出版社 : KADOKAWA
ノクスはアコール王国の王位継承権四位の少年。 しかし、彼には優秀な双子の弟がいた。更には、その両親に似ていない髪と目の色、そして「双子のどちらかが災いをもたらす」という伝承のせいで彼は『呪われた子』の烙印を押されて育つ。 ノクスに優しいのは、弟のラノと料理長、そしてメイドのナーナだけ。 16歳の誕生日、成人の儀で家督継承権を愛する弟に譲ったノクスは、実家に別れを告げ、旅立つことを決意した。その日ノクスはナーナに声をかけられる。 「私と結婚して私の実家に来ませんか?」 ノクスとナーナが旅の途中で出会うのは、ちょっと変わった人々、美しい街と風景。 数々の土地を旅する中で、二人の関係はゆっくり変わり始める。これは忌み嫌われた王子が、婚約者との旅路で愛と幸せを見つける物語。
世界から魔法が消えて200年後。フィオナは魔法が使えることと貴族令嬢である己の正体を隠し、宮廷錬金術師見習いとして充実した日々を過ごしていた。 そんなある日、彼女は兄から産みの親と育ての親が違うことを告げられる。特に母親は魔法が存在すると噂されるリトゥス王国の王族であった可能性も浮上した。真実を知りたいフィオナは、レイナルド王太子殿下の力を借りてリトゥス王国を訪問する。 訪問先でフィオナは両親のことを知るが、王国が隠していた歴史「世界から魔法が消えた秘密」までも知ってしまい、彼女たちは追われるはめに。 果たしてフィオナたちはピンチから逃れることができるのか!? 幸せな未来のために彼女が下した決断とはーー。 ファンタスティックラブコメディ、ここに堂々完結!
冒険者カイルは、無能としてパーティを追放されてから十年間、ずっとソロで地道に活動していた。三十歳となり、世間では体力の衰えから冒険者を引退する頃合いだがーーなぜか彼は最高ランクの魔物を一撃(ワンパン)で倒せるようになっていた。 己の天井知らずの能力成長に、呪いの類を疑ったカイルは久々に健康診断を受ける。だが、医者から告げられたのはーー。 「あなたは【晩成】の覚醒により、人間を逸脱しました」 カイルの身に起こっていたのは、一日にちょっとずつステータスが上がるユニークスキル【晩成】の覚醒だった! 自分が健康体だと知ったカイルは、駆け出しの冒険者・エリサとユイのパーティ『英雄の証』への勧誘を受け入れ、新たな冒険者ライフを送るが……。そんな遅咲き&最強三十路の爽快冒険活劇!
アキオーンはチートスキルに目覚めた頃に親切にしたフード娘たちと再会する。しかし数日後、彼女たちは突然姿を消してしまう。 現場の様子から何者かに攫われたのだと確信したアキオーンは、チート級に強くなったその力で彼女たちを狙った組織を壊滅させる。 アキオーンはこれまで誰にも話さなかったチートスキルの秘密を語り、代わりにフード娘たちが闇の組織に狙われた理由を聞きだそうとする。 やがて彼女たちはフードを脱いで、その長い耳を見せながら秘密を語る。金髪少女のフェフはエルフの国ルフヘムの王族で、ウルズとスリサズはそのお付きだった。 フェフたちの事情を知ったアキオーンは、彼女たちを連れてルフヘムへ行くことになるが……。 これは不自由のない冒険者らしい生活を夢見るおっさんの異世界チート逆転劇!!
人族と魔族の長きにわたる戦いに終焉と勝利をもたらし、世界を滅び尽くした歴代最強の魔王ーーバルド・バルバドス。 彼に忠誠を誓い、戦い死んでいった六魔臣ーー銀狼、黒竜、真祖、暴鬼、邪精霊、夢魔を憂い、バルドは側近たちを新しい世界へ転生させるとーー美少女の姿で『勇者』になっていて!? 「バルド様ーーついに時が来たのですね!」 「時、だと?」 元側近たちに次こそは平穏な日常を願うバルドだったが、元側近たちは前世と同じくまた世界を征服するため力を尽くしたいと忠誠を誓い、さらには甘えてきて!? 学院都市の学長となった魔王と元側近のすれ違いハーレムファンタジー!
