2016年発売
凸凹コンビが奇妙な異邦の謎を解く冒険SFファンタジー! 第22回電撃小説大賞《最終選考作》登場!! 『アリス財団』の空間断裂実験失敗により、奇妙な異邦と化していく世界。その謎を調査する機関『黒の協会』所属のエージェント・了次&ルートのコンビは、奇怪な占い師連続誘拐事件が続く「占都」を訪れる。 さっそく調査に乗り出す二人だが、ライバル機関『欧科連』所属エージェントで《魔犬》の異名を持つプロフェッサーχ(カイ)の介入や、コルクマンなる怪しい男と対峙し、事件の裏側にあるさらなる謎を知ることに……。 「占都」の伝承『稀世(まれよ)の占い師』を巡り、三者三様異なる思惑が交錯していくのだが……。果たして、凸凹コンビが辿り着く真実とはーー!?
中学生の音斗は、親戚である三人の吸血鬼たちと暮らしている。血の代わりに牛乳を飲んで生きている彼らは、札幌の商店街で、小さなパフェバーを営業中。クリスマスが近づいたある日、店に、音斗の中学の吹奏楽部の女子たちから、先生に捨てられてしまったコントラバスケースを捜してほしいと相談が。最近姿を見せない旧型吸血鬼の伯爵のことも気がかりな音斗は、将来や恋のことなどさまざまな悩みを抱えながらも動きだす。人気シリーズ第5弾!いよいよ最終巻!
イギリスに留学中のカイは、居候先の家主である叔母のマリコが、自分は魔女であると書き残して行方をくらましたため、英国特別幻想取締報告局のランスと同居することになった。夏至が近づいてきたある日、ウィッツバリーで子どもが妖精に連れ去られる事件が起こる。取り返すために妖精の国へ赴くランス。カイは、同行するよう報告局から命じられるー。1巻が大反響の注目の英国ファンタジー、シリーズ第2弾!
誰かが誰かにささやけば、魔物の力は強くなる。少しずつ、少しずつ、闇をひろげてー。風早の街に拡散した「吸血鬼」の伝説は、かつての外国人居留地、ロックハート邸の悲劇から生まれた「噂」に過ぎない。けれど、存在しないはずのその「吸血鬼」が、この夏、この街に復活するという。異能の少女さやかは、友人たちとともに謎の解明に挑む。そこに姿をみせたのは!?レトロな街並を舞台に繰り広げられる愛と友情のファンタジー、第二弾!
男子高校生の叶の家に、ある日突然やって来た元・神様と狛犬(擬人化)。元・神様いわく、人々の願いを叶えるために、力を失った自分を手伝って欲しいという。だが、そこには色々事情があってーー。心温まる物語。
祖母が若い頃経営していた「霧雨ホテル」を相続した芽衣。しかしホテルは八尋という謎の支配人により、「人ではない客」をもてなす宿になっていた。ホテルを取り戻すため、八尋の嫁としてあやかし達をおもてなし!?
同盟国であるアメリカ大統領クロード・ウォーカーから世界に向けて“危険なナショナリスト”と批判された日毬は、アメリカ世論を一挙逆転すべく、颯斗と共に渡米する。日本の頂に立つための、日毬と颯斗の最後の大勝負が幕を開けるー!!目的は政治の頂点、手段はアイドルー。至道流星の“政治・経済・芸能”エンタテインメント、古今独歩の最終巻!!
生死の狭間も時空も超えた十年前の世界で、「己」の前に現れた黒いドレスの少女は囁く。「--七月三十一日に、みんなみんな死んでしまうんだよ」 『首吊り館一家惨殺事件』--人が関わるべきではないその事件の「真犯人」を、「己」は見つけ出すことができるのか!? 綾辻行人、栗山千明、辻真先、乙一、虚淵玄。 五氏瞠目の才能・一肇が安倍吉俊とタッグを組み紡ぎ出す極上の青春怪談小説、急展開! 特別収録=『最前線』にて限定公開され反響を集めた外伝〈『Raven Notes』--「鴉の備忘録」あるいは「貪り尽くされる物語」〉後編
男装して皇宮御用達商人として活躍するマィヤ。常に側にはお目付け役のサフィードがいるのだが、彼は買い付けの旅へ……ところが、どこかいつもと違う気がする! 不安を隠しきれないマィヤに、その時サフィードの祖国であるファルナスで内戦が起きるかもしれないという情報が!! 何も言わず旅立ったサフィードを追いかけ、ついに彼の過去を知ったマィヤは──!?
受けた依頼は必ず果たす。失敗知らずの頼れるやつら、そのグループの名は「コクラセ」。 叶わぬ恋に身を焦がす依頼人の想いを遂げるため、あらゆる手段を駆使して告白の舞台を整える者たちである。 文化祭の近づく私立羽里高校でも、ひとり、またひとりとコクラセに助力を求める依頼人が! 関連動画再生数400万オーバーの大人気「コクハク」フリーゲームがミステリー作家・円居挽の手によって完全オリジナルノベル化!! ひとクセもふたクセもあるキャラクター達が加わって、コクラセが文庫でも大活躍!!
エイミーは生まれた時から年上の青年アベルにつきまとわれ、初キスまで奪われてしまう。 こんな男から逃げてやる、と男子禁制の神殿に入るも、国王の【聖なる花嫁】に選ばれちゃった! しかも国王は、エイミーが逃げ出したアベルその人!! 「騙してたのね、大嫌い!」エイミーが叫んだ瞬間突風が巻き起こりーー目の前には幼いアベルの姿が。 これは未来を変えろってこと??
