出版社 : KADOKAWA
気づいたら、もといた世界よりちょっとだけ女性の多い世界に転移していた将人。でも、戸籍もあって、大学にも通えるみたいだし……。女性が少し積極的なだけで、前の世界と変わらないな? そんな甘い考えで生活を始めた彼は知らない。この世界でも変わらず彼が振りまく優しさに、周りの彼女たちがどれだけ救われたのかを。そして、他の女の影が見えた瞬間に目のハイライトが消えるくらい、彼女たちが彼に激重な感情を向け始めたということを……。 これは、普通に生きているだけで無自覚にヒロインたちを恋に落としてしまう主人公が、最終的にちょっと(めっちゃ)愛の重いヒロインたちに“わからせ”られるまでの話であるーー!
夏、それは受験生の合否を分ける大切な時期。召喚禁域魔法学校マレフィキウム合格を目指すヴィオシアも、来る『初夏予備校合同課外授業』に向けて余念がないーーはずなのだが……。 「遠足お泊りひゃっほーッ! 昼は川で水遊び、夜はキャンプ飯。もう机とはおさらばなの!!」 林間学校で向かう彩灼の森の奥にある『女神の泉』には魔女のホウキ、フォーミュラブルームの能力を底上げすることができる力があると言われている。志望校合格のためにホウキの強化は必要不可欠、と家庭教師の妙想は考えている。泉を目指すヴィオシアたちだが、そこに大昔に絶滅したといわれているエルフの影が!?
暮井先生との一件を経て、俺と桐原は一時的に離れはしたが元の“秘密の悪い関係”に戻った。ただ戻っただけじゃなく、互いへの想いをより深める形で。そんなとき、恩人で元カノの高神柚香ーーユズが現れ、家に置いてほしいと頼み込んできて……。 葛藤の末、恩を返すために条件付きで居候を認めるも、ユズはよりを戻そうとあの手この手で誘ってくる。迷いの中で桐原にも相談できず、我慢だけが積み重なっていきーー。 大切だからこそ、悩んで、抱えて、見えなくなる。それでもやっぱり大事にしたくて……。目を覚まし、桐原に解決策として相談したのは、俺と桐原の“同棲”だったーー。
☆☆☆応募総数4467作品の頂点! 第30回電撃小説大賞《大賞》受賞作!☆☆☆ 貴族階級が独占していた魔術が大衆化するとともに、犯罪率が急増。対策として皇国には魔術犯罪捜査局が設立された。 捜査官であるローグは上司ヴェラドンナの策略により〈第六分署〉へと転属。そこは、かつて皇国に災いをもたらした魔女と共に魔術事件を捜査する曰くつきの部署だった。 厄災をもたらすまでの力を有するが故に囚われ、〈首輪〉によって魔力を制限された魔女たち。だが、〈人形鬼〉ミゼリアをはじめ、魔女たちはお構いなしにローグを振り回しーー!? 「どうする、ローグ君? 手段を選ばない方向で検討してみるかい?」 魅力的な相棒(魔女)に翻弄されるファンタジーアクション! プロローグ 一章 魔女に首輪は付けられない 二章 魔女に首輪は似合わない 三章 魔女の首輪は外せない エピローグ
「やっぱりね、温泉が良いと思うの」 天樹錬が決着を付けてから一年。仲間と共に暮らしていたファンメイに対し、奇妙な調査依頼が持ち込まれる。エドと共に正体不明の地下空洞へと踏み込んだ彼女達が目にしたのはーー。 またある時、セラはとある相手にお祝いを贈るため、ディーと共にプレゼントを考えることに。 そしてまた違う場所での話。錬とフィアは旅先でとある親子と出会う。 文庫未収録の短編に書き下ろしを多数加えた、シリーズ初の短編集が登場! フィナーレを迎えようとも、物語は続いていく。これは「終わり」の続きの未来。
