志会・第一回党大会。憲法改正、国防戦略、社会政策…高らかに演説する日毬は党大会の最中、一人の男の才覚を見出だし、大志会隊員として抜擢する。芸能活動では日毬がプロデュースするブランドビジネスを、由佳里が主導する蒼通がメディアの力でブームを造り出す。全てが順調に進むと思われたなか、日毬の身に異変が…。目的は政治の頂点、手段はアイドルー。ますます加速する、至道流星の“政治・経済・芸能”エンタテインメント。
俊英・一肇による“ありとあらゆる怪異を詰め込んだ青春怪談小説”『フェノメノ』より、第一章にあたる『願いの叶う家』を朗読バージョンで完全リライト。栗山千明が“暗闇の恐怖”を演じ、朗読したピクチャーレーベルCDと、安倍吉俊+なまにくATKのタッグがおくるフルカラーハードカバーブックレットをパッケージ化した星海社朗読館シリーズ第六弾。
「私、守銭奴なんです。お金が好きなんです!」アステッドプロとの騒動を経て日本中の注目を集める存在となった日毬は、芸能界に復帰し、飛ぶ鳥を落とす勢いでトップスターへの階段を登り詰めていく。一方、颯斗はプロダクション拡大の次なる一手として、新人アイドルオーディションを開催する。普通のアイドルなんていらないー!!そんなコンセプトのもとに殺倒した多数のアイドル志願者の中、たった一人、異彩を放つ少女が現れるのだがー!?目的は政治の頂点、手段はアイドルー。至道流星の本気が迸る、“政治・経済・芸能”エンタテインメント、第2弾。
わたしは知っている。わたしがこの高校でいちばん美しい、いちばん綺麗な女の子だということをー。あらゆる男子生徒の視線をくぎ付けにする超絶美少女・ビアンカ北町の放課後は、ちょっと危険な生物学の実験研究にのめりこむ生物研究部員。そんな彼女の前に突然、“未来人”が現れてー!?文学界の巨匠・筒井康隆が本気で挑む、これぞライトノベル。21世紀の“時をかける少女”の冒険が始まる。
本が手の届かないほど遠くにあると思っていたこと。 本が母と娘を繋ぐ絆であったこと。 本が祖父への畏れであり、忘れ得ぬ思い出であったこと。 そして、強すぎる願いゆえに、たった一冊の本すら手放せないこと。 そこにあるすべての本には数え切れない“想い”があり、そこに集うすべての読者にはその数だけの“物語”があった。 さえずり町のサエズリ図書館。 それは本の“未来”が収められた、美しく、不思議な図書館。 紅玉いづきが詠う、すべての書物への未来譚(ラブソング)--。 あなたにとっての大切な一冊は、きっとここでみつかる。
人とエルフ、異なるふたつの種族の血を分け合う身であるがゆえに蔑まれて育ち、メラネイド伯爵の嫡子・アーウィンに謀られた半エルフの娘・アルシア。抜け殻となっていたアルシアの絶望を言祝ぎ、復讐の願いを受け入れた謎の旅人・ラゼィルはアルシアの故郷・谺谷のエルフたちと共謀し、人間への意趣返しを提案する。ラゼィルの白貌の裏側に秘められた“混沌”が妖しくきらめくー!虚淵玄の“闇代表作”として名高い戦慄のダーク・ファンタジーが、人気イラストレーター・あきまんとの超重量級タッグにより、今再び伝説の幕を開けるー。
学校の七不思議の“八個目”となる“新しい祟り”-「お骨サマの呪い」を僕たちが作った、あの夏。それは、止め処ない悪意と恐怖の幕開けだったー!あの竜騎士07が文芸雑誌『ファウスト』に寄稿し、小説家デビューを飾った伝説の一編が満を持しての星海社FICTIONS化。傑作『ひぐらしのなく頃に』の世界観ともリンクする極上のホラーをあなたは今、体験する。
木星(ユニオン)と土星(クラスタ)の均衡状態は若き天才軍人・九重有嗣(ここのえありつぐ)の出現によって今まさに破られようとしていた。そのさなか、有嗣の故郷・イアペトゥスで密かに進行するクーデター。ついに決起した造反勢力の間隙を縫い、有嗣に接近する謎の軍師・アーダルシュ・ライと、擾乱の渦中に叩きつけられた有嗣が執る反撃の一手はー!? 渾身の力で元長柾木が星海社SFムーブメントを牽引する、これぞスペースオペラ! 待望の第二弾。
充実した大学生活に憧れ、京都大学に入学した針塚圭介は、「京都観察会」なる怪しげなサークルの新歓説明会でミステリアスな美女“会長”と出会う。「ちょっとした魔法ですよ」-そう言いながら淡々と圭介の個人情報を言い当てていく“会長”。彼女は一体何者なのか。なぜ自分のことを語らないのか。その美貌と微笑みの裏には、思いもかけない秘密があった…。注目の新鋭が贈る、とびきりの青春小説。
“龍殺し”の名誉を手にするため、野心に燃える戦士・タウと、無欲そのものの魔術師・キアは連れ立って旅に出る。男同士の固い絆で結ばれた二人の冒険者、タウ&キアの行く手に待ち受けているものはー!?虚淵玄の剛筆が唸り、高河ゆんの絵筆が華麗に舞う!“虚淵玄×高河ゆん”、スーパータッグがファンタジーの歴史に新たな一章を刻みつける。
突如現れた謎の存在、“敵”に地球圏を奪われた人類は木星と土星に分かれ、なかば儀式化した戦争状態を続けていたー九重有嗣、クラウディオ・チェルヴォ、マクシミリアン・ルメルシェ、彼ら三人の若き天才軍人が現れるまでは…。元長柾木が渾身の力で新時代を切り開く、これぞスペースオペラ。星海社SFムーブメントの火蓋は、今まさに切って落とされた。
“魔術師殺し”こと衛宮切嗣の悪辣極まる謀略によって、第四次聖杯戦争は早くも佳境を迎えつつあった。 その最中、征服王・イスカンダルは“王”たる“格”を自他に問う、真剣勝負の「聖杯問答」を仕掛ける! 英雄王・ギルガメッシュ、そして騎士王・アーサー・ペンドラゴンが全身全霊を懸けて答える“聖杯の王”に相応しき「王の器」とはーー!? これは始まりに至る物語ーー。白熱の三巻!