出版社 : KADOKAWA
ヴォラキア帝国の希望を背負い、滅亡の担い手である『大災』と戦い続けるナツキ・スバル。ついに己の造物目的を果たした『魔女』は、変わり果てた姿で最後の勝負を挑んでくる。次々と切られる手札は滅びへのカウントを進め、時計の針がゼロへ至るとき、慈悲と慈愛の焔が帝国を覆い尽くす。長きにわたる戦いの決着、夜明けと共に訪れる朝焼けを追い越す空に、一人でも多くの誰かと辿り着くため、今、剣狼の群れの心は一つになるーー。 「世界は妾にとって、都合の良いようにできておる。--そら見よ、また妾の勝ちじゃ」 大人気Web小説、愛情と情愛の三十八幕。焔のように生きよ。世界はかくも美しいのだから。
世界最難関・男性のみ受験可能な試験ーー科挙。 雷雪蓮(らい・せつれん)は、少女でありながら男装して科挙合格を目指す受験生。 自分以外にそんなやつはいないと思っていたが、試験会場でどう見ても女の子な受験生・耿梨玉(こう・りぎょく)を発見してしまう。 「世界を変えるのに性別も地位も関係ないよ! も、もちろん私は男だけど!」 「(試験の前に落ちそう……)」 仲良くなった二人は悪徳官僚に支配された世界を正すため、手を取り合い試験地獄へ挑むことに。 性別バレは即・失格なうえ、試験問題も超ハード。さらには殺人事件やカンニングの横行など様々なトラブルが発生して……!? 二人の男装令嬢が逆境に挑む中華試験譚。始め!
エスメラルダ女王から男爵位を授与されたアレンは、バルバストル公爵の仲介で地方にカントリーハウスを買う。白い砂浜とオーシャンブルーが臨める屋敷。立派な新居に浮かれたアレンは、絵筆を手に取り、壁に自由に絵を描き始めた。 その後、シルヴィアとの交流を深めつつ、充実した画家生活を送っていたアレンだが、ある日、一通の手紙を受け取る。それは東の国ノルト王国の商会本家がアレンを招待する手紙だった。アレンは家族と相談して、本家に顔を出すことを決める。 ノルト王国に着き、歓待されるアレンだったが、天才画家を側に置いておきたいという皆の思惑が絡み合い……。 アレンはシルヴィアたちの待つロア王国へ帰ることができるのか!? これは画家と商人、二束のわらじで社交界を成り上がる転生者のセカンドライフストーリー。
勇者ネノフィラー。まだ十六歳の少女ながら、たった半年で魔王を討伐し、その手腕から「歴代最強」との呼び声が高い。そんな彼女に勇者パーティーの男たちを始め、多くの人々が夢中らしい。 だが、そんな勇者ネノフィラーは、ただの村人レオニードの嫁であるーー。 これは、美しき勇者ネノフィラー(歴代最強)と、その幼馴染でただの村人のレオニード(時空魔法の使い手)、そして同じく彼らの幼馴染でちょっとやんちゃなドラゴンのメルセディス(美少年)が、魔王討伐後の平和な世界で、自由気ままに、様々な場所で「移動式の宿屋」を営む物語ーー。 「やっぱり俺のお嫁さん、可愛すぎない?」「レオ、かっこいい。流石、私の旦那」「レオ様もネノ様も、隙あらばいちゃつこうとするのやめてよ!」 プロローグ 第一章 『勇者』の帰還 幕間 村人たちから見た二人について 第二章 開店準備 幕間 メルセディス・ドラゴアージはかく思う 第三章 宿屋レアノシア、開店 第四章 祭りの準備 第五章 港街の祭り 第六章 港街の日常とこれから 幕間 訪れた時にはもういない/勇者に選ばれた時のこと
『魔人』の二つ名を持つ武闘派転生貴族レックス・ヘッセリンク。カニルーニャ伯爵家ご令嬢エイミーとの結婚式を終えたものの、列席した王太子がレックスを褒めそやす演説をぶちかましたからさあ大変。必ず襲いくるであろう嫉妬の嵐から身を守るため、諜報網の整備に着手したレックス。家臣の暗殺者メアリが提案したのは、自らの古巣で、過去にレックスが壊滅させた暗殺者集団『闇蛇』の残党を、家来衆として引き入れること。普通の貴族なら評判を気にして二の足を踏むところだが、そこは貶められるほどの評判などないヘッセリンク伯爵家。レックスは、前向きに『闇蛇』探しに乗り出す!しかし、ヘッセリンク伯爵家に向けられた嫉妬の嵐は、想像を遙かに超える強さでレックスに襲い掛かろうとしていた。
男爵内定のお披露目パーティーを前にして、緊張を強める魔導具師のダリヤ。 ヴォルフが参加してくれることで少なからず安堵していた彼女だったが、お披露目まで間もなくというタイミングで、魔物討伐部隊員に緊急招集がかけられる。 王都を離れなくてはいけなくなったヴォルフを送り出したダリヤは、彼の無事を祈りながら当日までの日々を過ごすのだった。 「どうか気をつけてーー行ってらっしゃい」 一方、ワイバーンと対峙したヴォルフら魔物討伐部隊は、春までとは打って変わって優勢に戦いを進めていた。しかし、帰路で想定外の事件に遭遇し……。 「早く帰って、ただいまと言えたらーー」 互いを想う、二人の願いの行方は……? 魔導具師ダリヤのものづくりストーリー、二人の想いが募る第十弾、開幕!
