2015年発売
日暮旅人の名でマスコミに送られた爆破予告。旅人を陥れようとする美しき犯人・美月の目的とは。すべての謎が繋がり、そしてついに審判の時を迎える。探偵・日暮旅人の『愛』を探す物語、セカンドシーズン堂々完結!
大手出版社『仙葉書房』の中堅文芸編集者・真壁のもとに、一通の手紙が舞い込んだ。それは死んだ作家からの『遅れてきた遺言』。「真壁、俺の本を親父に届けてくれ」。マイナーな日本小説を海外に羽ばたかせるには?
「そこにメール送ると、友達の本音を教えてくれるんだって」。秀才の大地、お調子者の学、そしてボーイッシュな翼は、気の合う三人組。だけど、翼の本音がメールで届いたことで、3人の関係は変わっていきーー。
瀬戸内海に浮かぶ小さな島に建つ、茅埜辺市立博物館。本土から見る光景は、まるで海に浮かんでいるかのよう。その博物館で働く個性豊かな学芸員たちに囲まれ、新人女子・若菜は悪戦苦闘しながら成長していくーー。
仙台駅から列車に揺られて数十分の北岡駅。この無人駅の駅舎内には、ひっそりとショコラ専門店が開いている。味も見た目も絶品のショコラを作り出す、この店のショコラティエには、とんでもない秘密があった……。
悩みを持つ女子大生・綱島響子が調査依頼に訪れたのは、『探偵事務所ANSWER』。「異常・怪奇・不可解請け負いマス」と謳う探偵社の所長・明石屋は響子のことを「お前は当たりだ」と言う。その意味とは……。
「このライトノベルがすごい!2023」(宝島社刊) 単行本・ノベルズ部門第1位!殿堂入り! シリーズ累計800万部突破!(電子書籍を含む)
天才青年の暴言は世界一甘い口説き文句!? 新米王宮呪い師になったエレインを待っていたのは、天才・変人・無表情で有名な青年ラキスヴァデリの補佐という任務。性格は最悪だけれど呪い師としては超一流のラキス。出世のためにエレインはラキスの世話係として奮闘するが、いつか彼を踏み台にしようと決意している。けれどもラキスは「僕を追い抜くなんて絶対無理だよ。エレインは抜けていて、かわいいね」と暴言気味の言葉を吐きながら、頭を撫でてきたり抱き上げてきたりと、エレインの感情を逆なでしてくる。「やっぱりラキスなんか大嫌いだ」と思うエレインだったが、なぜか最近、彼の言葉が甘い口説き文句に聞こえて動揺するように…。 そんな頃、王宮に謎の蛇が出没、人々を襲いはじめる。蛇にかまれた者は「愛する人の記憶」を失う呪詛にかかってしまうらしい。エレインは勝手な行動をするラキスに反発、自分ひとりで事件を探ろうとするが!? 傍迷惑なほどピュアなふたりの、すれ違いラブロマンス!
格闘家少女ララナの案内で、武闘大会にやってきた鋼たち。はじめは参加に乗り気でなかった鋼だが、会場で見たある衝撃的な光景をきっかけに、大会を勝ち抜く決意を固める。そんな彼の前に立ち塞がるのは、優勝候補の魔法使い、歴戦の格闘家、謎の炎術師、そして、ツンデレアイドル!?暴風が吹き荒れ、スカートが舞い、会場が消し飛び、3歳児神様が絶叫し、木の枝がかっ飛び、やっぱりスカートが舞い上がる武闘大会で、“棒切れ勇者”の無双の活躍が、始まる!!
