2017年11月発売
現代本格の雄、文月優臣のデビュー三十周年記念パーティーに愛読者代表として招待された「僕」こと“中村あき”と、元探偵でクラスメイトの鋸りり子。絶海の孤島に集められた気鋭のミステリ作家と僕たちは、前代未聞の密室殺人に挑戦することになってー!?星海社FICTIONS新人賞から飛び出した、文句なしの本格ミステリここにあり!
武器の販売と新聞の発行で飛ぶ鳥を落とす勢いで拡大する勇者の武器屋。新たな事業を模索していたところに、隣国ネイビス共和国で経済危機が起こっているという知らせが舞い込んだ。海運貿易の重要な拠点であるネイビス共和国を立て直すため、勇者は臨時独裁官となって外交交渉に乗り出す!しかし、それはこの星のパワーバランスを崩すことに他ならず、勇者は、人間界、魔界、天界をも巻き込む抗争の引き金を引くことに…!?読めば武力ではなく経営力で世界を救いたくなる!勇者の“転職”冒険譚、完結!!
怪奇小説作家H・P・ラヴクラフトが創始し、人類史以前に地球へと飛来した邪神たちが齎す宇宙的恐怖を描いた 架空の神話大系〈クトゥルー神話〉。 その誕生100周年を記念し、クトゥルーと異形の神々が瞑る海にまつわる恐怖を描いた傑作群が、新たな装いで蘇 るーー。 悍ましい半人半魚の巨人との接触を描いた最初のクトゥルー神話作品「ダゴン」、浅浮彫を手がかりに謎の教団の 幻影を追う表題作「クトゥルーの呼び声」、クトゥルー崇拝の起源へと遡る「墳丘」、クトゥルーを崇拝する〈ダ ゴン秘儀教団〉の暗躍を曝いた「インスマスを覆う影」......。 “クトゥルー・オリジン”(神話の原点)にして、いずれ劣らぬ傑作7+1編を、森瀬繚による完全新訳で収録。 新たな探索者たちよ、来たれ。いま、海底から目醒めた邪神が呼び声を響かせるーー! 〔収録作品〕 ・ダゴン Dagon ・神殿 The Temple ・マーティンズ・ビーチの恐怖 The Horror at Martin’s Beach ・クトゥルーの呼び声 The Call of Cthulhu ・墳丘 The Mound ・インスマスを覆う影 The Shadow over Innsmouth ・永劫より出でて Out of the Aeons ・挫傷 The Bruise(H・S・ホワイトヘッドとの合作) 〔訳者からの紹介〕 本書は「クトゥルー神話に興味があるんだけど、何から読み始めればいいの?」という需要に応えるエントリー・ ノベルブックを想定し、H・P・ラヴクラフトの手がけた作品から海洋とクトゥルー神の恐怖にまつわる「ダゴ ン」以下の7作品を選り抜き、執筆順に収録した500ページ近くの連作小説風作品集です。ラヴクラフトがプロッ トを提供したH・S・ホワイトヘッドの同テーマ作品、「挫傷」(商業初訳)も併せて収録しました。訳注や年 表、地図などはもちろん、関連用語の索引まで備えた資料性重視の、既に読まれている方にも楽しみどころのある 一冊です。
次なる事前大会の開催地「海辺の楽園」ことバハル・シエロにやってきたディオスたち。大会までの束の間の休息を、海やナイトプールで楽しむが、熱気にあてられた神獣たちは、いつにも増してご主人様に迫ってきて!?
ついにやってきたリアスチームVSヴァーリチームの対戦カード。そんな折、黒歌が死神に襲われた!? 無事にアザゼル杯が終わるまで、イッセーが護衛を務めることになり……イッセー、新たなおっぱい技に開眼!?
フィオの呪いを解くため、そして告白をするために、ナギ達は次なるグランドクエストを目指し、海辺の街アティシャを訪れる。が、水着&肌色いっぱいな状況に、思春期戦士がクエスト攻略に集中できるはずもなく!?
《黄金の町》で新たなクエストに参加することになった俺たち。それは、糸の採集や衣装作りだけでなく、「お兄ちゃん、大好き♪」--コスプレ衣装に身を包んだココたちが演技を競い合う“愛の告白コンテスト”で!?
現世の復活を果たした魔人アセロ=イエロによるフェジテの破壊を止めるべく、力を結集するグレン陣営。事の発端となったルミアは、自分のせいで起きる悲劇に耐えきれず、己が身を犠牲に戦うことを決意しーー。
本性を喪ったハルカが現れて1か月。解決の糸口を掴めぬまま、驚くほど心優しいハルカとの、甘々な時間を過ごしていたマサキだったが、クリスマスイヴの夜、ハルカから思わぬ一言を告げられてーー。
高校生・幾瀬鳶雄は、幼馴染たちの行方不明事件をきっかけに「ウツセミ」と呼ばれる化物に襲われる。彼の元に現れた美少女・夏梅やヴァーリ、漆黒の狗『刃』と共に、幼馴染を取り戻すため、戦いに身を投じていく!
魔物牧場での生活に慣れつつあるコータスはある日、落ちてきた流れ星からドラゴンの卵を拾いーー『キュイ!』「なんだ? 俺の頭の上が気に入ったのか?」こうして大変なドラゴンの子育てが、はじまります。
パラケルススの魂を宿す少年ライルに届いた依頼ーー「俺に神を殺すための教師になれだって!?」まずはジャンヌ・ダルクを宿す依頼人の少女クレールの魂を解放、即ち背徳な授業で“デレさせて強くする”ことになり?
