2014年1月発売
軍令本部長であるシャルロッテの命令でゼムン行きの準備を進めていたマヒロ。しかし、帝国のヘリオト家がヴェロニカ商工同盟へ宣戦布告したことで新たな命令が下される。それは、「ヴェロニカ七領を全て陥としてくること」だった!一方同じころリーゼル、シーナ、パリエルの3人はそれぞれの目指すもののためにヴェロニカで集結していた。再び相まみえるかつての旅の仲間たち。命令を遂行するためにマヒロのとった手段とは!?
カシュー王に「アラニア王になれ」と焚きつけられたパーンは、王の資質について悩みながら混乱の極みにあるロードス南部に向かう。そして戦乱の渦中にある三つの王国で王たちの戦いを目の当たりにする!
ハイランド国王は「人間と妖精は対等である」と誓約することを決める。しかし公にする条件は、シャルが「最初の銀砂糖」を持ち帰る事だった。人間と妖精の、自らの運命を賭けた戦いがはじまる!!
「-あなたは、だぁれ?」隠処に囚われていた咲夜は、死んだと思われていた自分の生みの母親、マリア・クリスティナと偶然再会する。しかし、彼女は咲夜に関する一切の記憶を失っていた!悲嘆にくれる咲夜は、クライスの創始者の元へ連れて行かれるが、そこでクライスに隠された衝撃的な事実を知ってしまい!?咲夜を巡る数奇な運命、血族の因縁がついに決着!吸血鬼伝説、感動の完結巻!!
料理好きの女子高生・茉莉がうたた寝から覚めると、そこは西洋風異世界で、隣には見知らぬ男が熟睡していた。大絶叫したとたん、不審者としてあわや処刑されかかる茉莉。なんと寝ていたのは本物の「王子様」!側近たちから疑われまくる茉莉だが、重度の不眠症に悩んでいたというレーガン(王子)様は、「-帰るまでの間、俺と寝ろ」と“抱き枕”扱いしてきて!?ネット掲載時に話題を呼んだ異世界トリップの傑作、登場!
きっと帰る、あのウサギを抱きしめるためにー帝国に騒乱を引き起こした罪の対価として、アズィール皇帝が求めたのはなんとシリスの左腕。次々に仕掛けられる皇帝の罠。その連鎖を断ち切るために、シエラへの想いを胸に秘めながら皇帝の許で突破の糸口を探るスメラギ。誰も切り捨てたくない、絶対にあきらめない。大切なものを守るために、王女シエラが下した光の決断とは!?“帝位継承編”完結!そして物語は最高潮に!!
弓の道、剣の道と交わる茶の道って、何ーー? 曲者ぞろいの茶人たちに翻弄されつつ成長する 弱小家元Jr.の奮闘を痛快に描いた 大傑作青春エンタテイメント、第2弾! 弓道、剣道、茶道を伝える坂東巴流の家元Jr.友衛遊馬、19歳。 弱小流派を継ぐのを厭って家出中の身ながら、ようやく茶の湯に目覚めたーー かと思いきや、なぜか比叡山の〈天鏡院〉で修行中? 一方、弟行馬を巻き込んだ宗家巴流の跡継騒動や、 お目付け役カンナの結婚話にも、新たな展開が……。 めっぽう面白くてじんわり泣ける大傑作青春娯楽小説、待望の第二弾! 〈解説・大島真寿美〉 松村栄子(まつむら・えいこ) 1961年静岡県生まれ。筑波大学第二学群比較文化学類卒業。 90年『僕はかぐや姫』で海燕新人文学賞を、92年『至高聖所(アバトーン)』で芥川賞を受賞。 著書に、『雨にもまけず粗茶一服』(ポプラ文庫ピュアフル)、『ひよっこ茶人、茶会へまいる。』(朝日文庫)、 『京都で読む徒然草』(京都新聞出版センター)などがある。 共著『明日町こんぺいとう商店街』(ポプラ文庫)には、本シリーズのスピンアウト短編を収録。 京都市在住。
北の都札幌、虚弱体質の中学生音斗を助けるために隠れ里からやってきた、音斗の遠縁の吸血鬼たちは、商店街のはずれに深夜営業のパフェ屋をオープン。彼らとそこに住み始めた音斗は、学校で初めて友だちができた。その友だちが公園でひと目惚れした人魚姫みたいな女性と、学校のプールに夜、人魚が出るという噂は、関係がある…?「パフェバーマジックアワー」で生まれた小さな恋を描いたサイドストーリー収録。ユニークハートフルシリーズ第二弾!
