出版社 : KADOKAWA
かつて魔術師が隆盛を誇り、その後、「反魔素材」の発明で、大きく衰退を見せた世界。残った数少ない「魔術師」である少女・オットーは、旅のさなかにある一人の剣士と出会う。 その者、「光なき」眼帯の女性剣士。 名を『ジークフリーデ・クリューガー』。 両目とも見えぬはずが、一瞬で野盗の群れをなぎ倒すその力に、「新種の魔術」の片鱗を見たオットーは、その力を研究したいという一心で彼女を追う。それが、身も心も《沼》に落とすことになると知らずに……。 混乱の時代に出会った少女二人の、数奇な運命を描く。
共和国、存在しない「86区」。一人の年端も行かぬ少年兵が、その地獄の戦場に降り立った。 彼の名はシンエイ・ノウゼン。エイティシックスたちの『死神』として、傷つき倒れた仲間たちの遺志を、行ける限り先へと連れていく使命を背負うことになる者ーー。これは彼を『彼らの死神』へと変えた人々との出会いと、その絆を断ち切った残酷な、そしてあっけない死と破壊の物語の数々。 Ep.10『フラグメンタル・ネオテニー』。 血赤の瞳の奥に輝く、わずかに残った断片を追う。
共に北海道の実家へ向かう吉田と沙優。しかし扉を開いた沙優を待っていたのは母の平手打ちだった。母と、そして自分と向き合う沙優、それを見守る吉田の決意は……。恋人でも家族でもない二人の物語、堂々完結!
魔族の襲撃を規格外な長距離魔術で打ち破ったセルト。彼の実力に注目が集まる中、学園全生徒が参加の勇傑祭が開催! 十傑上位との戦いが激化する状況で……幼馴染のレリアが王族だと判明。学園から去ることに!?
浮気の一件で生じたわだかまりが解け、俺・羽瀬川悠太と元カノ・相坂礼奈は新たな一歩を踏み出した。 といってもヨリを戻したわけではなく、ただお互いを理解しているよき話し相手。 そんな俺の家に入り浸る後輩・志乃原真由との関係もーーちょっとだけ変わろうとしていた。 「どうです先輩、私で一定期間恋人生活をお試しするのは」 ズレた恋愛観を世間に合わせたいと言う真由と、期間限定で“お試し交際”が始まった! 恋人モードな彼女に振り回されつつ、変わらない居心地の良さにどこか安心する俺だったが、 「私のこのドキドキは、恋ですか」 お試し交際の終わりを前に、彼女の願いが告げられるーー。
剣を極められず無念の思いを抱えたまま最期を迎えた男は、神の力を借りエルフの少年ハークの姿となって異世界に転生。 目覚めて早々出会った虎丸と旅立つと、道中で三人組の男に襲われてしまう。剣術が一切通用しないピンチに陥る中、ハークは「この世界は面白い」と笑みを浮かべつつ、どうにか男たちを倒し、王国東の都ソーディアンを目指す。 情報収集のためハークが街中を探索していると、エルフ・ヴィラデルと刃を交える事態に。そんな中、世界最強の青龍が都に襲いかかる!! ハークは街を守るため立ち向かうのだが……。 剣の頂きを目指す異世界剣戟ファンタジー、開戦!!
炎神皇との死闘を制し、日常を取り戻したエフタル。自身の魔法適正への制約を解除すべく、賞品のアーティファクトを求めて魔術学院対抗戦世界大会へと乗り込む。しかし、開催場所には魔王の瘴気が漂っていてーー?
ダンジョンに眠る古の魔女ヴィノスと契約し、“魔眼”を入手した奴隷エイトとラングバード王国の姫騎士リリシア。二人が地上に出ると、王都がグルシア帝国に強襲され火の海に!!泣き崩れるリリシアの姿に「俺と“眷属契約”すれば帝国に復讐できる」と笑みを浮かべながら提案するエイト。リリシアは奴隷とキスするという屈辱的な行為に怒りを覚えつつも、姫の責務として愛する国民を救済するため、と決断する。無力さと悔しさを滲ませるリリシアだったが、次第に蕩けた表情になり「もう我慢できない」、とエイトを押し倒して…。“魔眼”と“眷属少女”の超鬼畜なHファンタジーバトル!!
