2024年3月発売
七日間限定の聖杯戦争も遂に佳境へ。エルメロイ教室の生徒たちは磨き上げた魔術の連携でティアを食い止めんとし、彼らからの後押しを受けたヒッポリュテは宿敵アルケイデスに全力の宝具を放つ。禍々しい魔力を放つ地下の大聖杯を巡りシグマは地下へと進み、市内ではオーランドと警官隊もまた死地へと向かう。同時刻、アヤカは意識を失い、己の過去を全て思い出し絶望の闇に囚われる。そして、仇敵である女神の最期を看取ったエルキドゥは、クリスタルパレス最上階からあり得ない気配を感じとりー。「まさか…君なのか?」偽りの聖杯戦争を仕掛けた者達ですら、その結末を予測する事はできないまま、全ての終焉に向かおうとしていた。
第30回電撃小説大賞“金賞”受賞作!“歪理物”-この世界の歪みを内包した超常の物体。伽羅森迅が持つ蒼剣もその一つ。願いの代償に持ち主を破滅させる“魔剣”に「生きたい」と願った彼は、生きながら周囲をも呪う運命を背負わされた。“本”に運命を縛られた無機質な少女・アーカイブと共に彼は“歪理物”が関わる凄絶な事件と戦いの日々へ身を投じるー彼の歪みに巻き込まれ、アーカイブの依り代とされてしまったあの少女を救うために。かつて希望を見せてくれたあの少女を…。「絶対に助ける。…たとえそれが、アーカイブを消すことになっても」二人の呪われた運命の歯車は、一人の女子高生と“文字を食らう本”に出会い、急速に回り出す。その先に待つ未来は破滅か、それともー。
「それじゃ喫茶リコリコ、出撃だ!」リコリスー花の名前にして、日本の平和を守るエージェントの少女たち、だけど昼の顔は、喫茶店の看板娘!喫茶リコリコを舞台に、TVアニメシリーズ『リコリス・リコイル』では描かれなかった錦木千束や井ノ上たきなたちのちょっぴりスリリングな非日常の物語。二人に舞い込む依頼と迫る上映時間!?常連客のピンチに漫画のモデルだってこなしちゃう!さらに人知れず街の平和を守るフキとサクラの日常だって!そして、熱に浮かされたたきなが目覚めるとそこは殺人鬼が潜む森のロッジ!?やっぱり一筋縄では終わらない慌ただしくも賑やかな彼女たちの日常を原案者自らが書き下ろすノベルシリーズ第2弾!
『あの夏』の事件を乗り越え、ついに安芸宮羽純と心を通わせることができた俺。これで初恋を取り戻したと思いきや、現代で俺を待っていたのはまさかの人物で…!?混乱する俺が再びタイムリープした先は、安芸宮が消えた二周目の高校一年生だった。美羽や佐伯さんと過ごす『初めての夏』は、一度目とは違う青春に満ちあふれた日々。だがそこに安芸宮の姿はない。彼女の行方を知る人すら誰もいない。しかしどれだけ八方塞がりな状況でも、彼女の笑顔が俺の頭から離れなかった。もう一度、安芸宮に会いたい!そんな時、導かれるように訪れた向日葵畑で出会ったのは、一周目の高校生活で俺の人生を変えるきっかけをくれた天川日輪先輩だったー。
「この子は俺の義妹ですッ!!!!」お隣さんで生徒の錦悠凪くんに抱きつく謎の美少女・錦輝夜にアタシは動揺させられっぱなし。輝夜ちゃんはアタシと彼の仲を疑い、うかつに担任教師であることも天条レイユという本名も名乗れず困ってしまう。しかも義理の妹なのに、悠凪くんに恋していた!?禁断の恋の苦しさなら同じ立場のアタシは誰より理解できる。そして教師として、大人として複雑な家族関係に悩む彼を助けてあげたい。だけど悠凪くんに積極的なアプローチをされすぎてアタシも彼のことがどんどん好きになってーどうしよう、我慢できないかも。先生と生徒の近すぎる秘密の青春ラブコメ、まさかの卒業前に終了!?
個性豊かな聖獣たちと旅を続けるティーゴは、鉱山の街へと到着した。しかし、どうも街に活気がない。悪徳領主に支配されたその街では、人々が貧しい暮らしを余儀なくされていたのだ。ティーゴたちはその街の暮らしを良くしようと、地下に流れる源泉を利用した施設ーその名も「湯屋」の建設を思いつく。元落ちこぼれテイマーのもふもふ無双譚、文庫化第3弾!
レクスは魔法の公式や剣術を問われる学園の期末テスト、親友の家での幽霊退治、ゴーレムドラゴン製作など、イベント盛りだくさんな魔法学園ライフを大満喫していた。しかし、とあるきっかけで故郷の村が大ピンチに陥っていると知る。自分を追放した両親は憎いが、村に残してきた大切な妹のため、レクスは立ち上がる!無能少年の成り上がり冒険ファンタジー、堂々完結!
邪悪なセクエストロ枢機卿の罠によって放浪の旅に出たユーリは、道中でとある山賊のアジトを壊滅させたことで、周囲の人々から魔王と呼ばれるようになってしまう。だが彼はこの噂を利用して、近隣の国で国民に圧政を敷く悪い王様を成敗することを思いついた。そこでユーリが召喚したのは…なんと、超巨大なゴーレムだった!?超絶インフレEXPファンタジー、文庫化第3弾!