アルカディアでの修業生活が始まったミクとサリー。変わり者といわれる師匠達と共同生活をしながら、二人は様々な知識を教わるが慣れない環境に少したじろいでしまう。朝は学舎での武術や魔法の訓練、昼は家で菜園管理と家事をこなしていく中で、彼女たちは自分たちの魔法を徐々に使いこなせるようになり、たくましく成長をしていく。しかし、狩人の村人達とアルカディアのエルフ達の寿命の差に、魔法の使い方が影響している事を師匠から教わったミク達。その使い方には光の魔法と守護魔法が関わっており、保守的な狩人の村人達は、変人と噂される師匠達からの助言を拒んでいたのだった。故郷の人々を救うべくミクとサリーは修業に励み、説得を試みようと狩人の村へ戻るのだが…!?
とある村人は、三百年前の史実である『ヴィルヘルム戦記』に登場する“暴君”こと、第四皇子ルドルフに転生したことに気付く。暗殺される運命のルドルフだったが、彼は前世の知識で無事に暗殺フラグを回避し、美人な婚約者から溺愛される日々を過ごしていた。そんなルドルフは、貴族が集う学園に入学する。彼は不穏な帝政を持ち前の手腕で切り抜けてきたことが評判になり、既に周囲の注目の的であった。その学園には『ヴィルヘルム戦記』で英雄とされるヴィルヘルムも待ち構え、ルドルフの首を狙っていてー。自分と婚約者を守るために仲の悪かった兄弟と手を握り、新たな勢力を取り込んでいくルドルフ。果たして彼は、自分の運命に決着をつけられるのか!?前世の知識で歴史を書き換える!?爽快生き残りファンタジー、第二弾開幕!!
生まれ持ったスキル【庭いじり】を使い、ほとんど一人で王城の庭を整備していた男爵令嬢兼女官のマーガレットは、王女との良好な関係を公爵令嬢に嫉まれて、未開拓地・エスト島へ島流しにあう。 その島で待ち受けていたのは、広大な草原や森林。しかし、【庭いじり】が得意なマーガレットにとって、そこは最高の場所だった。 マーガレットは自身のスキルでどんどん開拓を進め、森に暮らしていた植物魔のトレントが仲間になったり、育てた食材で作った美味しいご飯を食べたりと、島の開拓を任されている侯爵・リカルドたちとともに、島での暮らしを楽しんでいく。 サクサク開拓できちゃうスキルで島暮らしを堪能する異世界ファンタジー開幕!
