2017年10月13日発売
政略結婚に向かう最中、海賊に攫われた苑香月。だが、ひょんなことからワケあり海賊に商才を認められ一員となり、彼らの自治領を王府に認めさせることに成功。ここから香月たちの国造りが始まる……はずだったーー。
男も職もなく、30歳を迎えた恵里菜。そんな彼女の目に飛び込んできた長野県への婚活バスツアー。旅行気分で申し込むと、素朴な男性陣に一人イケメン農業男子が!恵里菜はイケメン優真との会話を弾ませようと頑張るが…「農業っていいですよね。スローライフって感じで」「…-農業舐めてんの?」さらに「おとなしく都会にいたら?」という言葉に怒りはやまず、半月後、恵里菜は長野へ舞い戻っていた。…そう。農業で見返してやるためにー!30歳から始める手探り恋と農業ライフ!
あやかしのお医者さんである双子・晴と嵐と、弟子の莉莉。彼女は双子とともに傷ついたあやかしを癒しながら、弱い者を放っておけない二人の人柄を知っていった。進級する春、莉莉は古物展示会の手伝いで妖刀の付喪神・兼光と出会う。彼は人の役に立ちたいと願いながらも、昔、殺生を望まぬ持ち主に封印されていた刀だった。兼光はあやかしがみえる莉莉に、自分を役立てて欲しいと願う。しかしそのとき、突然見知らぬ術者が現れて兼光を攻撃する。あやかしは全て消えるべき有害な存在だと断定する術者に、莉莉はー?
ようやく元のさやに収まったフローレンスとイスカ。あとは挙式を迎えるだけだが、式場には花が必須!粗相はしたくない(涙)と対策を練る一方、ラハ・ラドマを軽視する正教会の聖王が挙式に参加。兄セリスも参列することから、おそらく命を狙われるだろうと予測するが…!?花粉症姫一世一代の晴れ舞台で、くしゃみと陰謀が巻き起こる!?涙と鼻水の奮闘活劇最終巻!
命を狙われたアルティリエが逃げ出した先は、なんと王宮の外! しかも一日中駆け回った無理がたたり、熱を出して倒れてしまう。 次に目を覚ましたらそこはーー下町の孤児院だった!? 建国祭までには王宮に戻らないといけないのに、屋台で売るお菓子を作ってほしいと子供達に頼まれてしまい……!? 元お菓子職人(パティシエール)が愛する夫の傍に帰るため、下町で本領発揮しちゃいます!!
隣国の王太子アクアスティードの妻として溺愛される悪役令嬢・ティアラローズ。ひょんなことからゲームの「隠しステージ」があることを知り、内緒で探索に行くことに。そこで出会った怪しい男ーーレヴィはティアラローズが“悪役令嬢”であることを知っていた! もしかして同じ転生者なの? しかも彼が仕える公爵令嬢はアクアスティードの元婚約者のようで……?
大好きなBL小説の世界に転生した元女子高生の王女オクタヴィア。 小説の主人公である兄とその恋人を間近で見られるのはいいんだけど、二人は男同士。 となると、お世継ぎ問題は!? まさか私に政略結婚して子供を差し出せなんて言わないよね!? そんなご都合主義のキャラにはなりたくない! こうなったら、自分で結婚相手を見つけて絶対幸せになってやるーーッ!!
決戦の刻、来たるー。“魔人”饕餮との熾烈な戦いを経て、自らも“覚醒”に至ったステラ。その確固たる自己で運命を塗り替え、姉ルナアイズの想いを、そして二国の国民を救うため、彼女は“傀儡王”オル=ゴール率いる最凶の“魔人”たちに再戦を挑む!共に戦いに臨むのは最愛の存在である“七星剣王”黒鉄一輝、“夜叉姫”西京寧音、“不転凶手”多々良幽衣、そして“黒騎士”アイリス。各々が信じるもの、護るべきもの、そして果たすべき使命のため、騎士たちは死線に身を投じて行く!果たして国家の命運を懸けた『戦争』の行方は!?ヴァーミリオン皇国編、いよいよ佳境!
魔王軍の騎士のカズキは、魔王の娘アストリッドのコミュ障を治すため、二人で田舎暮らしすることに。カズキは護衛に徹するが、アストリッドは新生活にノリノリ。かいがいしく世話を焼き、可愛い仕草でカズキを無自覚に誘惑!?過ちを犯せば死罪だが、理性はもう限界に…。そんななか、カズキの宿敵、勇者と神官が現れる。所構わずイチャつく二人のバカップル振りにあてられ、アストリッドの行動は大胆にー。カズキ!絶対に結ばれてはいけない(?)、二人暮らしを死守せよ!!
人類を脅かす“侵略獣”に対抗できる「魔法使い」。純潔を守り通した男子のみが覚醒できるというが、魔法使い候補生である鞘波黒刃は、いま“侵略獣”をも上回る脅威に直面していた。それは1人の「魔法少女」、白啾なしろ。自他共に認める美少女である彼女は、なぜだか薄いネグリジェをまとって黒刃に「逆夜這い」をしかけてくるのだった。ともに“侵略獣”と戦う立場でありながら、なぜか魔法使いの将来の芽を摘み取ろうとする「魔法少女」。人類が存亡の危機に瀕する中で繰り広げられるハチミツトラップ活劇!
駿河安東の軍勢に、熾場亮一党の思惑も絡み、終わりの来ない波状攻撃は、諸葉たちを確実に疲弊させていった。亜鐘学園は崩壊し、仲間たちは次々と戦闘離脱を強いられた。なおも立ちはだかるは“ランクS”ヂーシンを素体とする、最強空前の魔神級。ついに秘密のヴェールを脱いだ、“不可視”田中太郎。そして、駿河安東までもが自ら出陣を開始!廃墟となった亜鐘学園を渦中に、総力戦の様相を呈す。諸葉が、エドワードが、シャルルが、剥き出しの全力を振り絞り、少女たちが負けじと続く。さらには、遙か遠き約束を守るため、“彼女”が現れてー。そは、第三の伝説のプロローグ。学園ソード&ソーサリィ、第21弾!!
交通事故で死んだ少年・カルナの前に現れたのは、転生を担当する女神だった。大喜びのカルナは、転生特典のチートスキルを一つ選び、異世界へと旅立つーはずが、なぜか別の女神が現れて!?首を傾げつつも、彼女からもチートスキルを貰い、今度こそ異世界へーは行けず、また別の女神が…!都合100回。選べるチートスキルを全て手に入れ最初から最強となったカルナは、ガイドスキル「道案内(ナビゲーション)・極」のナビ子さんを伴って、憧れの「剣と魔法のファンタジー世界」を遊び尽くすことにしたのだがー。スキルで「お取り寄せ」も自由自在!?書き下ろし短編『チートスキル“楽園市場”』収録!
「伊岐くん。あ、あの。わたしね?ずっと伊岐くんのことがー」故あって海にやってきた朔たち。春や鈴の水着攻撃から逃れた朔が柏木と話をしていると、突如飛来した銛が彼女の背後に突き刺さった。「…鮫がいた。あぶなかった」やってきた白が銛を抜く。同時に柏木の水着がはらりと舞い落ちた。銛が水着の背中の紐を切ったのだ。「おっぱいみえてるー」広い海に冬の無邪気な声が響く。女同士の戦いが苛烈さを増すなか、天月一家では瀬月内が襲撃を受けて重傷を負い、事態は風雲急を告げる。月欠けた夜ー血に塗れた神々が白き神人を紅く濃く染める、第8回GA文庫大賞“奨励賞”受賞作。