出版社 : KADOKAWA
「たっきーはぁ会長達からアレの話は聞いたかな?」 “三会は何かを隠している”そう確信する新聞部部長のアイヴィ。瀧音への探りを軽く流された彼女は真相を確かめるべく暗躍するが……瀧音も予想外の邪神復活ルートが始まってしまい!? 実は学園に潜む邪信教徒に騙され、余計な事をしたアイヴィへのお仕置きは早々に、邪神封印の解除アイテム『八咫鏡』争奪のためダンジョンへ挑む瀧音達。攻略のカギはアイヴィの“悲しき過去との決別”だと知る瀧音のとった行動とは──。 「三会の皆はアイヴィさんの味方ですよ。皆は信じられる」 過去に縛られる少女を救い、未知のルートを捻じ曲げろ!
「大陸を一周できるくらいの船を造りたいの」 のどかな朝の時間に、唐突にそう切り出したヤランドララ。どうやら、南の島でのバカンスに刺激を受けて、船造りに挑戦したくなったらしい。一度思い立ったら止まることを知らない好奇心旺盛なハイエルフに連れられて、かつてルーティが沈めた最新鋭のガレオン船の見学にきたレッドたち。 「ということでダイビングね! 今日も夏を楽しみましょう!」 白い雲が流れる空の下、うららかな航海日和を満喫。そんな一行の前に、ヒスイ王国からの漂流船が現れてーー!? 大人気スローライフ・ファンタジー、新展開の第12弾!
メンヘラに対する苦手意識を乗り越えた愛垣晋助は琴坂静音と改めて「通い妻契約」を結び優しい共依存生活を送っていた。大学の夏休みに入り晋助の妹・結乃の誕生日に幼馴染・九条千登世と静音を招きお泊まり会を開催。皆でプールにも行って静音の水着にドキドキ!?しかしその誕生会がきっかけで静音の父・愛彦に静音が男の家に通っていることがバレてしまう。彼は妻の死を機に静音に対し病的な執着心を持ち、異常ともいえる束縛を行っていた。静音の「家族」の問題に立ち入るにはあまりに無力な晋助だったがー。メンヘラ美少女との半同棲ラブコメディ第二弾開幕!
独身会社員の俺・新木吾朗は、清純派アイドル・桃花愛未の大ファンだ。彼女の熱愛疑惑の相手になって、グループを離れた“山元美依奈”としての再起に関わることになってーそして今、恋人になった。相手は多忙な芸能人。なかなか会えない日が続くけど、空き時間の家デートやドライブは大切な時間で。意外と嫉妬深くて負けず嫌いなところも俺だけが知る素顔だ。そんな幸せを実感する一方…「桃花愛未、いや、山元美依奈さんとどういうご関係なんですか」偶然知り合った美依奈の後輩アイドル・村雨華から、核心を突く問いを投げかけられ!?恋と芸能の狭間で揺れるふたりの行く末はー?
王国最強の暗殺魔術師・カイルは、覚えのない殺人容疑で辺境に左遷されてしまう。村の教会で温かく迎えてくれたのは、シスターの少女・ロゼリアだった。日常魔術も使えない落ちこぼれーそう自嘲する彼女だったが、実は世界を変えうる“魔力消失”の力を秘めていた!「聖女に、なりたくないですか?」自分を受け入れてくれた少女への恩返しとして、彼女を名実ともに“聖女”に仕立て上げる。新たな生きる道を見つけたカイルは、魔術を基礎から教え込み、その暗躍スキルで少女が存分に活躍できる舞台を整えていきー「大丈夫。もう本気を出してもいいんだよ」小さき聖女とその導き手の物語が始まる!
俺が引き当てた“宝くじの大当たり”について語らせてくれ。 その一・転校してきたギャルが、俺の隣の席になった その二・父親が再婚した結果、そのギャルが俺の義妹になった その三・義妹になったギャルは、俺が激推しする神絵師だった まさにチート級の大当たりだが、簡単にいかないのが人生だ。 彼女は絵を描くこと以外“なーんにもできない”ヤツでーー着替え、メイク、お風呂、添い寝、あらゆるお世話が俺の役目に!? でもそのお礼に俺のリクエストでイラストを描いてくれるって!? 神絵師でギャルな義妹と送る、世界で一番うらやましい同居ラブコメ開幕!
インタビュー姿が可愛すぎると瞬く間に話題になった美少女・ひなみ。 彼女が探している英雄の正体が、実は自分だとは名乗り出ないまま、涼は友達として少しずつ仲を深めていっていた。 そんなある日、他校と合同で行うことになった体育祭の準備中に突然「あの日のヒーローは自分だ」と名乗る男・草柳が現れる。 ひなみを守るのは自分じゃなくてもいい。 だが、彼女を騙して利用しようとする奴にヒーローの座は渡せない。 恩人の立場でひなみにグイグイ近づく草柳の卑劣な目的を知ってしまった涼は、彼女を守るために陰から行動を開始して……。 お人好しヒーローの学園ラブコメ、恋模様も熱い体育祭編スタート!