とある反社会的組織に対抗するために設立された特殊情報管理室。そこに配属された桜庭有彩には、人と人のつながりを糸という形で可視化できる特殊能力があった。 有彩は同僚である柿崎と共に、ある失踪事件を洗いなおすことになったのだが、それは大きな事件の一端でーー。 少年たちを狙った生首事件、宗教団体の信者による人肉食事件、そして謎の団体による拷問ショー。一見バラバラに起こっているように見えた数々の猟奇的な事件は、ある一人の女性につながっていく。 prologue 第一話 スマイルフェイスの男 第二話 カペナウムの會堂 第三話 アリアドネ受難
中津国の後宮で、一人の貴妃が二〇ヶ月ものあいだ身籠り続けていた。亡き皇兄の呪いと噂される怪異を鎮めるため、若き皇帝廉新はある人物のもとへ。 それは三〇〇年の時を生きる伝説の「弔妃」。歴代皇帝に仕え、その神秘性から畏怖され秘されてきた不老不死であり、皇帝さえも意のままにできない特別な妃でーー。 自身にかけられた呪いを解くため医科学に精通する弔妃は、その圧倒的知識で宮廷内の怪事件を弔ってきたという。謎を通し二人が出会う時、数奇な運命が動きだす。 一話 同胞の兄弟 二話 あやかしの虎 三話 呪いの美人画 四話 母の日記
食医が国を蝕む難毒に挑む、毒香る中華後宮ファンタジー。帝国・剋の後宮食医である慧玲だが、皇后の脚の治療中に新たな毒疫が発生。解毒に必要な薬種を求め、慧玲は炎駒嶺へ過酷な旅に出ることに。一方、慧玲のために秘毒の調査をしていた皇太子の鴆は、その過程で皇后の正体が饕餮という怪物で、毒疫の元凶であることを突き止める。全てを知った慧玲と鴆は皇后を討つため、命を懸けたある計画を実行しようとするがー。全ての毒を絶ち、帝国に光をもたらすことはできるのか。そして、慧玲と鴆が歩む未来とは?覚悟と希望の第4巻。
望まない政略結婚をした、型破りな姫・アンジェリカと冷静沈着な皇子・エイベル。皇族たちの陰謀に翻弄されながらも、悪政に苦しむ民衆のため改革を目指す者同士、二人は距離を縮めていった。次第に淡い恋心を自覚し始める二人だが、アンジェリカのスラム時代の幼なじみで革命家の青年・イリヤが現れてーー。 「迎えにきた。ジェリ、ずっと、君に会いたかった」 突如現れた恋敵にエイベルは……!? 動揺が走るなか、新皇帝即位を巡り国中を巻き込んだ大事件が起こる! 【登場人物紹介】 ◇アンジェリカ 近年台頭してきた北の強国、ノルグレン王国の庶子姫。スラムで育ち、『薔薇姫』とあだ名される型破りな性格。 ◇エイベル 半ば没落した南の大国、マグナフォート皇国の第一皇子。冷静沈着な性格で『氷皇子』の二つ名を持ち、『母殺し』と噂される。 第一章 こんな成り行きも楽勝のはず……ですのに!? 第二章 殿下、わたくしがなにかいたしましたの? 第三章 わたくしは、殿下と約束したのですわ 第四章 ちょっと派手な真似をさせていただきますね 第五章 わたくしの体は……傷だらけですもの 第六章 殿下は、わたくしをどうお想いですの? 第七章 やましいことなど、ひとつもしておりません! 第八章 わたくしはあなたと、大志を遂げたいのですわ 第九章 この作戦、果たして上手くいきますかしら 第十章 あなたの成果に、正当な評価をさしあげたいの 第十一章 わたくしも、あなたと離れたくはない 第十二章 きっと、あなたの志を果たして エピローグ
「妻に初めて焼きもちをやいてもらえました」 ミレイナが婚約破棄をされた!? 可愛い義妹を悲しませる相手に怒り心頭のバイレッタ。その上、荒れ模様なスワンガン家に「アナルド様の妻です」と名乗る、超我儘姫がやってきてーー!? 数年前に滅んだ小国の姫である“もう一人の妻”は、若くて可愛くて二重人格。義父を懐柔してまんまと家に居座り、バイレッタを年増呼ばわりする始末。当のアナルドも、思い当たる節があるのか曖昧な態度のまま。さらに周囲では不穏な事件まで起きてーー。 今度こそ夫婦の危機到来!? 序章 亡国の姫からの手紙 第一章 可愛い義妹の波乱の婚約事情 第二章 もう一人の妻 間章 矮小な愛し方 第三章 見据えるべき未来 第四章 新たな始まり 終章 賭けの報酬
