2021年発売
無愛想だが、涼しげな美貌で一目置かれる俺の幼馴染、月城碧(つきしろ あおい)。 俺は彼女と同棲する中で、学校とは違う可愛い姿を段々と知っていくーー 親の都合で、同居が始まった春。 再会した月城はホラー映画に怖がっていた。 そういえば、月城はビビりだった。 夏はイベント盛りだくさん。 特に海では、泳ぎが苦手な月城が、赤面しながら頼ってくれた。 秋の文化祭は、クラスから離れて二人だけの閉会式。 小学生の頃も、同じように集団から離れて二人だけで居たことを思い出した。 そして、冬。意を決した月城から、クリスマスデートに誘われてーー 友達から始まった関係が、幸せに向かって変わっていく。 女性不信な俺とクーデレな彼女。二人の春夏秋冬を綴った、”同居青春小説”。 プロローグ……007 春の章……015 夏の章……105 秋の章……167 冬の章……230 エピローグ……276 あとがき……282
平凡な高校生の大和と、学校で”聖女”と呼ばれる孤高の美少女・聖良。 とある夜の出会いをきっかけにはじまった二人の交流は、夏を迎えてもなお続いていた。 ファミレスで一緒に勉強会をしたり、テスト明けにはナイトプールを体験してみたりと、マイペースに夏を満喫する日々。 そんな中、学校ではカップルが増加する体育祭期間に入り、聖良は大人気に。一方、大和にも転機が訪れてーー。 「ねぇ。環さんとの噂って、ほんとなの?」 二人の気持ちに、変化が生まれる夏。 甘くて尊い、青春と恋の物語、第二弾が開幕。
希代の祝歌の歌い手と称される少女キリア。彼女は老国王に望まれ、王女を歌で癒やす楽しい日々を過ごしていたけれど…。国王が崩御したとたん、新米賢者の青年アリスターの婚約者として、いきなり彼の屋敷へと送り出されることに!さらに屋敷で出会った彼は、ひどい隈があって寝不足気味。一体どういうことかと戸惑っていると、呪いに強いと言われる破邪の賢者なのに、眠れない呪いにかかっていると知らされて!?不眠対策として子守歌要員になってしまった天性の歌姫と、間抜けな賢者の不本意すぎる婚約ラブファンタジー。
「私は、団長さんに断罪されたい」聖女候補として教育されてきた子爵家令嬢のミアは、ある事件から異国の辺境に追放されることに!移送中、襲撃者から救ってくれたのは、辺境の領主で魔王のように恐れられる騎士リジェクだった。聖女候補なのに魔物と仲良しなんて知られたら大変なことに!?おびえるミアに、彼は過保護なくらい優しくしてくれてー。落ちこぼれ聖女と氷の騎士の魔物まみれの溺愛ラブファンタジー!
奴隷に身を落とした幼馴染の少女アイネ。なぜか帝国に追われる彼女を守るためーー「二代目剣聖」リュノアの戦いが始まる!
フェイトの持つスキル暴食は、腹が減るだけの役に立たない能力。だがその能力が覚醒したときフェイトの人生は大きく変わっていく…。
勉強もピアノも中途半端で挫折ばかりな高校生・中村朱莉は、熱心に絵に打ち込む同級生・染谷壮吾に憧れていた。 遠巻きに眺めるしかない片思いの毎日。そんなある日、染谷が階段から落ち意識不明の重体で発見される。 悲しみに暮れる朱莉だが、入院中のはずの染谷によく似た人物を校内で目撃してしまう。 「……俺が視えるの?」 それは幽体離脱した染谷本人だった。 失われた染谷の記憶を取り戻し事故の真相を明らかにすべく、朱莉は協力を申し出ることに。 ちょっと不思議な二人の透明な一ヶ月が始まるーー。 魔法のiらんど大賞2020 小説大賞〈青春小説 特別賞〉受賞! 夏の終わりを告げる切ないラストに心打たれる純愛青春ストーリー。 プロローグ 透明になった日 消えた九月の記憶 窮屈に色褪せた彼の日々 描かれた臆病な風景 記憶のピース ラムネ瓶の中の世界
聖創学院高等部で、シャワーを浴びていた一人の少女が消えた。 学院に伝わるある怪談そのままに。 一方、空目恭一ら、文芸部の面々はとある場所に向かっていた。 そこにいたのは精神に異常を来した空目の母親で、彼女を皆に紹介した後、空目は文芸部の面々にある宣言を行うのだった。 ついに、羽間にまつわる、おぞましきな秘密が明かされていくーー。 鬼才、甲田学人が放つ伝奇ホラーの超傑作、第8弾。新装版限定書き下ろし掌編付き。