帝都へ戻ってきた人生やり直し中のジル。 ハディスとの婚礼準備も順調と思いきや、三公から「認めてほしければ『竜の花冠祭』を開催し民に竜妃を披露せよ」との条件が。 それには先帝の妃たちの協力が必要だが、彼女たちはジルを見くびり邪魔ばかり! そこでジルの執った後宮攻略作戦とは!? 「竜妃が皇妃にやられっぱなしでたまるか」 「頼りにしてる、僕のお嫁さん」 大好きな陛下のため、みんなまとめて認めさせてやる! 序章 第一章 竜帝夫婦の宣伝戦略 第二章 竜妃と皇妃 第三章 竜帝の空白地帯 第四章 後宮攻略戦 第五章 竜の花冠祭 終章
家族に虐げられ、身代わりに魔物がはびこる辺境へと送られたルアーナ。 無駄死になんて絶対嫌! と隠していた光魔法の使い手として自分を売り込み、やがて聖女として認められるように。 「俺が必ず、守ってやる」辺境伯家子息・ジークハルトのツンデレな優しさに、人の温かさを思い出して……。 そんな時、かつての家族と再会して!? 私の「家族」は辺境伯家だけです! 捨てられ令嬢が本当の幸せを掴む、下剋上ストーリー! プロローグ 第1章 辺境伯に自分を売る 第2章 ジークのお母様 第3章 家族に 第4章 三年後
「ねぇねぇオタク君」ひょんなことから仲良くなった金髪ギャル鳴海優愛が声をかけてくる。隠れオタクである小田倉浩一は、優愛からはオタク君と呼ばれることにちょっと喜びを感じていた。そんな気持ちを隠して「そ、それで用事は何かな?」と今日も優愛の悩み事を聞いてあげるのだ。ネイルアート、ヘアセット、メイクーーオタク趣味を生かして次々と優愛の願いを叶えてゆく。「出来るの!? オタク君マジ最高なんだけど!!!」ギャルの趣味を理解するオタク君の学園青春ラブコメディ原作小説登場!
ついに幼稚園に入園した峡部聖。独自のトレーニング法と父親からの教えによって陰陽師としてのスキルを磨き、将来のためのコネクションを作る日々を送っていた。ある日、生まれてから一度も会えずにいた祖母と面会することに。優しい祖母は孫たちを歓迎し、母親のルーツを話してくれた。陰から自分たちを支えてくれていたお礼に、聖がお守りを渡すことにする。そして夜。祖母の病室に妖怪の魔の手が忍び寄りーー! 誰よりも早く陰陽術を極め、スペシャリストの道を駆けあがれ! 友を助けるため、陰陽師として初仕事へ挑戦することになる第弐巻!!
15歳の少年エピクはひとりで活動するF級冒険者。 エピクの持つスキル『消滅』は、対象をなんでも消し去ってしまう最強スキルだが、魔物を倒すことはできても討伐証明できる素材が残らない。そのためエピクはスキルの詳細を隠して薬草採取クエストばかりを受注していた。 そんなある日、実力不足を理由にエピクは冒険者ギルドを追放されてしまう。自身の無能さを嘆くエピクだったが、路頭に迷う中で彼は薬草摘みの少女スェルと出会う。薬師協会長の娘だった彼女はエピクに一つの提案をしたーー。 「エピクさん、ここで一緒に働いてください!」 新しい環境で生活の基盤を整えたエピクは、自分のスキルと向き合うことを決意する。スキル『消滅』の応用術を身につけ、エピクの最強冒険者への物語が今始まる。 プロローグ 役立たずの最強スキル 一章 冒険者ギルドを出禁になる 二章 エピクの薬師協会での日々 三章 ギルド崩壊 四章 追いつめられたギルドマスター エピローグ 英雄になった少年 特別編 エピクの修行
モブ男を巡るライバル(?)の失恋フラグの登場をきっかけとした騒動で、またちょっぴり成長した死亡フラグちゃん。仲間たちとの賑やかな生活を過ごす中、今度はあからさまな罠に引っ掛かり、ショッピングモール併設の映画館に閉じ込められることになってしまう。そこに現れたのは、「仮想世界を破壊できる」と豪語し、神様を脅迫して意のままに操る“監督”を名乗る人物。目的も不明のまま、次々と映写室という名の仮想世界に送り込まれるハメになったフラグちゃんたちに、はたして逆転の勝機はあるのか!?そして、“監督”の正体は一体誰なのかー!?
異世界に転生したエドは六歳で前世の記憶を思い出す。しかし、エドが生活していたのはなんとスラム街だった! 彼の両親は行方知れずで、幼馴染のエルフ・ミーニャの家族と暮らしていたが、食事はほぼ豆だけの極貧生活。 まずは豆だけの食生活から脱却するため、エドは前世の知識を活かし、鑑定魔法で食べられる野草やキノコを採取しながら、ただの野草とみなされていたものをハーブティーとして売ったり、ノイチゴをジャムにしてだんだん食生活を改善させていく。 そんなエドとミーニャはもう一人の幼馴染で攻撃魔法が得意なラニアとともに、近くの森でゴブリンや一角ウサギを狩ったりしながら、異世界のスラム街でおいしいご飯と豊かな生活を目指していくのだがーー。 異世界のスラム街から、スローライフで成り上がる!? エドの自由な異世界ライフが始まる!