【玄】の勇将・オリドを退けた俺達だが、 都には敵の本軍が迫り、今や風前の灯。 陰謀に踊らされる飛鷹が不穏な動きを見せる中、 俺達の次なる一手は西域防衛か、それとも…… 「勝ってーー俺達の故郷をっ! 『敬陽』を取り戻すっ?」 ーー親父殿が愛した『敬陽』を奪還する回天の策か。 軍師・瑠璃が光明を見出すのは、【伝国の玉璽】と皇妹殿下・美雨。 温室育ちだった彼女も、俺達との行軍の中で徐々に成長し…… 「全てを変える『覚悟』は出来ています」 救国の美姫の決断で、乱世が動く。 転生英雄と美少女達の華流戦乱ソードファンタジー。 ついに訪れる、逆転の夜明け。
魔術師たちの鎮魂を祈る『巡魂祭』の準備に追われる〈庭園〉内で、集団昏睡事件が発生する。 昏睡の原因となったファンタジーゲームにプログラムを組みこんだ人物はーー 『久しぶり。--会いたかったよ、お姉ちゃん』 何年も前に死んだはずのヒルデガルドの妹・エデルガルドだった! 生徒たちを助け出すため、ゲーム世界にログインした無色たちだが……。なぜか乙女ゲー、ギャルゲー設定のNPC彩禍たちが立ち塞がり!? 「じ、実は……あの彩禍ちゃんのキャラクターモデルを作ったのは……私なの」 ゲーム世界でヒルデガルドが制作した彩禍ヒロインズたちを攻略せよ!
高校生・入谷健(いりや たける)は大企業の四男という“オイシイ”立ち位置で、 一人暮らしを満喫していたがーー 「マジでどうしよう」 実家の都合で、婚約者と同居することになってしまう! 「お料理で、健さんの食生活を改善できます」 「お掃除もお任せください」 「二人いたほうが便利なこともありませんか?」 婚約者の天宮さんは箱入りのお嬢様だと思っていたが、 ”尽くしたがり”っぷりを発揮してグイグイと健に迫ってきてーー 転校してきた学校で、現実離れしたお嬢様として崇められる彼女の、 献身的な姿が見られるのは家でだけ。 自堕落な主人公×世話好きお嬢様の、 じれったい二人による同居青春ラブコメ。
春になったら、この関係は終わりだ。でも、今はまだ簡単に会えるし、会う理由も作れるーーたとえ冬休みであっても。仙台さんに会いたいと思うことも、触れたいと思うことも、全部ルールを最初に破った彼女のせいだから。だから責任をとってもらわないと困るのに……仙台さんはまだ何も言ってこない。 春になったら、この関係は終わりだ。たとえ近くの大学に進もうと、今と全く同じではなくなる。それでもこの先の未来で、隣に宮城がいてほしい。今そう願ってしまうことは契約違反だろうか? その問いの答えを、私は彼女の口から聞きたいと思ってしまっている。「--宮城は私に会いたくない?」
攻撃魔法とか一切興味なし。欲しいのは友達! そんなノリで入学した少女レヴィーを最強の聖杖が選んじゃった!? 「えぇっ!? そ、そんなヤバい杖だったの、これ!」 うっかり『史上最強の破壊力(!)』を手に入れてしまったレヴィー。 そうして聖杖に本来選ばれる筈だった女の子からは睨まれ、高飛車な令嬢には決闘を挑まれーーこ、こんな力あたしは要らないのに! しかし、レヴィーは聖杖を破壊には一切使わず、受けた攻撃をお菓子に変えちゃうわ、凶暴な魔物を仲間にするわ、結果として最強の杖を誰よりも自由に使う魔女となっていきーー!? 気ままな女の子による無双……でなく友達作りファンタジー!