ときは文啓三年。絵画規制に反発する倒幕派『末枯』と警察組織『四季隊』の“画術”による戦いが激化していた。画術とは思い描いた絵を具現化する能力。画術成績はイマイチだが、絵の自由を望み市井の人を守りたいと情熱に燃える探雪は四季隊に入隊する。しかし相棒になったのはクールで優秀な光起で…。「俺はひとりでいい。助けが必要なのはお前だけだ」「僕を相棒だって認めてよ!」対極バディの幕末画術バトル、開幕!最強に尊い!「推しメン」原案小説コンテストバディ部門大賞受賞作。
妖怪、鬼、精霊ーー人ならざる異形についての悩みを解決する祓い屋"如月屋"。 そこで働く朝緒は、新入りの"異形殺し"の青年・逢魔の監視兼補佐役を任されることに! 半異形という秘密をもち、異形との共存を願う朝緒にとって、異形を殺し尽くすために生きる逢魔は天敵。 度々暴走する逢魔に振り回されるがーー 「てめぇには誰一人として殺させねぇ」 相性最悪の二人と個性的な祓い屋たちが織りなす、異形バトルファンタジー! プロローグ 第一章 最悪の出逢い 第二章 逢魔 第三章 魔を追って 第四章 祓い屋と殺し屋 第五章 蝙蝠 第六章 朝緒の時間 エピローグ あとがき
「人類は、《魔王》によって滅ぼされるだろう」 突如、全人類の前に降臨した神はそう告げた。 1ヶ月ほど前から無差別に発生した不審死により、既に八億人もの命が失われていた。《魂魄剥離》と呼ばれるその現象が、あどけない少女にしか見えない《魔王》によるものと神は言う。 厄災を阻止すべく、人類を代表する十人の天使が選出され、《人類》対《魔王》--《聖戦》の火蓋が切られる。 震撼する世界で、ただ独り高坂憂人だけは少女を知っていた。彼女が世界の敵に仕立て上げられ、助けを求め手を伸ばすか弱き存在であるとーー。 ひとりの少女が為、世界に仇なせ。
彰吾が気になっている“タイツの人”=真優と対面し、ライバル心が芽生えた梓とゆいな。 一方で彰吾の恋愛相談から二人の恋心を知る真優は、まずは仲良くなろうとするもーー普段の彰吾との話をするだけで羨ましがられ、嫉妬心が増していき!? 白熱のゲーム対決を通じ、同じ男子を好きな者同士で認め合うも、梓はとある少女の後押しで攻めに転じることにーー? そんな中、彰吾から真優に次なる“相談”が。 いつも世話になっている梓を料理でねぎらいたいという彼を家に招いて、二人きりの料理教室! ……のはずが、なぜか真優の姉・千聖も乱入。奔放な男子キラーっぷりに真優も大慌て!?
「いらっしゃい」「お邪魔します」 すでに慣れたやり取りで桃生の部屋に呼ばれ、いつものよう にペアリングーー恋人じゃない二人の、いつもの日常。 桃生への恋を自覚した実沢、それに気づかないフリをする桃 生。『“好き”になったらおしまい』という約束で始まった関 係の中、二人は矛盾した行動に気付きつつも、もう少しだけ、 もう少しだけーーと結論を先延ばしにする日々を送る。 しかし、運命のクリスマスの日、桃生はある決意を口にする。 「楽しかった。夢みたいに楽しかった。だからーー」 歪な関係から始まった二人の行く先はーー大人ラブコメ3巻!