凄腕の闇医者・白蓮の弟子兼見習い宮廷医として修業する香蘭に、試練の季節がやってくる。医道科挙ーー医者になるための最難関の国家試験。四度目の挑戦だ。 白蓮の指導のもと猛勉強に励むなか、試験対策に必要な一冊の写本をめぐって、香蘭は奇妙な仲間と出会う。 材木問屋の箱入り末娘董白、抜群の医学知識を持ちながら落ち続ける張万世。同じ目標を持つ二人と助け合い絆を育みながら迎えた医道科挙本番。香蘭は思いもしなかった事件に巻き込まれることにーー。 「FLOS COMIC」で大反響連載中のコミカライズも必見! 重版続々、ますます大注目の中華医療譚、第4巻。 九章 四度目の医道科挙 十章 星の雲を知る人
怪死体や猟奇殺人事件を捜査する“奇特捜”に所属の刑事・一之瀬朱理には、一つの噂があるーー彼の担当した事件は必ず【被疑者死亡】で終わると。 3年前に起きた一家惨殺事件の唯一の生き残りである朱理。瀕死の重傷の中、突如現れた悪魔を名乗る青年・ベルと契約した朱理は、己の死を回避する代償として、犯罪者の命を捧げていた。 全ては家族を殺した犯人に復讐をするためーー謎めいた狡猾な悪魔・ベルと共に、朱理は凶悪犯罪者逹を葬る。 冷静無慈悲な刑事×謎めく狡猾な悪魔が紡ぐ、宿命のバディサスペンス! 【登場人物】 ◆一之瀬朱理 担当する事件の被疑者は必ず死ぬ、と噂される孤高の刑事。妻子を殺された過去を持つ。 ◆ベル 悪魔を自称する、見目麗しい謎の青年。欲望に忠実で奔放な性格。なぜか時代劇が好き。 序章 第一章 いつもの道でわたしたちは 第二章 僕は世界でたったひとり 第三章 優しい裏切り 第四章 堕ちる執行者 最終章
〈あらすじ〉 『戦場は女のものだ。男は引っ込んでいろーー』 銀河を支配する地球外知的生命体、ヴルド人は人口に占める女性の割合が極めて高く、男性は家を守る者という常識を持っていた。 地球人のエースパイロットである北斗輝星は、傭兵としてそんな彼女らに混ざって戦場を渡り歩いていた。 類稀なる操縦技能を活かし戦場では無双の活躍を見せる輝星だったが、機体を降りればただの貧弱な地球人に過ぎない。男に飢えたヴルド人たちが、魔性の美貌を持つ彼を放置するはずもなく…… 〈著者からの一言〉 ロボ系スペオペであべこべ系というかなりヘンなジャンルの本作が、なんと書籍化することになりました。たぶん、作者が一番驚いております。 なろう、カクヨムの両サイトで望外の高評価を頂き、こうして書籍版をお届けできることに相成りました。 それもこれも、すべては読者の皆様の応援のおかげであります。この場を借りて、厚く御礼申し上げたいと思います。
第三王子として生まれたスレイは、国外追放を言い渡されたことをきっかけに、長年の夢だった冒険者を目指し、モンスターや魔法が存在する『アウター』と呼ばれる世界へ渡る。そこで出会った仲間たちと、次の世界へ行くための試練の一つ、からくり塔の攻略に成功し、二つめの試練である小悪魔の森にも挑むことになった。新たな仲間を加え、次なる試練である小悪魔の森へと辿り着いたスレイたちだったが、そこで先へ進むには小悪魔からの頼みごとを達成しなくてはならないため、小悪魔と交渉するのだが…!?失格王子の成り上がり冒険譚、第二弾が開幕!
新たな仲間を迎え、ロセッティ商会をさらに発展させていく女性魔導具師のダリヤ。 日々寒さを増していく晩秋の季節、彼女は開発途中だった『暖房器具』の制作を進めようと思い立つ。前世では馴染み深かったその暖房器具は、「手足が温まる」「酒が欲しくなる」「ずっと離れたくない」と、ヴォルフやロセッティ商会員たちをすぐさま虜にする。 「なんだこの、行動力も意志も奪う『堕落座卓』は……」 ダリヤが開発したその魔導具は、ギルドや商会の要人をも巻き込みながら、瞬く間にオルディネに広がっていきーー!? 魔導具師ダリヤのものづくりストーリー、ぬくぬく冬支度の第七弾、開幕!