リア充はあらゆる特権を持ち、非モテに人権は無い。独身の烙印を押された、リア充になりたい少年・遥真は、反リア充組織の少女・姫奈との出会いをきっかけに「リア充を爆発させる」能力を発現させるが!?
「負け続けたから、今回の挑戦に繋げることができた」--前人未到の超高難易度ダンジョン【パンデモニウムの迷宮】。幾度となく攻略にのぞむミュウは、“失った”仲間たちの想いを背負い、最終決戦に挑む!
生贄として召喚された異世界で、最強の水属性魔導士となったソーマ。アリスのあたたかさとアイザンの贖罪に救われ、水の大精霊として生きることを決意する。「戦争をなくし、不幸な子供たちを救いたい」。そんなアリスの夢を知ったソーマはアリスを愛し、世界を制することでその夢を叶えることを約束する。それは、「この世界から召喚魔法を消し去る」というソーマの目的を達成するためでもあった。アリスもソーマの冷たさの中にあるあたたかさと、そして強さの中の危うさに気がつく。自分のために全てを捧げられてしまうソーマの哀しさを救いたい……。互いに愛し合い、誓い合うソーマとアリスは唯一無二のパートナーとなり、その夢のために新たなる人生を歩み出すのだった。
おじいちゃんの石窯の向こうはブーランジェリー松尾のオーブンの中だった。鬼の操る暗闇の獣から逃れ、サトコは母、そしてマーロウと再会する。皆の安否が気になって仕方ないサトコを母はそっとたしなめる。だからといって、このままになんかできやしない。サトコが向かった先は竜巻山。そこにいたのは石窯ではぐれたコズサ姫と、大魔法使いハーロウだった。マーロウの実兄であり、姫を子どもに変えた“悪の魔法使い”だ。見守るサトコの前で『あの日あの夜』の出来事が語られる。ハーロウが姫に魔法をかけたその理由、それを解くための鍵。敵か味方か判然としない魔法使いに、コズサ姫は要求をつきつけるのだがー。
「強いってのはこういうことだ」 シーズンオフを迎え、鷹森雄星は一軍強化キャンプへの参加を許される。 しかし一軍は、雄星の想像を超えた厳しい世界だった。 「二軍じゃどうだったか知らんが、ここじゃ、おまえは特別じゃない。“その他大勢(ワン・オブ・ゼム)”だーー」 既に慣性制御は普及し、“生みの親”である雄星以上の使い手がチーム内にもごろごろと現れる。 憧れの存在たちに厳しい言葉で叱咤される日々。 だが、決して隔意だけではない“一軍の矜恃”に触れ、雄星はプロとしての生き様をその身で学んでいく。 そんななか、紅白戦でリーダー機を務めたアデーレが、一軍リーダー機のケイトリンを撃破してしまい……? 波乱の新シーズンが、幕を開けようとしていた。 “王の御手"を持つ黒騎士もついに復活!? SF界の俊英が放つ疾走スペースグラフィティ、騒然の第3弾!!
僕は四ノ宮優斗。高校生だてらに自立した立派な大人だ。ある日出会ったのは、中学生にしか見えない自称寮母の九段下あるて。あれよあれよと、彼女の学生寮に住むことになったのだがー。「これからは私があなたのおかーさんです♪」なぜか『おかーさん』呼びを強要してくる。しかもそれだけじゃない。「おかーさんの胸で甘えてくださいね?」…だから、自立した大人は年下の女の子に甘えたりしないんだって!頼むから帰ってきてくれ僕の平穏な生活!甘やかしたがり年下寮母と人生お疲れ高校生が織りなす新感覚バブコメ爆誕!
かわいらしい顔と低めの身長が愛らしい少年・須永公平。彼は「カッコイイ男(≒王子)」を目指して、高校デビューを目論んでいた。ところがどっこい、受かった先の高校で、いかにも王子なイケメン女子・新海光瑠にであってしまう。勝手に彼女をライバル扱いする公平だったが、その少女もまた、かわいいと思われたいのに王子扱いされてきた、可哀想な過去があり…?カッコイイ男になりたい「姫系男子」と、可愛い女の子になりたい「王子系女子」。二人の報われない少年少女が織りなす、立場入れ替え系残念学園ラブコメディ!!
強キャラの弟子ができました。 教室での一件を受けて、まさかの師弟関係と相成った俺とたまちゃん。 表情、姿勢、喋り方。 俺は師匠として、自分が『リア充』になるために重ねてきた努力とノウハウを、たまちゃんに伝えていく……が。 ここで問題が発生する。意外というかなんというか、たまちゃんは普通に“強キャラ”だったのだ。 ていうかむしろ、俺より強い可能性すらある。あれ? 師匠ってなんだっけ? 俺がやってきたやり方では、たまちゃんを変えることはできない。じゃあ、俺にできることって一体? そんなとき、協力を買って出てくれたのは……意外な人物だった。 「--なにやら、お困りの様子かな?」 強力な仲間を得た俺たちは、一つのゴールへと、少しづつ進んでいく。 パーティを組めば、戦い方が変わる。戦い方が変われば、いままで倒せなかった敵だって、倒せるようになる。 それに俺だって、少しは役に立つようになってきた……はずだからな! ーー『みみみを悲しませない』。 そんな、なによりも大切な目的に、辿り着いてみせる。 大切な目的のためなら、自分を変えてでも正面から戦う。 そのやり方はきっと、誰かさんに教えてもらったことなのだ。 ーー大人気人生攻略ラブコメ、待望の第5弾!