死亡フラグ回避のため、男装して学院生活を送る悪役令嬢のセシリア。 生き残る確実な手段は、攻略対象全員の好感度を上げなければならないトゥルールートを目指すこと! しかし前世で未攻略の双子、アインとツヴァイは一筋縄ではいかず大苦戦。 しかも彼らには何か秘密があるようで……? さらにオスカーとギルバートの猛アピールにドキドキしっぱなし! 悪役令嬢が攻略されてどうする!? 大人気WEB発男装ラブコメ第3弾!
波乱に満ちた祝宴の夜が明けた。エカテリーナは多忙すぎる兄アレクセイの代参として、山岳神殿を参拝することに。最愛のお兄様と離れるのは寂しいけれど、いざはじめてのおつかい旅へ! 道中、神との邂逅によってこの世界と転生の謎の一端に触れるも、実際にユールノヴァ領を目にして学びながらの旅は順調に進む。……と思ったら、最強の隠し攻略キャラの予想外すぎる襲撃で、悪役令嬢(色んな意味で)大ピンチの予感ーー!?
真面目で努力家だが、報われない人生を送ってきた斧使いのおっさん冒険者ダグラス。彼はある日ダンジョンの奥で仲間たちに裏切られて命を落としそうになる。そんな絶体絶命の淵に出会った一振りの斧は神話級の力を持ったおそるべき武器だった! 聖剣ならぬ聖斧に人格を認められたダグラスは、常人にはありえないほどの力を手にすることとなる。彼の人生はその日から激変。獣人の少女やボクっ娘剣士、清楚な賢者の少女などに次々と惚れられ慕われながら、おっさん冒険者は誰もが羨むような英雄への道を歩み始める。
ユラシアの母国ーーロゼルン王国は滅亡の危機に瀕していた。暴政を敷く隣国ブリジトが宣戦布告をしてきたのだ。ブリジトの強大な軍隊と残虐非道な戦術の前に、為すすべもなく敗北を重ねるロゼルン王国軍。エルヒンの知る歴史のままこの戦いが進めば、ユラシアは戦死し国も滅んでしまう。彼女を救うためエルヒンはルナン国王に援軍の派遣を進言する。だが派兵を渋る国王に与えられたのは、敵軍の半分にも満たないほどの兵力でーー!? 本格派戦略ファンタジー、第2弾!
現代に復活した元神レーシェに指名された少年フェイは、勢いのまま「神々の遊び」を連続攻略し、一躍世界最注目の存在へ名乗りを上げた。だが、彼らに刺激を受けた使徒(プレイヤー)の影響でしばらく自都市での活動ができなくなったフェイたちは、レーシェの不満解消も兼ねて別の都市への遠征に赴くことに。フェイを一方的にライバル視する黒衣の男ダークスが登場し、フェイたちは親善試合の場を借りた高度な心理戦に巻き込まれる。プライドを賭けた戦いに挑むフェイのパートナーはーーなんとパール! 不安しかない戦いを前に、少女の意外性が爆発する!? そして待ち受ける次なる「神の遊戯」とはーー?
女神の神託を受け賢者となったエトウは、同じく剣聖に選ばれた幼馴染みのラナとともに勇者パーティーで活動していた。しかし彼は、得意分野である補助魔法の使用を禁止され、勇者たちからは実力不足の烙印を押される。さらにラナからもひどい誤解をされたエトウは、勇者パーティーから離れることを決意する。 一介の冒険者となったエトウは、禁止されていた補助魔法の力を証明する、自分の冒険を始める。人間関係に疲れた彼がパーティーメンバーとして選んだのは、オーガ族のアモーら、人間族ではない奴隷たちだった。 希少種・赤目が率いるゴブリンの大群との対峙、そして勇者との再会ーー信頼できるパーティーを得たエトウは、補助魔法本来の力を駆使し、自らの冒険を歩んでゆく!
