2011年発売
「高村クンが望むなら、わたくし、どんなことだってしてあげますわよ」 そんな会長の告白を皮切りに、これまで僕を守ってきてくれた女の子たちから一気に言い寄られてしまいました。突然のモテ期到来にどうしていいかわからず悩んでいる中、吸血鬼となった治水村の人々を人間に戻すため、ついに神父が村に帰ってきました。長年待ち続けた福音の到来に歓喜する村の人々。そして待望の瞬間が訪れて……。 シリーズ完結! 治水村の運命は!? そして直樹を巡る少女たちの想いは!?
七つの宮都市が割拠する東和の地は、時代の変革期にあった。 争う理由を探し出し、異なる未来図に戦いを仕掛ける一宮、二宮の大連合軍。双子都市に向けられた中央の大軍に、各地方都市の寄せ集め軍は結束を示す。動乱の最中で、各都市が掲げる平和の巫女姫達は、それぞれの意志を語る。定まらぬ世界のかたち、幾重にも交差する姫影、夏草が匂い立つ季節の中で、複雑に混じり合うのは東和の模様。そして、一番小さな最後の姫、東和七宮空澄姫が見る世界と人々、その眼差しと笑顔のための物語。第六章開幕。 ※【電子特別版】として過去「電撃hp SPECIAL 2004 SPRING」に掲載された『七姫物語 挿話 向日葵の光景』と「電撃hp SPECIAL 2004 AUTUMN」に掲載された『七姫物語 東和紀行 晩夏、そして早風』を収録しております。
数年前まで女子校だった高校に転入した少年、岸嶺健吾。周囲が女子ばかりというハーレム環境にもかかわらず、人づきあいの苦手な彼は、唯一の趣味である読書に没頭し、静かに暮らしていた。しかし、いままで無縁だった部活動に参加することになり、彼の高校生活は波乱万丈なものへと変わっていく…。彼が入部したのは、現代遊戯部ーつまりはゲーム部。美人生徒会長や変態教師という心強い(!?)仲間に支えられ、岸嶺は思わぬ才能を発揮するのだった。平凡だった一人の少年の、刺激的なゲーマー人生が、いま幕を開ける。
アイドルデビューをきっかけに、海上都市ニライカナイの高校・鳴谷鶯(めいこくうぐいす)に転入したアイザワ・モモは、なんとハセガワ・オリンと同じクラスに! 仲良くしようと擦り寄るモモと、突っぱねるオリン。噛み合わない二人だったが ──。 『さて今回は、アイザワ・モモとハセガワ・オリンの新人コンビvsユウゼンジ・アレコ&ナギコ姉妹のツインズヒールで送るタッグマッチナイト! 息ぴったりの双子を相手に、今注目の二人はどのような戦いを繰り広げるのでしょうか!? 二つの嵐がしのぎを削る、波乱の一戦がついに開幕!!』
その夏、死を恐れる新聞記者は殺人鬼と出会いー死にたがりの少年は、不死者と出会った。1932年、NYの街を恐怖に陥れていたのは、『アイスピック・トンプソン』という奇妙な事件だった。『アイスピック・トンプソン』が現れるのは決まって雨の日。アイスピックを凶器に何度も何度も突き刺され、雨が血を流していくー。DD新聞社をはじめ、連続殺人鬼の記事や話題で持ちきりな中、警察はグラハム・スペクターという不良少年に疑いをかける。一方、NYを訪れていたエルマーも殺人鬼にあたりを付け始め、グラハムと出会うことに。そして、自分の関係者が殺されていくガンドールたちも、徐々に事件の中心へと近づいていき…。
神社にまつわる恋愛成就のおまじないの噂。その神社に課外活動で訪れた生徒たち。その中に玖流緋澄と識読美古都はいた。学年で双璧をなす秀才、才媛の二人だが、顔を合わせば皮肉の応酬となる間柄。おまじないとは無縁の二人だった。神社に訪れたほかの生徒たちは奇妙な顔ぶれだった。おまじないを信じ、互いを意識する生徒たち。だが、そんな浮ついた空気は一変する。他愛のない恋愛成就のそれが、次々と死をもたらしていく。それは呪い、それともー。謎に迫ろうとする緋澄と美古都の二人が知る真実とは!?-。
魔王退治の旅を続ける魔法少女のアンジュたち一行は、銀竜ユランの手掛かりとトモエの出生の謎を解くべく、マオの空中遺跡へ。そこで彼女たちを待ち受けていたのは、トモエと同じ顔をした殺戮妖精ヒナギクだった。 ヒナギクが語るトモエの出生に秘められた悲惨な事実とは。そして、アンジュたちにつきまとう、『恒久平和の実現者』 ソーマとの戦いの結末は。さらに、思いもかけない出来事が、アンジュたちの目の前で起こり……!? 可愛げのない魔法少女とヘタレ勇者が繰り広げる新感覚ファンタジー第4弾!!
