2023年7月12日発売
この本は、ほとんど本当の話です。 99.9%くらいは。 1966年竣工。地下3階から最上階まで全13階層。 全長140m、幅45m、高さ31m。 迷路のような商店街とハイソな住居スペースを抱える 東京屈指の魔窟・中野ブロードウェイ。 新しさと懐かしさが混在するこの不思議空間は、 怪奇現象の体験談や都市伝説が数多く噂される “怪談の聖地”だった……! 本書では、中野ブロードウェイの某所にある 〈開かずのカフェ〉の店主・渡辺浩弐がその真相を究明。 知る人ぞ知る怪談の背後に蠢(うごめ)く、驚愕の真相(ホラー)とは……。 怪しい老婆が押すベビーカーに座る毛むくじゃらの赤ん坊……「赤ん坊じじい」 絡み合う壁の配線に紛れる謎のパイプ……「壁から謎の液体が」 見知らぬ男に案内された先に広がる異様な空間……「行ってはいけない店」 屋上に突如現れたホッピングばばあ……「高速道路でできている?」 全身にトイレットペーパーを巻いて歩き回る男の正体……「トイレットマミー」 etc. 不思議で不気味でゾゾゾな怪談26篇が集結!
難関校スタインフォード学院へ通うことになった転生公爵令嬢のエリザベス。 入学から一ヶ月が経ったある日、彼女は同級生のマリーベルから手紙を渡される。しかし、その手紙は『日本語』で書かれていて!? そこで明かされたのはマリーベルこそが乙ゲーヒロインだという事実。 さらに話を聞くと、そのゲームの攻略対象にはレオンも含まれていたようで……!? 「えー……と、では、マリーベル様は、ゲームの展開を再現したいとかーー」 平穏な日々が続く学院生活で、ついにトラブルの種が芽吹きだすーー!? 抱腹絶倒、個性豊かな面々でお送りする異世界転生ファンタジー、第二弾!!
アンヌマリー(元男爵令嬢)は家が没落し、メイドとして伯爵邸で働くことになる。 先行き不安の中、アンヌマリーは突然、前世の記憶を思い出す。その記憶により、 彼女の中で猛烈な想いが膨れ上がる。 「……味噌汁が……飲みたい……とっても飲みたい……」 前世の記憶を頼りに、彼女はこの世界に存在しない和食をつくる決心をする。 まずは味噌の素、コウジを作ろう(!?)と田んぼに出掛けた彼女は、働いている屋敷の貴族のディオンと出会い、なぜかおにぎりとお漬物を分け合うことになる。 おにぎりを食べたその日からディオンは彼女の料理の虜になってしまい……!? 和食に目がない没落令嬢と彼女の料理に魅了された腹ぺこ貴族のお料理コメディ小説第1弾!!
弱小伯爵家三女のマーリカは王宮に仕える文官令嬢。仕事に忙殺され二十五連勤目を記録したある日、彼女は激務の元凶・無能殿下こと第二王子フリードリヒに殴りかかる事件を起こしてしまう。 「この無能殿下! 貴様の考えなしの言動でどれだけの文官武官が迷惑を被っていると思ってる!」 王子の胸ぐらを掴んで往復ビンターー拘束され、不敬罪で処刑か幽閉か……!? ところが何故かフリードリヒに気に入られ、最も激務と噂の第二王子付筆頭秘書官となることに。彼に振り回され、激務&束の間の休みは削られ、更なる連勤の日々を送るマーリカだが……!? 無能殿下(実は有能、でもないが結果はついてくるタイプ)×シゴデキ塩対応令嬢による無自覚恋愛おしごとファンタジー!
ジュークに“悪女”ではないと気付かれ、和解したディアナ。 一方その頃、『紅薔薇様』不在の後宮では、側室バトルが再燃。 『降臨祭』の背後で、シェイラに陰湿な嫌がらせが…! 「さあ『紅薔薇様』再開といきましょう」 後宮とシェイラのため、立ち上がったディアナを待っていたのは牡丹様で──!? 紅薔薇と牡丹の直接対決が見逃せない、後宮奮闘記第3巻!