マイラ王妃から絶大な信頼を集める王妃付き筆頭侍女のマーシャ。王妃の推薦とクワンダ国女王の指名を受け、特例親善大使としてクワンダ国へ留学が決定。だが向かう途中に襲撃を受け、一行とは離れ離れに。騎士キースに助けられたものの、理想のマーシャ像を押し付けられ大迷惑。さらに呪われた廃村での作戦会議が!?「呪い」なんて馬鹿馬鹿しい!そう思ったマーシャだがー!?
名門公爵家の子女であるアリアとノーディスは、それぞれ自分にとって都合のいい結婚相手を探していた。打算だらけの二人だったが、お互いに相手を籠絡しようと頑張っているうちに、いつの間にか相手にすっかり惚れ込んでしまう。婚約も決まり、順調に進んでいると思っていた矢先に、アリアの双子の姉である問題児のライラが何やら怪しい動きをしていて…自サバ姉VSあざと妹の仁義なき戦いが始まるー。
フリードリヒの婚約者になった文官令嬢のマーリカは、王命により王族補佐官として再び彼の下で働くことに。「あのっ、無能っ!後で、絶対シメるっ!」フリードリヒに振り回される日々は健在で、マーリカはその対応に手を焼いていた。そんなある日、フリードリヒの弟・第四王子のヨハンが生徒会長を務める王立学園の視察へ訪れたマーリカ達。この出来事をきっかけに、フリードリヒとマーリカの関係は少しずつ動き出していく。だが、王立学園で動き出していたとある陰謀に、マーリカは巻き込まれてしまって…!?無能殿下(実は有能、でもないが結果はついてくるタイプ)×シゴデキ塩対応令嬢による無自覚恋愛おしごとファンタジー、第二弾!
乙女ゲームのストーリー開始“前”の世界に転生し、侍女として働くユリア。公務を終えて、いつもの日常が戻ってくる中、前々から相談していたアルダールとの旅行の予定も決まり、バウム伯爵領にある彼が育った別邸を紹介したいと言われる。しかし、旅行へ向かう直前にアルダールの父であるバウム伯爵からの呼び出しを受け、ミュリエッタとアルダールが面会していたということを聞かされ…!?(いやいや落ち着きなさい、ユリア。こういう時こそ冷静にならねば…!!)有能侍女のおしごとファンタジー第十一弾、ここに開幕!
大学に通う清霞は、学業の合間に対異特務小隊の任務を請け負っている。その優秀さから五道隊長と光明院副隊長にしつこく隊に勧誘され辟易していた。そんな中、伝説の異形・土蜘蛛が現れてー軍人としての清霞の原点が明らかに(「霖雨がやむとき」)。夫婦となった美世と清霞は、葉月の勧めで休養のため久堂家本邸に泊まることに。激動の日々を乗りこえたふたりにようやく甘く優しい時間が訪れる(「愛の証」)。「わたしの幸せな結婚」はじまりの物語とこれからを描く、珠玉の短編集。
特別に記憶力の良い瞳をもつ珠蘭は、先帝の子・劉帆とともに後宮の謎に向かい合い、不死帝の秘密を守り国家の不穏を防いできた。しかし市井では不死帝への不信感があおられ、存在しないはずの“2人目の不死帝”が街に現れー?さらに珠蘭は国家の転覆を狙う企みに巻き込まれ、後宮から攫われてしまう!彼女に迫る危機を前に、劉帆たちは黒幕の存在に迫っていくが…。一方珠蘭は、自由を奪われながらも、その瞳で“2人目の不死帝”の謎に立ち向かい、この国と大切な人々を守ろうと奮闘して…。
祖父が死んだー二億の遺産と、一人の少女を遺して。高校生の詩音は高圧的な父に反抗し、孤独に生きてきた。しかし祖父の遺言で五歳の少女・龍音の面倒を見ることに。隠し子と噂される龍音は、遺言では“龍の子”とされていた。周囲に疎まれてきた詩音と感情に乏しい龍音。ぎこちない共同生活の中、二人は歩み寄っていく。だが龍音が人ならざる力を使う場面に遭遇し詩音は戸惑う。“龍の子”とは…真実を求め紐解いた祖父の手記には、龍音の使命が記されていた。不思議な少女と、世界の秘密に出会う、ひと夏の物語。第8回カクヨムWeb小説コンテスト特別賞。
最後に一目、恩師ウィルに会おうとデュークと共にデュルキス国に戻ったアリシアは、悪女らしく(?)ウィルを見送る。懐かしの面々とも再会し、彼らの変化に驚きつつ束の間の休息を楽しむアリシアだったが、彼女の周囲でやたらと恋の話が浮上!数々の“恋バナ”を機に、これまでデュークの気持ちに向き合えなかったアリシアはある決意をすることに!?
婚期を迎えた伯爵令嬢ミリエッタ。婚約者探しの夜会でその場にいた騎士に適当に出会いのハンカチを渡すとー翌日領地へ押しかけられ求婚されることに!戸惑いつつも優しい騎士にミリエッタは惹かれていく。だけど本当の彼は…「逃がす気はないーどんな手を使ってでも」愛が強すぎる過保護な本性(ヤンデレ)がどんどん明らかになっていき?
小説の悪女に転生するも主人公ゼインに溺愛されてついに恋人となったグレース。ヒロインに代わってこの先に起こる戦争を回避してみせます!聖女の能力を解き明かそうと頑張るグレースだけど「私はストーリーを正してゼイン様を救って、ハッピーエンドを迎えるの」悪女が許せないヒロインの恐ろしい計画が実行されてバッドエンド不可避な予感!?