勇者パーティの荷物持ちをしていたスラッドは、ある日勇者に「サボってばかり」とクビにされてしまう。 ところが、役立たずと言われた彼は、『全自動支援(フルオートバフ)』--そこにいるだけで仲間の能力が上昇するというユニークスキルを持っていたのだった。 スラッドは昔行っていた冒険者稼業を再開するが、仲間のいない彼が単独活動をできるのにはある理由があった。それは、『全自動弱体化(フルオートデバフ)』--敵対する者の能力を著しく低下させるというもう一つのユニークスキル。スラッドは己のスキルを活かして、ギルドで出会った新米冒険者のエルフと、のんびり楽しい冒険者生活を始めるのだった。 一方、スラッドを失った勇者パーティは苦戦を強いられ、彼を独断でクビにした勇者を見限った『義賊』『魔女』『聖女』のメンバーがスラッドと合流してーー!? 無敵の一般人が、最強の仲間たちと往く! 無自覚英雄譚、ここに開幕!!
単位さえ落とさなきゃいいや、学校に行くのは最低限でも。 でもまあ、無難に勉強はして、普通に大学にも行って、なんとなくサラリーマンとかになって……。 家に籠ってゴロゴロしながら、そんなありきたりな未来を思い描いていた。 でも高校最後のあの春に、破天荒で天真爛漫で、そして誰よりも夢に向かって真っすぐなキミに出会い、染められてしまったんだ。 正反対のはずだった二人が出会い惹かれ合う。 恋と夢の実現という天秤で揺れる、二人の選択はーー。 本当の自分自身と向き合い、うわべだらけの昨日にサヨナラを宣言し、青い春に狂い咲け!
真丘家の男子は十八歳までに運命の女性に出会わなくてはならない。 でないと、十八歳で必ず死ぬ。 つまり本日、十七回目の誕生日を迎えた俺・真丘陸にはあと一年の猶予しかないということである。 しかし、その残念な運命を回避するには厄介な体質が俺にはあった。 しかも二つ。 一つは女難体質で、この中に運命の相手がいても困るレベルでヤンデレばかり引き寄せてしまうこと。 そしてもう一つは、超がつく探偵体質であること。 それはもう、ちょっと出かけると事件に巻き込まれるような。 というわけで、今日もまた死体に出くわしたのだが……。 もしかして、犯人が運命の人ってことはないよな?
ヴェイラと共闘し、〈海王〉を倒したレオニスの前に現れたのは、死んだはずのリーセリアの父、クリスタリア公爵だった。レオニスは彼を追い詰めるが〈天空城〉の次元転移に巻き込まれ、リヴァイズ、ヴェイラと共に異世界へ飛ばされてしまう。一方、帝都に残るリーセリアは鬼教官シャーリのもと〈聖剣剣舞祭〉に向けて特訓するのだった。「レオ君はこんなに厳しくなかったわ」「あの御方はあなたに甘すぎるのです!」そしてレオニス不在の中、陰謀渦巻く聖剣士の祭典が始まるーー!
久高陽星。小中学校時代からの友人。星の涙の力で、冬月伊織を認識できなくなった少女。そして僕が救ったと勘違いしていた、もう一人の幼馴染。 そんな彼女と僕は、あの丘の上で突然光に包まれ、気がつくと「七年前の七月七日」らしきところにいた。そこで「七年前の伊織と流希」と出会い…… 「未来のぼくによろしくね、伊織くんっ!」 「過去の世界」には、僕らの知っている世界と少しずつ違うところがあった。元の時間に戻るための「鍵」は何か? 「鍵」を探すために、これまで目を背けてきたふたりの幼馴染と、自分の願いと、過去の全てと向き合って、──解決編を始めよう。
2学期が開始と共に2つのイベント、体育祭と初の文化祭の開催が発表された。文化祭に胸躍らせる高度育成高校の生徒達だが、茶柱が唐突な特別試験の開催を発表する。 試験名は『満場一致特別試験』。クラス全員の意見が一致するまで投票を繰り返すという一見容易な試験内容。だがその本質は茶柱の10年来のトラウマになるほどのもので……。 全員が投票で意思表明する必要がある『満場一致特別試験』によって否応なくその混沌に巻き込まれていく生徒達。 「では、最後の課題を表示する。投票の用意を」 試験史上最も容易で、最も残酷な試験! 悔いなき選択を生徒達は果たして選ぶことができるのか!