第二王子ジェイドに婚約破棄を突きつけられた侯爵令嬢エリアナ。 ジェイドは聖女デイジーと結ばれ、エリアナは身に覚えのない悪役令嬢の罪で裁かれ……目を覚ますと三年前に巻き戻っていた。 でも、一度目とどこか違う。何かを忘れている気がする。 エリアナは巻き戻ったことを知る第一王子テオドールと共に、最悪な未来を回避するため動き出す。 今度こそ好きにはさせない。奪われたものを取り戻すのよ。 私のーー命に代えても。 序章 婚約破棄、そして 第一章 やり直しの時間 第二章 色違いの魔法の秘密 第三章 恋愛小説の意味 第四章 聖女の力と戦う覚悟 第五章 悪しき魔 第六章 真実 終章 幸せな物語は続く あとがき
「僕にお嫁さん……竜妃が、できるなんて」 ジェラルドの誕生日会でジルに求婚されたハディス。 ジルに内緒で呟いたことはーー書き下ろし短編「かみさまのおくりもの」。 パーティーでハディスを驚かせようと着飾ったジルだが、ハディスの魅力にやり返されてしまいーー「エンドレス奇襲作戦」。 さらにハディスぐま誕生秘話、ハディスvsロレンスの料理対決など、あの日あの時のジルと仲間たちのエピソード満載な業務日誌! かみさまのおくりもの もう二度と、今度こそ 護衛の仕事 小さな竜妃 参謀、爆誕秘話 軍神令嬢は恋の仕方を模索 いい夜ごはん 豚肉とパイナップルのハーモニー 光の兄 ラーデアのパン屋さん エンドレス奇襲作戦 「大丈夫」あなたの今ならば 「かっこいい」にはまだ早い 「正しい」家族の向こう岸 思いどおりにならない「おかえり」 僕らの家庭は「どうしよう?」 ビリー・サーヴェルの手記 かみさまのおとしもの あとがき
記憶のない霊体として目を覚ましたアンジュは、 自分が見えるらしい怪盗・レイヴィンに出会い、彼を手伝うことに。 怪盗の今回の標的は、この国一番の歌姫・セラフィーナ。 アンジュは、彼が向けてくる甘い眼差しに どこか懐かしさと切なさを覚えるが、 突然、彼に剣先を向けられた記憶を取り戻して……。 アンジュを守るレイヴィンの真意とは? そして、記憶を失くしたアンジュの、本当の姿とはーー 運命が動くラブロマンス。
現代をモチーフにした和製RPG『ネオンライト』。 そのゲームに人生を費やし、何度も周回するほど愛した俺は、 今まさにその夢の舞台に立ってーーいや、転生していた。 転生したキャラは、会話の中ですら一度も見たことのない、 くたびれたサラリーマン風の青年『ルクス』。ゲームバランス が崩壊しないか不安になるような、強キャラだ。 愛するゲームのシナリオを壊さないよう、ひっそりと暮らして いたにも拘らず……死ぬはずのキャラを救ったり、本来の主人 公以上にラスボスに一目置かれたりーーどうしてこうなった!? 設定外のキャラが無自覚無双!? 新感覚、異世界ファンタジー!
季節は夏。猛暑。こんな日は部屋で過ごすのが一番ーーだが。 「まったく忙しいね。こういう時こそこのおビール様方をグイッといきたいところなんだが……じゅるり」 「はいはいただいまー! ……えっ? この後ですか? い、いやあ、仕事中なのでそういうのは……」 ロクでもないいつメンと、海の家でバイトをすることに!? しかも、見てくれだけは良いヤツらだ。トラブル製造機よろしく、 厄介ごとに巻き込まれるのは目に見えておりーー? さらに、ご近所さんは超人気Vtuber? 正ヒロイン候補の妹属性JK? さらにこじれるモラトリアム、第二弾!
戸惑いとトキメキが交錯した体育祭を経て、遂に自分の気持ちに気付いたアーリャさん。 一方、政近は約束の誕生日会に向けて準備を進めるも慣れないプレゼントの購入に大苦戦!? 有希に茶化されながらも背中を押された政近は、誕生日会の当日パートナーに大切な言葉を伝えることを決心してーー 「誕生日おめでとう。出会ってくれたことに、心から感謝する」【こちらこそ】 互いに、出会えた奇跡に感謝し祝福し合うアーリャと政近。 しかし、順調に絆を深め合う二人に不穏な影が忍び寄る。日常に溶け込んでいた危険因子が動き始めて……。 ロシアンJKとの青春ラブコメ、ドキドキなお誕生日会編!