<コミカライズも重版続々 & ASMRボイスドラマも発売予定!> 俺と晶が兄妹になって、もうすぐ1年。 高3になった俺は晶の兄として、仕事のサブマネージャーとして順調に…… 「兄貴。好きだから、ちゅーしたい」 「流石にダイレクトすぎ!?」 すべての距離が縮まって、理性が限界を迎えていた! そんななか俺にも修学旅行の時期がきて、晶と数日間離れ離れ…… かと思いきや、目的地は健さんと晶のお仕事ロケ先と同じ!? しかもなぜか晶・結菜と温泉混浴!? ハプニングだらけだけど、日常から離れた場所での、2人きりの兄妹デートにドキドキ。 そして旅の最後に明かされるのは衝撃の事実と結末。妹か、恋人か、それともーー 兄妹関係、ついに一線を超え始める!?
<コミカライズ 月刊ドラゴンエイジにて超話題&大人気!> 「史季、一緒に買い物行くぞ」「うん、夏凛…」「声が小さい」 最近、夏凛の距離が近くてドギマギイベント多発!? きっかけは斑鳩派のナマイキ美少女・アリスからの休日のお誘いだった。 それに夏凛はヤキモチ気味なものの……本当は脅されて、賭けの対象として地下格闘技に出場させられただけで!? (もちろん舐めてる相手を撃破して、破竹の連勝!) ただ、地下格闘場で勝ちすぎたせいで、学園と敵対する半グレ組織「アウルム」に狙われ、小日向派もピンチに! 多数の敵がひしめく乱闘を前に、学園全体を巻き込んだ決戦へーー!! 彼女たちを守るため、史季はついに最強へと至る!
【センス】と呼ばれる能力を組み合わせ“唯一”の強さを目指すVRMMORPG--「オンリーセンス・オンライン」 冬のクエストチップイベント復刻! ユンは、使役MOBと調教師プレイヤーが交流できるふれあい広場を作ろうとしているレティーアとベルのクエストチップ集めを手伝うことに! チップを求めて熱波吹き抜ける【暖炉のダンジョン】の攻略や、アイテム届けに様々な場所を駆け巡る! さらには、一日メイドまでやることに!? そして未知のMOB“オルゴイ・コルコイ”と遭遇するユンたちだったが……? さまざまな困難を乗り越えて、目指せモフモフたちの楽園!
みんな、前世で出会ってた。作家・てにをはが紡ぐ、歌い手Adoの「前世小説」 波間を漂う少女アド…記憶をなくした彼女が目を覚ましたのは、人間界からはじきだされたオートロイドたちが暮らすエルゥエル島だった。 右も左もわからない中、オートロイドの少女、ウル、メイ、ラギ、オドと出会い、暮らすうちに彼女たちが「大切な存在」になっていることに、気づいていくアドだが… 時折よぎる記憶の断片…本当の私は一体誰? そして運命はいやおうなしに争いに翻弄されていく 歌い手Adoの「前世譚」として、作家・てにをは氏が紡ぐパラレルワールド小説。カバーと中面イラストは、Ado自身がファンを公言している漫画家・イラストレータの宇佐崎しろ氏が描き下ろす。 デビューからの4楽曲「うっせぇわ」「レディメイド」「ギラギラ」「踊」がキャラクターとして新たに息づき、「アド」との絆が生まれていく感動ファンタジー。
◇◆◇発売即重版の話題作!◇◆◇ 悪質な怪異を退治する一族の娘・明彩(めい)は、退魔の力がなく冷遇されて育った。一方、傲慢な弟は禁忌を荒らし、異界の王・涼牙(りょうが)を呼び起こしてしまう! その場に明彩は置き去りにされて……。 危機に陥る明彩だが、実は涼牙は穏やかで理知的な美青年だった。彼は明彩の秘めた希少な"癒やしの力"の価値を教え「俺の姫(もの)となれ」と彼女を誘う。涼牙の治める異界で明彩は力を発揮して尊重され、居場所をくれた彼に惹かれていく。 しかし、現世では家族が涼牙に罪を転嫁し、あろうことか異界への侵攻を企てていてーー!? ┣━━ 運命の恋が、いま始まる ━━┫ 一章 退魔師一家の汚点 二章 夜叉の姫 三章 羅刹姫の恋 四章 夜叉王の最愛 終章
