2019年9月発売
第二次大戦以前、一代で巨万の富を築いた男・舞面彼面。戦後の財閥解体により、その富は露と消えたかに見えたが、彼はある遺言を残していた。 “箱を解き 石を解き 面を解け よきものが待っているーー” 時を経て、叔父からその「遺言」の解読を依頼された彼面の曾孫に当たる青年・舞面真面。手がかりを求め、調査を始めた彼の前に、不意に謎の「面」をつけた少女が現われてーー? 鬼才・野崎まど第2作となる伝記ミステリ、新装版!
ーー“最強”の短編集がついに発売! 『ありふれた職業で世界最強』シリーズで書き下ろされた多数の特典SSが、短編集としてついに登場! さらに、この書籍だけの書き下ろし小説も収録! 【メルジーネ海底遺跡】攻略後、ハジメは旅の再開で生じるミュウとの別れに思い悩んでいた。 思い出に“エリセン七大伝説”をミュウとめぐるハジメだったが、どれも空振りばかり。 そして七つ目の冒険に向かったハジメたちだったが、謎の巨大生物と遭遇し、奇妙な世界に飛ばされてしまう! はぐれた仲間と合流するべく動くハジメは、そこで奇蹟的な邂逅を果たすーー『幻の冒険と奇蹟の邂逅』。 WEB未掲載の物語を収録した、初にして“最強”の短編集!
大人気学園魔法RPG『ファンタジーキャンパス』。俺は気付いたらその中の嫌われキャラ、水琴春鷹に転生していた!?春鷹は弱すぎて主人公にもワンパンで負けてしまう。そのバッドエンドを回避するため、俺は主人公に出会わないように過ごしていくことを決意した。そんなある日、通い始めた学園で俺は自分の隠しスペック“黒炎使い”に気付く。それは本来ボスキャラにしか使えない能力のはず。もしやこのキャラー俺って、実は最強!?この力とゲームの知職を駆使すれば、地雷回避だって余裕なはず!不遇キャラから始める学園ファンタジー満喫ライフ、開幕!
勇者パーティからの転生者であり、筋力値9999という規格外のステータスを誇るエギルによって、復活した魔王軍四天王の一人は討たれた。そのエギルとパーティを組むクレアは剣士としての鍛練を重ねるも、成長を実感できずに焦りを抱く日々を送る。そんな折、勇者学園の剣士が集い覇を競う「剣神祭」が開催されるという。クレアはエギルとの厳しい鍛練の果て、剣神祭へ挑むことにー!一方、剣神祭を目前に控え、活気に満ちた勇者学園の裏では、魔王復活を成すための企みが動き始めていてー!?最強の魔術師が杖(物理)で無双する、転生バトルファンタジー、第2弾!
新たなる相棒「黒杖ラース」を入手し、更にその強さに磨きをかける異世界からの転移者・桂城悠那。アーデルハイト魔法学院卒業祭への参加が決まった彼女は、来たるべき千奈津との対戦に向けて日々デリスと鍛練を続けていた。そして、ついに迎えた卒業祭当日。悠那はもちろんのこと、千奈津もほかの参加者を物ともせず、順調に決勝へと駒を進めていく。だが千奈津の対戦相手には、テレーゼやウィーレルという、ひと筋縄ではいかない人物が控えており…?明かすことのなかった秘めたる思いを込め、少女は今、杖を振るう。“最強にして最狂”の師弟が紡ぐ異世界バトルファンタジー、第4幕!
レーコたちはかつて邪竜が暮らしていた森を訪れていた。そこに何故か、ドラドラ、ライオット、魔王軍の幹部を名乗る少女・操々が現れ!? さらには魔王討伐の一報まで!? 邪竜、ついに厄介事から念願の解放か!?
瑞姫をかばってケガをしてから、病院で目覚めないままの大和。 元気のない厨病ボーイズ、ヒーロー部は今度こそ解散なのか!? ナゾの男・氷雨の秘密も明らかになり、おとずれた最大の危機! 「おれたちが力を合わせれば、絶対上手くいく!」 みんなの絆で進化したあの最終奥義で立ち向かえ! 番外編も超ボリュームでお届けする、関連動画再生数1億回超のれるりりワールド、 待望の新章第5弾! 厨病ボーイズの青春はまだまだ爆進中!