目が死んでいる以外特段目立つところのない女子高生・佐取燐香には家族にも隠している秘密があった。この世界には人並み外れた“力”を持つ者が存在すること。そしてーー自身もその一人であるということ。他人の精神に干渉する力をもつ燐香はその力を隠しひっそりと生きていくはずだったのだが……ある日巻き込まれたバスジャック事件で異能犯罪について独り捜査にあたる警察官・神楽坂と出会ったことをきっかけに、次第に異能犯罪の渦に飲み込まれていくーー。ときどきポンコツな女子高生と正義にあつい警察官が挑む異能ミステリー、開幕!
ここは匣庭。女王はひとりーー。 天使警察・エルと、気弱な悪魔・イヴのバディは、世界に隠された真実を探るため共に戦いを続けていた。 ある日、最強の種族であるはずの吸血鬼の連続殺害事件が起きているという報せが入った。 どうやら犯人は吸血鬼殺しに特化した人間・狩人。 しかも大昔に吸血鬼との最終戦に臨んだ《最後の狩人》が蘇ったという不穏な言葉が囁かれ……? エルは吸血鬼の姫・ノアへの借りを返すべく、力を貸すことに。 まずはペットのハツネの身を守り、匿って過ごしていたが……。 その最中、ノアの館に狩人の魔の手が迫る! 種族間の問題と吸血“姫”主従の想いを救うため、エルとイヴは争いの渦中へーー。
ヴェンデリンとそのゆかいな仲間たちの幼年期、黎明期を描く番外編第二弾! 『カタリーナという名の少女』:ヴァイゲル家が改易され、祖父母に続き両親をも失った幼いカタリーナは、御家再興を決意する。と同時に、友となる家臣を得ようとするが、いくら活躍してもどういうわけか友達ができる気配はなく……。 『衝撃の出会い』:冒険者予備校を卒業したカチヤだったが、未成年では魔物を狩れず不満を持っていた。そんなある日、凄腕の魔法使いリサと出会いパルケニア草原解放作戦参加の糸口を掴む。だがそれは壮絶な日々の始まりであった。 『最後の一週間』:バウマイスター騎士爵領を出るヴェルの送別パーティーのため、食材を集めることになったアマーリエ。ところが、なぜか主賓であるはずのヴェルも手伝うこととなり……。
前世では、主体性のなさを理由に恋人に捨てられた、公爵令嬢アリステリア。転生したこの世界では自立した女性になれるようにと努力を重ねた彼女は、王太子の婚約者に指名されていた。けれど今度は、お前は一人でも生きていけると言われ、一方的に婚約破棄を告げられてしまう。 王太子に見切りをつけたアリステリアは、婚約破棄の慰謝料としてクレーゼン領をもらい受ける。まずは領民の暮らしを知ることから、と、身分を隠して暮らし始めた街で、彼女は、現状を仕方がないと受け入れてしまっている、まるで前世の自分のような女性たちと出会う。「知らない」ことが、彼女たちの選択肢を狭めていると考えたアリステリアは、自分の持っている知識を広めることを思いつく! 転生令嬢の、おしのび平民ライフ。 プロローグ:『前』の私の最期の後悔 第一章:婚約破棄は転機の訪れ 第二章:新領主・アリステリアの最初の仕事 第三章:平民アリスの勉強会1 上手な帳簿の読み方講座 第四章:平民アリスの勉強会2 病弱にもやさしい刺繍講座 閑話:エストエッジの明るい未来展望 第五章:みんなで食べる大皿ご飯 閑話:エストエッジの黒いたくらみ 第六章:市井での生活の終わり……? 第七章:クレーゼン領主・アリステリアの戦場 エピローグ:そしてまた一人