あの事件から数ヶ月。文化祭のクラス劇で、雪名はヒロイン役に抜擢された。俺には少しずつ心を開いているものの、ずっと孤独に生きてきた彼女はなかなかクラスに馴染めずにいる。 そんな時、俺は再び“歪んだ無次元数(スカラー)”を見ることになる。連なる赤い数値の鎖で繋がれた、奇妙な人間たち──。 平和になったはずの東京に再び現れた、“集合”の災厄の数(アルヘトス)。“無限の力”をも喰らおうとする、雪名の天敵。新たな戦いに身を投じる雪名に、俺は何ができるのか。 “数”の異能力アクション、第2弾開幕!!
知らぬ間に学年のトップ3美少女に数えられているほどの美貌(?)の持ち主、文野ハルは、ある朝、校舎でウサギの人形を拾う。それはハルが幼い頃に出会った『月ウサギの君』との思い出の品。この学校に想い人がいるかもしれないと知ったハルだが、そんな中、クラスメイトの砂原さんに弱みを握られ、何故か彼女の“仕事”を手伝うことになってしまう。歌に憑いた穢れを祓う“歌祓の巫女”っていったい何?しかもハルの“可愛さ”に関わる知りたくない秘密まで知っちゃってー!?ドキドキ“未体験”ラブコメ登場。
長門が寝込んでいるだと? 原因は宇宙人別バージョンの女らしいが、どうやらSOS団もどきのあの連中は俺に敵認定されたいらしい。やれやれ、勘違いされているようだが、俺もいい加減頭に来ているんだぜ?
ハルヒによるSOS団入団試験を突破する一年生がいたとは驚きだが、雑用係を押しつける相手ができたのは喜ばしいことこの上ないね。なのに、あの出会い以来、佐々木が現れないことが妙にひっかるのはなぜなんだ?
級友たちを襲う死者の群れ……ほくそ笑む僕 「最悪の学校、どうしようもない社会。ゾンビが現れてぶっ壊してくれればいいのに」 現実を呪い、ゾンビ映画を観ることだけが生き甲斐のネクラ高校生・丈二。 しかし、臨海学校で訪れたとある島で、丈二たちは本物のゾンビパニックに遭遇することになる。 ゾンビ映画マニアの知識とハッタリで、クラスメイトを救い皆から頼りにされることになった丈二はヒーロー気分に酔いしれるが、逃げ込んだショッピングモールで、とんでもない光景に出くわす。 それは、ゾンビパニックに乗じて生徒たちを奴隷化し君臨した「女王」が支配する、とんでもないコミュニティだったーー。 『ほうかごのロケッティア School escape velocity』でロケットと青春を描いた大樹連司が、今作ではゾンビとルサンチマン・ヒーローの組み合わせで青春の暗部を抉り出す。 イラストは本作でライトノベル初挑戦となるsaitom。
二年目は、夏イベント満喫☆四コマ小説。 「あの、僕……。正部員だったんですか?」(by京夜) 「そだな」(by真央) カンカンな太陽と、清涼なこかげ。いつの間にか正部員になっていたらしい僕、四ノ宮京夜(しのみや・きょうや)が過ごすのは、個性的な五人の彼女たちとの、ゆるふわな時間。二年目の梅雨、そして夏は、すこし部室を離れて……。 「ケーキの日」以外も、ちょこちょこ部室にやってきて、ゴロゴロしていくように なったタマ。一年生で見習い部員の彼女と同格と思われていた二年生の京夜は、どうやら正部員になっていたようで一安心。しかし、人と人と関係性は、身分で決まるわけではないのであった……。 京夜の妹・霞(かすみ)、天使三姉妹の末の妹・聖羅(せいら)、綺羅々(きらら)の妹・ジェラルディンたち「シスターズ」も、夏休みにあわせて出番、増えてます。 第二期も絶好調! ゆるふわ☆四コマ小説。 ショートストーリー36話収録&イラスト盛りだくさん!
待望、完全新作描き下ろし長編の続編! 最強最悪の快楽殺人者たちがエリダナに集う。 そこで現在繰り広げられているのは、一切の「人間的感情」とは無縁の純粋な殺人ゲーム。誰が誰を殺すのか、誰が誰に殺されるのか、誰が誰と組んで殺すのか!? 大事なことは「どれだけ殺せるか」だけなのだ。その数が多いほど「勝利」に近づける。しかし、その殺戮と破壊の後には一体何が? 目的の見えない大混乱の嵐の中、ガユスは激しく動揺する。さらに、最強の使徒・アンヘリオはパンハイマの娘・ペトレリカを誘拐、暴虐の限りをつくし、圧倒的な戦力で「祝祭」の中心へと踊り出る。かつてないほどの恐ろしく、凶悪な咒式の前にガユスとギギナ、そしてパンハイマも、攻撃のすべを失ってゆく。一方、使徒補足のため、エリダナに滞在する特別捜査官たちにも、謎めいた秘密があり…!?
おっぱい……じゃなかった。ネネさんという巨乳女子の元で同人誌作りを手伝った俺は、年末、コミケへ行くことに。人でごったがえす会場でぶつかったのは「ごめんなさい!」と謝り続けるロリロリな少女リリスでーー?