2010年11月発売
シェンナでの空中戦からしばらく。反政府勢力“レヴァンテ”のエースパイロット・ミリアムと、レヴァンテの雇われカメラマンになったマコトは、豪華客船でひとときの休暇を楽しんでいた。しかしその船に、マコトの婚約者・アンジェラが乗り込んでくる。マコトと親しげな美しい少女の登場に、当然ミリアムは平常心ではいられず……? 「アンジェラと申します。マコトさんがいつもお世話になっているようで……」 「ミリアムよ。こちらこそマコトがいてくれるおかげですごく助かってる」 夏の海、豪華客船を舞台に、マコトを巡る戦いが勃発!?
風邪をひいた空のお見舞いイベントで起こったハプニングにより、空の奴隷にされてしまった浩介。肩をもまされたり、オセロをやったり、さらには荷物持ちとして休日に二人で買い物に行くことになるが、当然そんなことを看過できる素敵たちではないわけで!? そんな折、医術部の面々は街で素敵のように白衣を着てメスを振りかざす女と遭遇する。彼女はかつてなく最悪な“耽溺症候群(フィリア・シンドローム)”に罹患していた。素敵は自らの《世界と乖離していく》疾患を押しての対決を覚悟するが!?
とある事情から親類の『倉須家』に引き取られることとなった僕。だけどそこは、血の繋がらない六人のきょうだい達が住むという妙な家だった。諧謔的な長男、おっとり&投げやりな長女、暴君の次女、スキンシップ過剰な三女、男か女かわからない三男、カメラを手放さない四女ーどうにも癖のある彼らの許で、僕は七人目のきょうだいとなる。ともあれ倉須賀次男としての新しい生活はどうにか順調だ。…次女のリリィが何故かやたらと僕にキツく当ってくる以外は。ちょっと風変わりな家族たちの織りなすハートウォーミング(?)ストーリー、開幕。
いつみの誕生日まで約1ヵ月! 朝井と唐沢はプレゼントをゲットするため、恋敵関係を一時解消して豪華アクセサリーが賞品の演劇コンクール出場を目指すことに。2人は演劇部に所属する天然で巨乳の七海先輩と、愛しのいつみを巻き込み演劇合宿に繰り出すのだが──。関係を怪しまれお互いに意識し合う2人は、あろうことか合宿の夜に同じ部屋で過ごすことになり!? 大好きなあの娘と、ちょっと気になる恋敵との不思議な関係を描くトライアングルラブコメ第2弾登場!!
今、そこは間違いなく、世界の中心だった。 御崎市全域を覆う巨大な封絶。中天に輪を描く、創造神の黒い蛇身。その背に降り立った、緋色の凱甲と黒い竜尾で装う少年── 創造神“祭礼の蛇”の代行体・坂井悠二。 彼は、正面で向き合う少女に笑いかけた。紅蓮の瞳と髪を靡かせる、天罰神の契約者たるフレイムヘイズに。 「悠二」 「シャナ」 二人は、それだけを言い、それだけを返す。フレイムヘイズ兵団は敗れ、“紅世の徒”らが勝利し、彼らの楽園 『無何有鏡』 の創造が始まろうとする中、相容れない二人は、互いのかける、次の言葉を待っていた。 少女の手には、身の丈ほどもある大太刀が握られ、少年の手には、片手持ちで幅広の大剣が握られる。 図らず、計らず、声が重なる。 「 「──決着を──」 」
巨大兵器オブジェクトが世界のバランスを支配し、物事の全てを決める。シンプルで安全で、クリーンな国際競争を行う場所。それが俺たちの 『戦場』 だ。こんな最前線から兵士が去っていく一番の理由は、負傷でも戦死でもなく、基地内における男女間の恋愛問題のこじれだったりする。 そう。今時、戦場で死ぬなんて流行らない。 ──はずだったのだが、 「 「クソッたれ!! どこのどの辺が安全でクリーンな戦場だちくしょう!!」 」 爆乳美人上官フローレイティアは、今日も今日とて、ごく自然に戦地留学生クウェンサーと貴族なのに下っ端軍人ヘイヴィアの二人をオブジェクトだらけの戦場に放り込んでいた。 相変わらずな二人の敵は、以前出会った「おほほ」と笑うあのエリート女と、そいつが駆るオブジェクト。ヤバそうな予感バリバリで、しかもなぜか我らがお姫様の機嫌も悪く……これが恋愛問題のこじれってやつなのか?
「お、おまたせっ」 顔を上げると、照れくさそうな微笑みを浮かべている……俺の彼女がそこにいた。俺の愛しい恋人である彼女の名前は、高坂桐乃。 「あんたのこと……“京介”って、呼ぶから」 「だって、その方が……恋人っぽいじゃん?」 めちゃくちゃ仲の悪い兄妹だったはずの俺たちが、こんなただならぬ関係になっちまうなんて…………まるで悪夢だ。 夏休みに入ってからというもの、俺の周りでは恋の話題が尽きやしない。「待て……殺さないでくれ……」 あやせの家にお呼ばれして、楽しい一時を過ごしたり。 「──妹に彼氏ができたかもしれない」 「実姉モノのエロゲーが姉さんに発見されてしまいました」 「責任を取ってもらいますわ、京介さん」 友達から人生相談(?)をされたり。 そして一年ぶりの 『あのイベント』 も── シリーズ最大の山場到来!? 人気作第7弾!!