とある出逢いをきっかけに、魔法使いになった七瀬武は、弟の月光との激闘の末、彼と共に二つの世界から消失した。彼らの行方を知るものは誰もおらず、死亡したとされている。一方、武の幼なじみ・五十島くるみも大怪我を負ったまま、行方知らずとなっていた。そんな状況において、相羽六だけは彼らの無事を信じていたが、ウィザードブレスの特魔機関から執拗な取り調べを受け、心身共に疲弊していた。暗雲立ちこめる中、とある場所で武は目を醒ます。そこは魔法使いが暮らす、崩壊していない世界。武が降り立った地は、天国か、地獄か。運命を嗤う闘いが今、幕を開けるー。これは、別れた世界に生きる少年少女の運命…現代・本格魔法アクション第七弾!
“終末の厄災”より千年ー悪魔と魔法と失伝機械群が支配する大陸ファラディース。少年ソーマは、美しき少女悪魔メルヴィーユと契約し、共に世界を旅している。悪魔を召喚し、故郷を滅ぼした実の兄を探して。旅の途中、ソーマの兄の手掛かりを得るため、二人は高名な悪魔学者が住む街デルナに立ち寄る。異国のメイドと、父のような悪魔学者との出会い。そこで二人は、街を揺るがす大事件に巻きこまれてしまう。悪魔憑きの少年ソーマと、少女悪魔メル。その旅が“世界の命運”を握ることを、二人はまだ知らないー!
平和なラミトニア王国に、恐るべき魔王軍が突然襲来、お姫様をさらっていってしまった!この国を統べる王様(とっても可愛らしいキュートな女の子:本人談)は、魔王討伐のため『でんせつのゆうしゃ』探しを始める!王様の厳正な審査(ノリと気分)で選ばれたのはーお城の見習い兵士!?王様と兵士は、僧侶と魔法使いを誘い、いざ旅立つ!…でも、もちろん勇者じゃないのでピンチの連続!
雉子野中学で密かに噂となっているおまじないがあった。呪いたい相手の名前を書いた紙と硝子玉を一緒に桜の木の下に埋めておくと『硝子玉の魔女』がそいつを不幸にしてくれる、というものだ。噂を知った水奈たちはそこに『魔女』の影を見、調査を決意する。一方、それから遡ること半年前ー鍛冶目山市の中央にある関総合病院に、幼い少女が入院していた。彼女は『自分の病気を硝子玉に込めて木の下に埋める』という他愛ない願掛けをしていて…。ささやかな願いが呼ぶ、穏やかでない呪い。奇跡を願う心と奇跡に頼る罪とが絡まり合って、やがて災禍を招く。その先にあるものは、果たしてー。
僕は高校生にして電撃文庫で作家デビューを果たした。執筆のため1年間休学した後、転入した高校で出会った彼女・似鳥絵里は新人声優でー僕の作品のアニメの出演者だった。僕らは、学園内で自分の仕事を秘密にしているけれど、似鳥はクラスの人気者、僕は一人ぼっち…。そんな僕らが会話を交わす唯一のチャンスは毎週木曜日、アニメのアフレコに向かう特急列車で、隣の席に乗り合わせるときだけー。よりよい演技のためにと、彼女からの作家業についての質問に答えていくうちにーどうしてこうなった?これは、僕が、やがて意識を失うまでの、走馬燈のような、お話。
冬っていえば、イベントづくしの楽しい季節だよな。寒いことさえのぞけば、一年で一番楽しい時期かもしれない。俺ー佐東もそうだったよ。ただしそれは去年までだけどな!わかるか?イベントがいっぱいあるってことはつまり“魔王”こと竜ヶ峯桜子が、あの回りくどい人類殱滅作戦のきっかけを思いつくタイミングが多くなるってことだ。クリスマス、正月、あげくはバレンタインと、あいつが悪乗りして“勇者”であり幼なじみの光ヶ丘翼の介入を呼び、学校や町のみなさんを巻き込んで大混乱に、なんてことはもう予想できすぎて困る!高校1年の最後を飾る冬だから、なんとか無事に過ごしたいところだけど、そうも行かないんだろうなぁ、やっぱ…。
世界の男子が99%死滅した世界で、生き残った希少な男子・久我原湊は調子に乗っていた。「ねんがんのモテモテがくえんせいかつをてにいれたぞ!」ばりに完全に調子に乗りまくっていた。血の繋がらない義理の妹である有栖のことが気になりつつも、毎日嵐のようにやってくる学園の美少女たちのアプローチに2日間で12人の女子とのデートを計画する湊だったが、恐怖のドS生徒会長の提案で8倍増し・地獄の96人連続デートをすることに…。しかも、有栖の監視&罰ゲーム付きでモテモテ王国滅亡の危機!?果たして、美少女大集合のデート天国になるのか、それとも…!?男子なら憧れる学園ハーレム第2弾!!