羽村香那佳(はむらかなか)は「事故」のおかげで2ヶ月遅れで箕和自由学院に入学することになった。己の欲望のために超能力を発動し、世界に呪素を撒き散らす超能力者がこの学院にもいるらしい……。 香那佳は密命を帯びて、【精霊強化付与師(エレメントエンハンサー)】の赤月蒼真とともに調査を開始するが、【念動(サイコキネシス)】、【透視(クレヤボヤンス)】、【精神感応(テレパシー)】を駆使する超能力者たちが、ついに平和な学院でその牙を剥いた。 超能力者の圧倒的な力の前に次々と倒れる仲間たちを前に香那佳の魔神召喚が炸裂する! 魔術と力が混沌とする世界で、生き残るのは魔法使いか果たして超能力者か!?
落ちこぼれの祓魔師だった少年・地獄崎公太は、異世界に召喚され、吸血鬼の姫君クリスの眷属として次期魔王の座をつかんだ。だがまさにそのとき、公太はふたたび現代日本に召喚されてしまう。彼を召喚したのは、天才祓魔師と呼ばれていた、公太の妹のひなた。しかも、ヒロインになりたいと願うひなたにより、公太は契約で“主人公”という属性を与えられ、ラブコメの主人公のように振る舞わなければ魔力を回復できないという制約を課されてしまった。そして“妹”の属性を持ったひなたや、同様に召喚されたクリスたちとラブコメな生活を送ることになる公太。しかしひなたは、自分が召喚した魔王の正体が兄だということにまるで気づいておらず…!?
神代焔は神すら従える大魔術師でありながら、とある事情により一学生として新東京魔術学園の実習小隊に配属されていた。ある日、任務中に現れた悪魔を倒したところ、クラスメイトのちこりが一人の少女を拾ってきた。彼女は自らを『妖精族』の女王エルフィーナと名乗り、人間界への移住を求めて交渉に来たらしい。--この世界に悪魔が現れるようになってから一世紀。人類が初めて魔界の住人と敵意のない交流をもった最初の瞬間である。しかし、当然ながら人類とエルフィーナとの交渉はうまくいかない。そこで焔がとった手とは……!? いずれ救世主と全ての人間に讃えられる少年が紡ぐ、敵も味方も誰一人ついて行けない常勝無敵ファンタジー第二弾!
空白症候群によりスフィアを持ってしまった少年少女たちのみが集められた枝誓館学園へと入学した無燈霞。クラスメイトの藍崎千華や七曇八生、さらにはルームメイトの轟胆力也らと協力し虚の夜宵の攻略を目指すことになる。最初の関門である十の門番に苦戦するも、千華の固有能力と霞の機転により虚獣を倒し、第一階層の鍵ーーアイの門晶を手に入れる。気をよくし、全員分の鍵を手に入れるべく再度戦いを挑むが、そこにライフルで武装した二人組が乱入して!? 空白を抱えた少年たちが明日を目指し戦う学園バトルファンタジー第2巻!
朝霧凛。他人とふれあうことを拒んで、壁を作って、誰も寄せ付けなくてーーけれど、心の底では確かにぬくもりを求めていた、美しい黒髪の少女。そんな彼女に僕が一目惚れをしたときから、この物語は始まった。だけど、彼女が初めて僕に笑いかけてくれた日ーー僕は全てを失った。まばゆい笑顔だけを残して、彼女は僕の前からその姿を消してしまったのだ。そして同時に、凛に関する記憶だけが、ぽっかりと穴が開いたように、周囲の人々の中から消えてしまう。--それから二年。忘れられた少女の記憶を胸に高二になった僕の前に、ひとりの転校生がやってくる。彼女は自らのことを、朝霧凜だと語り……!? 新人賞〈佳作〉受賞の鮮烈な青春ストーリー!
本をこよなく愛する変わり者の令嬢アムネリアは、祖母が暮らす田舎の城に引きこもっていたところ、王都の父から呼び出しを受ける。王都には憧れの『幻想図書館』がある。だが、胸を躍らせるアムネリアを待ち受けていたのは、いまをときめく公爵家との縁談だった!しかも、公爵には息子が二人いるのに、どちらが相手かもわからない。そんな中、アムネリアは『幻想図書館』で一人の青年と出会い…?