これは僕と彼女が出会い、別れるまでの物語。ある事から無気力な日々を送る高校二年生の樋口悠は、久々に登校した教室で転校生の有馬帆花と出会う。「私とお友達になってくれない?」どこかクラスで浮いている彼女を不思議に思いつつも、次第に打ち解けていく二人。そんなある日、姿を消していた幼馴染・水瀬凛が教室に現れた。換わるように消えた帆花。決して交わらない二人と交錯する三人の想いはやがて、一つの事実に導かれー。全てが繋がった先に訪れる驚愕の真相とは?十代の淡い恋と再生を描いた感動作。
夏の沖縄の熱を抱えたまま、いつも通りのにぎやかな仲間たちが待つ日常へ帰ってきた我らが主人公・龍斗。季節が秋、さらに冬へと移ろうなか、月愛と2人きりの時間を取れずにいたが…。海愛×久慈林との食事会に交わりながらテーブルの下で月愛とイチャイチャしたり、耳元で愛を囁き合う寝落ち通話を試してみたり。凸凹カップルは心を深く通わせていく。そして、恋に揺れ動く仲間たちと一緒に悩みながら、ついに龍斗は抑えてきた気持ちを月愛に告げる。そうしてーー"--俺は初めて、月愛のすべてを知ったのだった……"。
禁域指定のダンジョン踏破という歴史的な偉業を成し遂げたティア。そんな最強の聖女先生の指導を受け3人の弟子たちは急速な成長を遂げていく。 一方、その規格外な行動が王都では大問題になっていた!? ティアは仕方なく王都を訪れーー国中の禁域指定のダンジョン攻略という前代未聞の試みを打ち出す。 「さて、エミー、アンジェ、トルテ。準備はいいですか?」 「いつでも!」「了解!」「行きましょう!」 そうしてティアたちは新たなダンジョン・廃都アリステ攻略に臨む! 聖女先生の力がまたしても国を騒がせる中、ついに因縁の敵が現れるーー!? 大人気ガールズファンタジー第2弾。
辺境伯に大出世したのもつかの間、 隣国の教皇を死に追いやった元凶として討伐軍に攻められ、 命を失ってしまう…という未来を予知したフラッド。 向かうは神聖ベルクラント教国。 従者&使い魔に侍娘を仲間に加え、破滅を回避すべく教皇を救え! とはいえ、教国に山積する問題は、元悪徳領主には荷が重い? 「教皇って幼女なの!?」「フラッド様と精神年齢は近いですね」 幼女教皇とじゃれあい… 「野盗退治? 他力本願だ!」 魔獣相手に土下座を決め… 「魔力災害なんて防げないだろ!」 挙句にまさかのお手上げ!? と悪戦苦闘していたら、 なぜか名君から救世主に昇格!? やり直し悪徳領主の勘違い立身出世、第二幕!
「わたし達、今世でも結婚の約束したもんね!」「知らない過去の捏造やめて!?」 学校一の美少女、あるいは開校以来の才媛と言われる神騙かがり。そんな彼女が隣の席になったとたん、僕の「前世の妻」を自称して突然迫ってくるようになった。 戸惑う僕を意に介さず、神騙は突然腕に抱き着いてきたり、手料理を食べさせてくれたり、流れで放課後デートへ繰り出すことになったりと、僕の生活にぐいぐい入り込んできてーー。 「一緒にいればいるほど、その人に自然と心を許しちゃうの。だから私は邑楽くんとずっと一緒にいるんだよ!」 「思考はぶっ飛んでるくせに、理論的に落としに来るんじゃないよ……!」 どこかズレた二人による、少し不思議なラブコメが登場です!
皆が憧れる「校内三大美女」--烏丸千景、小野司、醍醐桜子。 貧乏でぼっちな僕、京坂京にとっては雲の上の存在……なはずだった。 襲われそうな三人を助けて、熱烈に好かれるまでは。 「私は一歩でも距離を縮めたい。京坂のことをもっと知りたい」 そして頼まれたのは、彼女たちの要望を叶えるバイト。 ただの雑用かと思ったら、次第にエスカレートし…… 「ね、ぎゅーっとして」「キスとかしちゃう〜?」「そこ、触って。もっと強く」 それもこれもーー「「「大丈夫、バイトの一環だから」」」 時給5000円のいちゃらぶ生活……これ、ヒモってやつ? 「そう。わたしたちは京くんを養いたい」 学園ハーレムヒモラブコメ!