全知の天に運命を委ねる国ヴィオン。占により下町に捨てられ、呪いの言葉を吐いて生きる姫がいた。星と神の巡りにおいて少女は城に呼び戻され、隣国に嫁げと強いられる。唯一の武器である声を奪われて。星の石ひとつ抱き、絶望とともに少女は向かう。魔物のはびこる夜の森、そのほど近くの聖剣の国レッドアークに。少女を迎えたのは、夜の王に祝福を受けた、異形の手足を持つ王子だった。第13回電撃小説大賞〈大賞〉受賞作 『ミミズクと夜の王』 の続編登場。
唐突に現われた天真爛漫中学生・ひみこに、月と真一は官能小説と男装の 『事情(ひめごと)』 を知られてしまう。しかしひみこは自らも 「えっちな同人誌」 を描いていることをカミングアウト。秘密をばらすことよりもむしろ真一と月がこっそりしていた 『体験取材』 に興味津々! 二人にえっちなことを実演してみせるよう頼んできて── さらにそれだけに留まらず、藍川が真一に抱いている想いを知るやいなや、どんどん悪ノリがエスカレートしていき……!? 絶好調のギリギリひめごとラブコメディ、シリーズ第2弾!
転校初日、目の前にイチゴ畑が広がった──。正確に言えば、イチゴ畑ではなく、スカートが盛大にめくれて、イチゴ模様のパンツが丸見えになっていた。 なんの前触れもなく見事にすっ転んだその子の名前は百瀬透香。彼女は服が徐々に透けていく呪いに悩まされていた。 「僕は君の秘密を知っている。君が休み時間ごとに何をしていたのか。君、今朝はイチゴパンツだったのに、今は水玉のパンツだろ?」 まさか初対面がこんな形になるとは思ってなかったけど……今回の僕のターゲット、透香を確認した──。
ありえない奇策の連続で、まさかの勝利をもぎ取った晴凛たち。すぐ消える弱小反乱軍のはずが、北域を席巻する大勢力へと変貌をとげていく。近隣の太守たちも、侘瑠徒の王と言われる晴凛に興味津々となる。だが、北域に名を轟かす晴凛はというと。ミーネとシャールに迫られて右往左往していた。どっちが嫁か争いに翻弄されている姿には、相変わらず王の威厳はないようで。そして、ついに県都延声を落とす日がやってくる。勝てば、名実ともに北域の覇者となるのだが!?大人気シリーズ、第6弾。
時は平安。幼い頃から不思議なものが見え、しかも好かれるという厄介な体質の少年・道冬は、陰陽師を目指して京の都にやってきた。ところが用意していた家は荒れ果てていて、その上付喪神や幽霊が出没するという、いわくつきの物件!従者の行近も困惑顔だ。さらに陰陽寮では安倍晴明の息子・吉昌に妙に気に入られ、他の陰陽師見習いたちから嫉妬されてしまいー。
いま、ひとつの世が終わりを告げ、新たな世が産声を上げようとしていたー。友であり、好敵手であったふくろうを倒した新之助。ふくろうが命を賭けてまで呪い、この国への侵入を阻止しようとした最強最悪の存在と、新之助との運命の邂逅は、刻一刻と近づいていた。あやかしの存在を拒絶し、人の心を吸い取り、染め尽くす『神の子』とは何者なのか?ましろ、くろえ、新之助たちの最後の闘いが始まり、彼らの旅路は出会いの地、故郷の山手藩で幕を引く。第3回小学館ライトノベル大賞ガガガ大賞受賞作、圧巻のシリーズ完結。
襲いかかる美少女たちに読経で挑む兄!? 明日太の妹・今日子は、明日太を「兄っち」と呼んでメチャクチャ甘えてくる。風呂上りにもバスタオル1枚で「見てみる?」とわざわざ目の前にやってくる。子供みたいないたずらをして何かとひっつこうとしてくる妹の今日子にほとほと困り果てる明日太の毎日。そんな明日太にとっての唯一の安らぎは、仏像マニアの友達同士で写経している時間だった……。 そんな今日子のラブラブ攻撃で精神をすり減らす明日太のもとに、さらに「妹の親友」を自称する凛世という美少女が現れ、脈略もなく「つきあってください」と唐突に言い出し、明日太を強引に誘惑! 誘惑というか傘で襲いかかってくる! 女子に免疫の無い明日太は写経を唱えながらなんとか乗り越えようと挑むが……。一体、明日太の身に何が起こったというのか? 女子免疫ゼロ男子に突然、妹目当ての美少女たちが続々急接近。だが小生意気な妹は兄が大好きで甘えまくりで……恋の波乱が増幅する! 「ぷいぷい!」「獣医ドリトル」で知られる夏緑先生、ガガガ文庫初登場。 ハイテンション学園ラブコメ!
新頭取、爆誕! そして中国進出!? 殺すか殺されるかの死闘を経て、日本右翼の巨頭・海胴総次郎になぜか気に入られてしまった莉音と俺。その不可解なツンデレぶりにはふりまわされるばかりだが、一難去ってまた一難。 リテール部門における利率の高い定期預金と、中小企業への無担保融資とを特徴とするビジネスモデルをもつ、日本商業銀行を買収した俺たち革命部。だが破綻寸前の経営状態にあったその銀行の頭取は、なんと後継者を勝手に指名し、株式を譲渡して消えてしまったーー。想定されうる限りで最悪の人間を新頭取に据え、そのやりたい放題の暴走を横目に見ながらも、俺たちは銀行の経営状態を改善させるべく、高いリスクを承知で利益を上げるために銀行の投資銀行化を画策する。銀行に巣くっていたタチの悪い連中との丁々発止の交渉を進めながら、だ……。 そして革命部はついに世界進出の一環として、自ら開発した画期的なファイナンスのスキームを用いて、中国全土での衣料事業を展開させる・・・のだが。 チャイナリスクを乗りこえて、俺たちはさらなる拡大を遂げることができるだろうか? 世界最大スケールに向かってぶっ飛ばす、まったく新しい起業ライトノベル第5弾!