巨人スルトが起こそうとしているラグナロクを阻止しようと、世界樹へと乗り込んだロストたち。彼らは、アールヴ族の生き残りが住むという国に向かうことに。だが、そこで一行を待っていたのは、復讐に取り憑かれたアヴィだった。アヴィは、凶悪な神具「ミーミルの首」の力を利用し、巨人スルトへの復讐を果たしたとロストたちに告げるのだが、彼の傍らには謎のアールヴ族の少年と敵であるはずの巨人族が付き従っていて…。悲しき復讐の果てに、世界を変える禁断の力「レーギャルンの箱」を求め暴走するアヴィ、仲間との出会いにより復讐心を捨てたロスト。それぞれの想いが交錯し、最後の戦いが今ここに始まるー。
“非公認魔法少女”-それは使命を果たしたあともなお闘い続ける少女たち。高校生・牧瀬琢磨の彼女、美守ほのかは、かつて伝説と謳われ、任期後も傭兵として戦う“非公認魔法少女”だった。ある日、彼女は自分を訪ねてきたかつてのパートナー、ミケルから「三億円と引き換えに、闇に堕ちた魔法界を救う」という依頼を打診される。そしてほのかと琢磨が知ったのは、ほのかに力を与えた“星”の魔法界の女王が悪に堕ち、さらには現役の公認魔法少女たちまでもが根こそぎ悪に堕ちたという絶望的な状況で…終わり損ねた魔法少女たちの、血で血を洗う戦いが始まる。
恵奈の親友、里弥は、天才魔女ダイアナの弟子となり、急速にその力を伸ばしていく。そんな里弥の元に、二人の魔女が現れた。彼女たちは新ヘロデア派の使い。近々復活すると予言されている魔女の主オリエンテ婦人を見つけるためだけに、いくつもの町を滅ぼしている、狂気の魔女集団。親友さくらの事も、新ヘロデア派が原因だった。友の仇を討ち、町と家族と恵奈を守るため、戦いに身を投じる里弥。彼女にはダイアナという無敵の師が付いていて、歴戦の狼も味方になった。みんなと一緒なら、悪い魔女なんかに負けはしない。必ず平和な日々を取り戻せる。里弥は、純粋にそう信じていた。この先待ち受ける運命など、彼女は何も知らなかった…。佐藤ケイが贈る壮大な魔女奇譚、中巻!
世界の調和を保ち、力と平和の象徴とされる7本の聖剣とその使い手『剣聖』。家族を皆殺しにされた過去を持つ傭兵レベンスは、仇を探すあてなき旅の途中、その『剣聖』の一人の警護を請け負った。しかしある夜、彼らの前に小柄な少女が現れる。白銀の髪をなびかせ、その背丈にそぐわぬ大剣を操る彼女はレベンスをあっさりと退け、それ以上の腕を誇る剣聖をも討ち取り『聖剣』を強奪した。剣を交えた際、一瞬かいま見えた“映像”に家族の仇の姿を見たレベンスは、その白銀の髪を持つ少女を追うがー!?一夜にして“世界の敵”となった少女と、復讐に生きる傭兵が織り成す、剣の絆の物語。