帝国が誇る“八神輝”の1人・バルトロメウスは、強大な“魔界の民”の一角を退けた。ギルドに赴き、エーファたち新人冒険者の成長を実感する一方でーさらなる魔界からの侵攻が予想される事態に、帝国は近隣諸国との同盟を画策する。エルフの里へはベアーテ皇女の派遣が決まり、バルとヴィルヘミーナがその護衛に任命されるが…。ベアーテの見聞を広める目的で、一行は庶民に扮し、道中の街をお忍び観光することに!?「ありがとうバルトロメウス。一生の宝物になりそうよ」鳥かごの皇女を思い遣る、ひとりの忠臣として。“戦神”が粋なエスコートと英断で導く、ベアーテ皇女外遊編!
剣城影介。現代を生きる普通の高校生である。ただし、常人をはるかに凌駕し、すべてを打ち砕く腕力がある点を除きー。ある日、退屈しのぎに不良を狩る最中、頭の中に声が響く。気が付くと眼前にはー異世界の景色が広がっていた!非日常な光景に目を輝かせる影介に、召喚主の少女は依頼する。“魔王討伐後、世界を支配して居座るチート勇者たちの打倒”自らの全力をぶつける相手を探していた影介は、同じ現代から召喚されたチート能力持ち勇者に惹かれ、依頼を引き受ける。「小賢しい勇者はー俺が全部ブッ潰すッ!」召喚チート勇者を最強高校生が蹂躙!?異世界最強ヒロイックファンタジー!第24回スニーカー大賞特別賞受賞作。
囚われた内親王・脩子の魂蟲を探す昌浩は、益荒から斎の魂が何者かに奪われたと知らされ伊勢に向かう。 対峙した黄泉の魔物が明かした「玉依姫」を狙う戦慄の理由とは? 時を同じくして、冥官の命をうけたもうひとりの陰陽師・榎リュウ斎が動き出した……! 「神を祈る、神に祈る。守り給え。守らせ給え。すべてを」 都で、伊勢で、播磨で。戦いにすべてを懸けた命たちが繋いだのは、一条の希望の光だったーー。 〈厳霊編〉第5弾!
竜神と女帝の契約により雨が降る紗和国。貴族の館で働く緋蝶に、いきなり帝から迎えが来る。次期帝たる花蕾東宮候補として参内を命じられた彼女を待っていたのは竜神だった。「僕がお前を認めなかったら雨は降らないし、命はない」「無茶苦茶な!竜神様、性格悪い!」さらに、花賢師と呼ばれる帝教育係兼夫君候補のひとり・暁に「お前には無理だ」と断言されて!?己の運命と国の未来をかけた緋蝶の宮中生活が今、始まる!
異世界に転生した後、人生のすべてを魔導の研究に費やした大賢者エフタル。しかし、魔導の頂を目指した賢者は今世での才能の限界を知りー落第賢者として、その生涯の幕を閉じた。それから400年後の世界。二度目の転生を遂げた彼は、前世で得た魔術の知識と力をもって、魔法学院へ入学。400年の間に衰退した魔法文明を嘲笑うかの如く、伝説級の魔法をたやすく発動!その圧倒的な力に、世界のすべてが跪くー!「さあ、行くとするか。俺の夢、世界最強の魔導への追求だ」悠久の刻を超え、世界のあらゆる常識を覆す落第賢者。彼の向かうところ、まさに敵なし!転生賢者の学院ファンタジー!
望みはただ一つ、働きたくない。皇位の『譲り合い』勃発!ニート気質の第四皇子・四玄は、ある日いきなり次期皇帝の指名を受けてしまう。やる気のない彼に指名が回ってきた理由はごく単純ー他の皇子たちもまた、クズ揃いだったのである。街頭露出行為に走る者、売国行為を仄めかす者、仮病で血を吐く者。卑劣な策略に出し抜かれ、四玄はあれよあれよという間に次期皇帝の筆頭候補へと追い込まれてしまう。そんな中で四玄が打った逆転の秘策は『城下で拾ってきた少女を第五皇子にでっち上げる』というものでー!?バカしかいない新感覚異世界コメディ、開幕!