荒ぶる神に生贄として捧げられた如月千代。彼女は弟を守るため、神の力を封じる毒と一緒に食べられたい。その瞬間を待つ千代の前に、秀麗な龍神・銀嶺が現れる。誰もが恐れる龍神は、けれど千代を花嫁として丁重に扱うばかりでーーいっこうに食べてくれない! 銀嶺の優しさに癒やされつつも、食べられようと自分磨きに励む千代。一方で、千代の不憫な境遇を神の力技で解決しようとする銀嶺。から回りながら共に暮らす二人は、やがて互いの隠し事を通じて向き合うようになりーー。生贄乙女と龍神様、運命の婚礼物語が始まる。 目次 プロローグ 第一章 生贄花嫁は食べられたい 第二章 食べられたいので好みを知りたい 第三章 食べられたかったけど実家に帰る 第四章 食べられたくないのに壺は囁く 第五章 生贄花嫁はやっぱり食べられたい 第六章 あなたのためなら食べられても構わない エピローグ
◇◇◇あらすじ◇◇◇ 若き皇帝の唯一の妃『最愛』に選ばれた底辺貴族の娘、ソーニャ。 【死に繋がる不幸を招く呪い】と【死ぬと時間が戻る祝福】を持つ彼女だが、皇帝エルクウェッドの努力により死に戻りしない日々を積み重ねていた。そんな中、ソーニャはニか月後の婚姻式典に向け《妃教育》を受けることに。 後宮で出会った人々の力を借りながら、皇帝のために頑張るソーニャ。その一方、エルクウェッドも彼女をどうしたら幸せにできるのかと頭を悩ませていて……? とびきり不幸な妃と不憫な皇帝が、一緒に幸せを模索するお話。 ※WEB版エピローグまでを収録。本編は大幅な加筆修正をしています。 ※完全新規書き下ろし! 巻末に5つの番外編をたっぷり収録。 ◇◇◇登場人物◇◇◇ ◆ソーニャ 元最下級妃。皇帝からの指名で、唯一の妃、『最愛』に選ばれる。 【死に繋がる不幸を招く呪い】と【死んだら時間が戻る祝福】を持つ。 ◆エルクウェッド 『賢帝』と呼ばれるほど有能な若き皇帝。 数々の偉業により世界で一番知名度の高い人物とされる。 ソーニャが死なないように全力を尽くす。 ■目次 プロローグ 第一章 宮中にて! 第ニ章 妃教育 幕間 暗躍 第三章 お忍びデート 第四章 告白 第五章 幸せのために 最終章 婚姻式典 エピローグ 番外編 師匠たち 番外編 結婚詐欺師 番外編 列席者たち 番外編 家族 番外編 影武者 あとがき
真っ白な原稿を手に、千華宮の賢妃・桃華は決意していた。彼女の正体は、鳴かず飛ばずのアラサー漫画家・由里。 失恋した挙句、事故に遭い、漫画のモブ妃に転生してしまったのだ。おかげで物語が変わり正義のヒロインが不在。 代わりに悪事を暴くのはーー。 「三コマしか出ないモブ妃がやるの? しかも恋まで?」 後宮の告発に加え、皇帝との恋愛が必須。失恋の傷が癒えない由里は、神技アシの皇帝・月舟による寵愛を笑顔で回避しながら、同人誌での告発に望みを託すが……!? 修羅場を漫画で乗り切る後宮布教物語! ・序 とりあえずヨガ ・第一幕 田中由里(漫画家・三十二歳) ・第二幕 月夜の密会 ・第三幕 漫画を描いています。 ・第四幕 勝利への道 ・跋 桃華の願い
かつて家族に虐げられて育ち、今は若頭の桐也に愛される毎日を過ごす菫。極妻として自分に出来ることとも向き合えて、いつしか組の仲間を大切な家族と思うようになっていた。それは桐也も、同じ気持ちでーー「俺の家族になってくれて、ありがとうな」 そんな折、桐也の叔父貴の雪臣から、愛娘を預けたいと依頼が入る。雪臣の娘の椿は愛らしい園児でありながら、そこは極道のお嬢。賢く毅然とした振る舞いに、さすがの桐也や子分たちも翻弄されるばかり。菫はなんとか歩み寄ろうと、奮闘することになり……!? 序章 父の言葉 第一章 マサのヒーロー 第二章 うさぎのお嬢 第三章 翻弄される日々 第四章 クッキーの宴 第五章 ヒーローショー 最終章 本当の家族