エリルとリトの友人ターニアとユークが、精霊祭に現れた魔物を倒した後昏倒。 なかなか目覚めない二人を心配するエリルだが、そこにユークの親類らしき女性がやってくる。 やたら学園の内情に詳しく、リトとしか連祷できないエリルに興味津々な彼女は、突然ターニアの抱える秘密を告げてきて!? 憧れの女に年下男子の想いは届くのか!? --全ての謎が明かされる最終巻!
「私たち……付き合うことになりました」 冴えない隠れ少女漫画オタク(漫画家志望)・華村奈々帆が、“実在する2次元”こと学校一のイケメン男子・海野律と交際宣言! まるで少女漫画のような状況だが、これには深い事情がある。実は、人気漫画家「羽美原律華」の原作者候補として奈々帆が編集部へ呼ばれた日、そこにいたのはヤツだったのだ!! お互いの秘密を守るため、付き合うフリをすることになった2人だがーー律は漫画のことしか頭にない超絶漫画バカで!? 少女漫画のような出会いから始まる胸キュンお仕事ストーリー!
サファイア採掘が始まり、活気に満ちるアズベルグ地方。カシュヴァーンもアリシアの誕生日に一番良いサファイアを贈るべく、力を入れていた。そこへ鉱山の視察に、クルセージュからユベルとプレアーナがやってくる。だが妙な瓶を隠し持つユベルは何かを企んでいる様子。どうやらそれは“惚れ薬”で、ジェリオに贈られたようだが……? クルセージュ編・第4幕!
鍛えてもいいことなんてなかった。平和な現代、強いことはモテる要素ではないんだ。せっかくの武術も発揮できずに死んだ男は、異世界の騎馬民族の男・ジュムカとして転生する。広大な草原を前に、彼は喜んだ。この世界では富も女も名声も、強い者が手にできる。強い者が一番モテる!部族一の戦士が草原の覇者を目指す、ネットで大人気の遊牧民成り上がりファンタジーが、大幅な加筆と書き下ろしを加えてついに書籍化!腕をあげて名をあげて、すべてを奪え!-それが草原の掟。
不思議なカバンを頼りにアラフォー知識を生かし、リエスと称して異世界で生活してきた梨絵。トゥロンを助けるはずが失意のうちに終わったうえ、自分を助けてくれたラトの元からも逃げ出し、答えが出ない思いに押しつぶされそうになっていた。そんな時、吾妻さんから一冊のラノベー『グアルマキート戦記』が届く。自分と似た境遇の中で奮闘する主人公・久司の姿を見て梨絵は…。トルニープの人々を救うため、“リエス”として今度は仲間と共に立ち上がり!?アラフォー女子が奮闘する、異世界トリップファンタジー。書籍オリジナルストーリーで、堂々の完結!
誘拐事件の黒幕に辿り着くことができなかったミヅキ。黒幕のいる可能性がある国として『サロヴァーラ』が推測されるものの、断定には至らず、悶々とした日々を送っていた。しかし、そんな状況を変えたのは、疑惑の渦中にあるサロヴァーラ王からの招待だった。イルフェナに届いた『予想外なお誘い』にドS魔導師は心躍らせる!!今度こそ、ミヅキは黒幕へ迫ることはできるのか!?笑顔で報復宣言!!策士な魔導師の痛快・異世界ファンタジー第十四弾、ここに登場!
社交界では『完璧な淑女』と呼ばれる侯爵令嬢ジュリアンナには秘密があった。『完璧な淑女』は、実は趣味で演じている役に過ぎない。虚構の仮面なのだ!ある日、理想の王子様と称賛されるが、実は腹黒な第二王子エドワードから、何故か王宮に呼び出され、鬼畜な命令をされてしまう。ジュリアンナは悲願達成のために不本意ながら第二王子の手駒として任務に就くのだが…!?第二回ライト文芸新人賞唯一の『優秀賞』作品!
一九〇九年。探偵・碓氷玲人郎は、元老・山縣有朋より超常の力“旋律”の謎を解くという密命を受け、相棒・元村アリサと共に閉鎖都市・バスティーユに潜入した。 バスティーユを支配する’’輝ける七人の為政者’’一人、リリィ・ブーランジェと同盟関係を結び、激闘の末、為政者の一人・マルコを打倒した玲人郎たちは、いま一人の為政者・エリーを味方に引き入れることに成功した。 しかし、リリィはエリーが抱く、玲人郎への恋心を利用することを提案し、更には自らの宿痾を癒すためか、アリサの持つ“寛解の旋律”に尋常でない興味を示し始める……。果たして、彼女の真意は那辺にあるのか? そして、次なる標的を追う過程で、突如として玲人郎の前に姿を現した父の敵・外崎燈子。異郷にて刃を交える姉弟の背後には、あまりにも愚かしい物語があったーー。 伊吹契×吟が奏でる絢爛の哀歌劇、哀哭の第二幕!
理知を備えるモンスター『異端児』との邂逅も束の間、ベルはウィーネと引き離されてしまう。懊悩の日々に埋もれるベルだったが、ウィーネにも魔の手が迫ろうとしていた。そして、「武装したモンスターの大移動を確認!ギルドは討伐任務を発令します!!」暴走する『異端児』によって賽は投げられた。引き鉄となったのは暴悪な狩猟者達、代償は都市の全派閥を巻き込む動乱。激動のオラリオで少年は決断を迫られる。憧憬と怪物、現実と理想、英雄と罪人。人類とモンスターの狭間で、ベルはー「君は、本当に愚かだな…」これは、少年が歩み、女神が記す、“眷族の物語”