俺はとにかくラブコメが好きだ。それなのに、現実では中々ラブコメ展開に遭遇しないーと思いきや、遂に“空から美少女が落ちて”きた!!しかも、その美少女は「特定の人の願望が現実化するようになりました!」なんて言ってきて!?それ以降、普段は恋愛に興味無さそうなクラスメイトの金髪美少女とは『無理やり体が密着する』『ちょっとHなアイテムがテレポートしてくる』など、なぜか俺とラブコメするシチュエーションばかり発生するようになりー「わ、私の気持ちはバレてないはず!」ん?もしかしてお前、俺のことー。願望だだ漏れでラブコメまみれな学園ラブコメディ、開幕!
闇の精霊シェイドに衝撃的な話を聞かされた太一は、残りのエレメンタルとの契約を進めようと決める。そんな折、シルフィとミィから「水の大精霊ウンディーネがSOSを出している」と聞かされ、一行は北の国・シカトリス皇国へと向かう。皇国に到着して宿をとった直後、空気を震わす凄まじい轟音と、衝撃が走る。すぐに現場に向かった太一が見たのは、三つ首の竜と、長大な蛇のような竜が、魔力の波動を輝かせて激しくぶつかり合う光景だった。街への被害を食い止めた太一は、報告のために国王イルージアと面会する。そこでイルージアが太一に告げたのは、暴れる竜を鎮めてほしいという依頼だった。
銀翼騎士団長のフェリクスは、幻影魔導師のシルルカと騎士見習の少女リタとともに、地方を回って竜魔人の残党を追っていた。暗躍する竜魔人の狙いは大精霊かもしれない、という推測を聞いたフェリクスは風の大精霊が住むシルフ精霊域へと向かうことになる。精霊と対話するために、花精人のキララを加え、一行は山頂の街に辿り着く。天空に浮かぶ精霊殿は、結婚式などの祝い事の際にしか立ち入れないらしく、参列者として紛れ込もうとするのだがーー。
おじいちゃんの石窯の向こうはブーランジェリー松尾のオーブンの中だった。鬼の操る暗闇の獣から逃れ、サトコは母、そしてマーロウと再会する。皆の安否が気になって仕方ないサトコを母はそっとたしなめる。だからといって、このままになんかできやしない。サトコが向かった先は竜巻山。そこにいたのは石窯ではぐれたコズサ姫と、大魔法使いハーロウだった。マーロウの実兄であり、姫を子どもに変えた“悪の魔法使い”だ。見守るサトコの前で『あの日あの夜』の出来事が語られる。ハーロウが姫に魔法をかけたその理由、それを解くための鍵。敵か味方か判然としない魔法使いに、コズサ姫は要求をつきつけるのだがー。
チョーカとの戦争から一年と少し過ぎた後。アーネルから支払われた莫大な報酬とミレイユ達の手伝いもあり、自治領となったウォルでの生活はようやく安定しつつあった。しかし、ウォルでの生活を続けていくためには無視できない問題もある。チョーカ北西部に広がる大森林、通称『はぐれ水竜の巣』。そこは群れからはぐれた竜が占拠しており、周囲の国にとってはいつ竜が暴れるかわからない火薬庫のような場所だった。ソーマは「当代の水の大精霊」として、水竜シズイとその恋人サラスナを森から移動させるため、交渉に向かうのだがー。
法王庁の陰謀とヒトと運命をもねじ曲げる“ちから”の存在について知ったアシュレは、ともに戦った仲間とイリスを守るため、カテル島に身を寄せていた。数奇な運命に翻弄された旅路の傷と疲れを、シオンとイリスのふたりとともに隠れ家で癒やす日々。奇跡的な生還から、アシュレは本当の英雄への階段を昇り始めようとしていた。そんな中、イリスが体調を大きく崩した。その原因がイリスが懐胎した「“ねがいの仔”」にあることを、シオンは見抜いていた。イリスが宿した存在は、あの日、廃王国の底で降臨した「ヒトならざるなにか」なのだと。一刻の猶予も許されぬ状況に、アシュレは決断をしなければならなかった。いまイリスの胎内に宿るものを、この世界に出現させてしまってよいものかどうかー。