男子禁制のゲーム世界に、どんなルートでも破滅確定のお邪魔キャラとして転生してしまった俺、ヒイロ。 迫りくる死亡フラグを回避するには強くなるしかない。そんな必死の努力を重ねた影響か、エルフの姫ラピス、メイドのスノウ、妹のレイ、主人公キャラの桜など、ゲームのヒロインたちから好意を寄せられることに……。 このままでは「百合の間に挟まる男」認定されて抹殺されてしまう! やっぱり死ぬの? どうする俺!? さらに、俺というイレギュラーをめぐって彼女たちが争いはじめて……って、女の子同士が仲良くなる設定はどこいったんだよ。 百合の間に挟まる男は●ね!
ずっと劣等感を抱いていた。 勉強や運動はもちろん、料理や裁縫もいまいちで得意だと言えるものは何もなかったし、友達を作るのも苦手。 しかも、弟は俺と違って何でもできる優等生だ。 なんでもいいから人より上手くできて、誰からでもいいから特別だと認められたかった。 「俺の生きてる意味ってなんだよ! 誰か教えてくれよ」 それでもキミと一緒に見たあの日の花火は俺に『特別』を教えてくれた。 だから挑戦してみるよ、また一緒に花火を見たいから。 あの夏の体験は現実だったのかーー。 これは『特別』になることを諦めていた少年が大切なものを見つける不思議な夏の物語。
〈暴力〉に置き換わる〈道具〉として少女たちが戦う世界。 レインはハナの真実に心がついていけず、彼女とまっすぐに向き合うことができずにいた。 彼女の心とは無関係に、戦舞台で敗北した2人を『鉄の国』へ運ぶ心動車。 だが、彼女たちを乗せた車は突然止まり、1人の少女を降ろして再び動き出す。 「と、止まって……置いてかないで……」 ハナと離ればなれにされてしまったレインはひとり、悩みながらも〈道具〉として歌い、踊る。 一方、研修生としてレインと引き離されたハナにも笑顔の裏に知らなかった感情が芽生えーー。 紅く暗い『鉄の国』。 “彼女”が隣にいない世界で、キラキラを探す少女たちが紡ぐ絆と愛の物語。
ヒトと見た目がそっくりな人造人間〈フェシット〉。 その研究機関が運営する高校に入学させられた志賀見流人は、同じクラスに何故か義理の妹『りお』がいる事を発見する。 「なんでお前がここに!?」「あたし、〈フェシット〉だよ?」 なんと10年一緒にいた彼女は人造人間で、実験のため飛び級してきたらしい。 嘘だろ!? お前人工物なのに体は成長してないか!? しかも「このリモコンであたしのカラダ、メンテナンスして?」って倫理的にヤバい! 血も繋がらず人間でもない妹はやけに距離を詰めてくるし、高校生活どうなるの!? 慌てる俺はその時知らなかった。この世界で〈フェシット〉がどういう存在なのかをーー
自分たちの関係を受け入れてくれるコミュニティを大切にするーーそんな新たな価値観を知った悠太と沙季。 順風満帆かに思えた二人の関係だが、春休みを過ぎ、三年生になった彼らにはまた大きな変化が訪れる。 クラス替えにより同じ教室での生活が始まり、近づいてきた受験と未だ見えぬ将来設計に惑いーーそしていつの間にか、二人が家族になってから一年が経とうとしていた。 ここまでゆっくりと距離を近づけてきた二人は、近づきすぎてしまった自分たちの関係を見つめ直すために『すり合わせ』をするのだがーー? “兄妹”であり“恋人”でもある二人が理想の距離を模索する恋愛生活小説、第8弾。
【カンザキイオリ(『あの夏が飽和する。』)&斜線堂有紀(『恋に至る病』)&冬野夜空(『一瞬を生きる君を、僕は永遠に忘れない。』)解説を収録!】 〈三十の壁〉を私・幽鬼は乗り越えた。 失った手指も取り戻し、完全復帰。 続く目標としていた四十回目も乗り越え、順風満帆のプレイヤー生活を送っていた。 しかしーーそこに暗雲が立ち込める。 クリア回数三十超えの強豪が集う四十四回目のゲーム〈クラウディビーチ〉。 そこで見たものは、あの忌まわしき殺人鬼を彷彿とさせるばらばらに刻まれた遺体だった。 犯人を探すべく、絶海の孤島を駆け回るプレイヤーたち。 それを嘲笑うかのように増えていく犠牲者。 そして私が最後に対面したのは〈キャンドルウッズ〉にいた彼女の後継者だった。 ある時は制服の遊園地で。 またある時は水着のビーチで。 私たちは今日もーー死亡遊戯で飯を食う。