2014年6月10日発売
「頭が高い! 我こそが真の将棋神、女王である!」 中学校将棋団体戦の東日本代表の座を勝ち取った歩の前に、最も偉大な駒、王の駒娘が現れる。来るべき決勝大会に向け、歩を鍛えてくれるという。そのスパルタンな指導を受け、さらに棋力をあげていく歩。一方では桂香と息抜きのお出かけをして、少しづつ距離を縮めていく。 そして迎えるは中学校将棋団体戦の決勝大会。桂香の中学時代最後の大会。最強の中学生を相手に、歩たちの白熱の戦いがはじまる!
水木しげ子さん。人形のようにあまりにも完璧に美しく、けれど心の底から怖ろしい、ほぼ妖怪のような女の子──そして、僕と死の運命で結ばれた女の子。 殺し合う者たちを結ぶ「赤い糸」を見る少年、楠見朝生の前には、糸に導かれた死の運命が次々と訪れる。親しい人たちを狂気の牙が襲い、世界を悪意の底へと突き落とすための罠が目覚めるとき、朝生に突きつけられる「選択」とは──。 ただ一度の〈20回記念特別賞〉受賞作、待望の続編が登場! 物語はさらに愛しく狂える結末へと転がり落ち、そして。
東京・羽田に降臨した、ドリームキャストとセガサターンの女神である夢実とほたる。二人は現代日本のゲーム事情を調べるため、勇雄の通う高校へと転入することになる。帰国子女の双子の姉妹という設定で学園生活を満喫していた二人だったが、ある日突然、徒会長に呼び出されてしまい……。 「電撃文庫MAGAZINE」に掲載された短編に書き下ろしを加えた、セガ公認のハードなガールズ・ストーリー第二弾! 部活や運動会を舞台に熱い(?)バトル勃発!
夕日が落ちていく放課後。誰もいなくなった教室で、一人たたずむ神崎早苗には誰かが訪れる“未来”が視えていた。 「だってあなたは世界に絶望してるもの」 早苗は訪問者に優しく語りかける。 その訪問者である三島洋平の目には、“生命”が視えていた。だからこそ身近に感じる『死』に脅えているのだと…… 「お前は絶望しないのか?」 洋平は早苗に戸惑いながら問いかけた。 こうして特別な“視える力”を持った二人は出会い、そしてーー
強制的にラップバトル空間に引きずり込み、敗者を支配する魔道具「サタニックマイク」を手に入れた真一。 契約者の美少女悪魔・マミラダは相変わらず真一につきまとい、迷惑をかけ続ける毎日。そんななか、真一のかつての友人・朝比奈緋奈が転校生として真一の前に現れる。 なんと彼女も悪魔と契約し、新たなるサタニックマイクを所持していたのだ。ヒップホップ研究部にMCバトルを挑み、あらたなる部長として君臨する緋奈だったが……。ラップでポップなマイクバトル、第二弾ちぇけらっ!!
日本の沖合から遠く離れた≪学園≫。そこでは、“煉気”と呼ばれる異能力をもった子供たちが集められていた。この学園に入学することになった岩代零が、真紅のドレスを身に纏う学園の超問題児・新宮百華に触れた瞬間、[共振錯覚]によってお互いの思念が映像として流れ込み、恥ずかしい秘密を共有することに。 傍若無人な百華に振り回される毎日の中で、少しずつ心を通わせていく二人。そして、零は学園の真実と襲来する“蛇”の謎、さらには百華が≪叛逆少女≫と呼ばれる秘密に迫っていく──。