除霊師の大家、安倍一族ですら成しえなかった除霊に成功した裕は、報酬である戸高ハイムにて久美子との同棲生活を送ることとなった。久美子にとってはこの上なく幸せな生活が始まったと思っていたのだが、なぜか涼子とも住むはめになり、久美子の不満は日々山積していく。 その涼子を新たな仲間に加え、裕は何者かの尻ぬぐい的な仕事を淡々とこなすなか、さらなる厄介事が通っている学校のほうからやってくる。ある日生徒会室に呼ばれた裕たちは、学校に巣食う心霊現象を解決するために「心霊委員会」を設立しようという生徒会長の熱弁を聞かされるはめに。ところがそもそも校内に心霊現象などなく、そしてなにより、除霊師をただ同然で働かせようする身勝手さと魂胆に、裕たちは途方もなく呆れ果てるのだった……。 無能な働き者たちが続々と横行闊歩する、もらい事故多発な第二幕!
王宮直属の宮仕え冒険者であるリエルは、依頼を受けてダンジョンに潜っている最中にもかかわらず、仲間から追放されてしまう! 薄情な仲間達に見切りをつけた勇者ルナスと共に行動をすることになったリエルは、ルナスからある告白をされる。 それは勇者の強さの秘密で、自分たちのパーティーが幾度も危機を乗り越えられたのは勇者の持つスキルのおかげだと。 そのスキルの鍵となるのが、リエルの持つ『死んだフリ』というハズレスキルだったのだということを。 「わかってくれた様だね。君の『死んだフリ』が発動している時、私は最強の勇者になれるのさ」 ハズレスキルによるダンジョン攻略ファンタジー!? 第一弾、ここに開幕!!
宏が中学時代に巻き込まれ、女性恐怖症発症のトリガーにもなったチョコレート事件。そんなトラウマと再び向き合うことになった宏は、春菜をはじめとした仲間や当時のクラスメイト達の助けによって、一つの区切りをつけることに成功する。だが関係者の中に、あのバルドの名があることを知り、アズマ工房の日本人組は困惑するのだった。 そして迎えた新学期。春菜、宏、真琴は大学生活をスタートさせる。一方の澪も中学二年に進級し、年度初め恒例の体力テストを行うことになる。しかし、異世界生活によって彼女の身体能力が強化された状態のままではいろいろまずいということで、宏達による隠蔽工作が始まり……!? 澪の体力テストをきっかけに、異世界初の体力テスト開催へと話が発展! さらに、春菜と宏のホームセンターデート(!?)といった新規書き下ろしエピソードもいっぱい!!
高校三年生の俺・君塚君彦は、かつて名探偵の助手だった。 「あんたが名探偵?」二度目の始まりは一ヶ月前、夕暮れの教室。ぬるま湯の日常の中で、俺は同級生の探偵助手になった。 それからーー彼女は俺を抱き締めて、叱って、泣いて、笑って、勝手に死んだりしないと誓って、共に世界の理に反する願いを追い求めて、宿敵と死闘を繰り広げてーーそして、死に別れた。 また一人生き残ってしまった俺は凍える冷水の如き現実に溺れている。 だけどーー 「助手。もう一度、仲間を助けに旅に出よう」 ……ああ。俺達がここで終わって良いはずがない。 だってそうだろ? これは助手が名探偵を取り戻し、ハッピーエンドに至る物語なのだから。
幸せな結婚生活を送る夢を見たーー今の俺からでは考えられない、すごく美人で可愛くて、ちょっとやんちゃだけど、俺にめっちゃ甘えてくる、可愛いお嫁さんとの日常。でもそれはただの夢ではなく、未来予知だった!? さらにその結婚相手の候補は未来の姿からはとても想像がつかない、学校では人気者とはほど遠く、グループの隅っこにいるようなクラスの脇役キャラ女子2人、華風院陽彩と木下蘭って……あまりに未来の嫁とギャップがありすぎるせいで、いったいどちらが嫁となる人物なのかさっぱりわからない俺。そんな時、学校が廃校のピンチになり、ひょんなことからその反対活動を3人でやることになって……?