2024年8月発売
隣国スフェンドヤードバニアでの戦闘により餞別の剣を失ってしまったアリューシアのため、彼女にふさわしい新たな武器を授けると決めたベリル。「これを素材に考えているんだけど…どうかな」持ち出したのはかつて仕留めた特別討伐指定個体の素材!?さらにはレベリオ騎士団入団試験では受験する弟子の奮闘を見守り、北方遠征にて思いがけず再会した幼馴染みの大隊長と旧交を温め、そんな多岐にわたる特別剣術指南役の仕事疲れを癒やすのは…温泉!?“片田舎のおっさん”は、今日も元気に奔走します!
エルフの民や海底王国の窮地を救い、国の最終兵器と呼ばれるようになったローナ。王都の祭に来た彼女の前に、帝国スパイや邪神が次々現れるが“インターネット”の力で皆とともにお祭りを楽しむのであった!そんなローナに邪神テーラからシェアハウスのお誘いが!?胸を弾ませる二人を待っていたのは見るからにヤバそうなダンジョン!!「わぁっ、素敵なお家ですね!」「おぬし正気か!?」友達(闇の女神)と仲良くなったり、ペット(最凶兵器)を飼ってみたりー。念願のスローライフ(?)、はじめます!
水沢優樹は校舎にしがみつく『元』クラスメイト達をしり目に自由な冒険者となり、世界を脅かす魔王を倒す旅に出る。そうして徐々に仲間を増やしながら王都を訪れた彼は、冒険者の頂点を決める祭典『星王杯』に参加することに。『最強の錬金術師』率いる五連覇中のパーティーとの優勝争いの行方は果たしてー想像力と知識がカギの逆追放ファンタジー、文庫化第3弾!
モンスターを『解体』することで数々のスキルを身につけてきたアレク。お人好しの性格が災いし、彼は石化の呪いを患う王女を救うため奔走することになった。やがて王女との結婚話まで持ち上がったのだが、彼の心には幼馴染のアリスが存在していて…。二人の美女の狭間で苦悩し続けるアレクが下す最終決断とは!?底辺から人生大逆転の異世界ファンタジー、堂々完結!
闘技祭の本戦出場資格を勝ち取ったレイトは、さらなる強敵との戦いに備えて修業の日々を送っていた。そんなある日、彼の前に謎の少女が現れる。彼女はどうやら「塔の大迷宮」というダンジョン攻略の手を借りるために、レイトのパーティに加わりたいらしい。前人未到の迷宮に挑むため、彼らは新たな冒険に繰り出すー!最弱職からの異世界逆転ファンタジー、文庫化第7弾!
かつて『廃屋令嬢』と蔑まれた雛は、冷酷な実業家の鷹と、契約により夫婦となった。雛の母の形見を取り戻す約束は果たされ、鷹の元婚約者に花嫁の座を脅かされてなお、二人は今も夫婦であり続けている。契約を超えた繋がりに、まだ気付こうとしないままー。初秋、転機は訪れる。土岐宮家当主たる御大が、ついに本家の後継者を決めるという。御大の“謎かけ”を解くため、鷹と、異母妹弟の春華、祐樹が競い出す。鷹にとって雛との結婚は、当主の座を手にするための踏み台に過ぎないはず。その時、雛の運命は…?
世界樹の根元、追憶の旅路から帰還したマキアは、紅の魔女の記憶に振り回されるまま、カノンのもとへ向かう。けれどその行為は、マキアの心変わりを恐れるトールを傷つけてしまうものだった。すれ違う二人に追い打ちをかけるよう、マキアの守護者の紋章が消え始める。世界を救う予言を賜るため、強い意思で紋章を保つマキア。前世の記憶、守護者の使命、トールとの絆ー選んだ自らの戦いに、せめて後悔がないように。これはマキア・オディリールの物語。彼女自身の想いが紡ぐ、ささやかな物語のおわり。
幼少から不思議なモノが見えた大学生・旭は、作家志望のくせに読書は大の苦手。ある日、怪異現象が絶えないと噂の図書館を偶然訪れた旭は、「本の執事」を名乗る風変わりな司書・七士と出逢う。七士は読書が嫌いだという旭に驚き「良い本と、それに相応しい人を結ぶのもお仕事です」と一冊の小説を手渡す。けれど読書が非効率的に思えた旭が、つい小説のあらすじを検索してしまうと、彼の周りでは奇怪な事ばかり起き始め…?本の執事に、本嫌いな青年が助手となって怪異事件の謎を解く、非日常的ミステリー!
唯一の家族である父を失った貧乏術士の碧凛心は、行き倒れるか望まない奉公に出るかの二択を迫られる。そこで彼女が選んだのは「男性として奨学金の出るエリート法術学校に入学する」だった!凛心は卓越した天賦の才で国最高峰と言われる蒼天男士学院に状元(首席)で入学する。けれど自由奔放すぎる言動のせいで、入学早々に美貌の寮監生・趙冰悧に目を付けられる。そんな折、凛心は学院を抜け出そうとしたところを冰悧に捕まえられて…!美しき東方世界で繰り広げられる、恋と冒険の本格中華ファンタジー。第6回富士見ノベル大賞佳作作品!
クリフォードにかかった濡れ衣を晴らすため兄セリウスと城下視察に出た私ー王女オクタヴィア。実はこの視察、裏で王族暗殺計画が動いているオプション付き!危険は百も承知で敵の正体を暴くべく揺さぶりをかけたところ、待っていたのは衝撃の結末だったー。「何故、殿下は傷ついておられるのですか?」そして再び、彼を頼ることになるなんて…!?
アンネリーゼと和解し、騎士マティアスに甘やかされる幸せな日々を送る魔術師フィオナ。しかし元敵国の平民という身分をよく思わない貴族にマティアスと不釣り合いだと非難されてしまう。認めてもらうために魔術師の活躍の場を広げて叙爵を目指すが「我が国の魔術師を返していただきたい」フィオナの奪還を企む祖国の宰相に悪評を広められてしまい…!?
ある日乙女ゲームの断罪される悪役令嬢に転生したエリス。破滅回避のため婚約者のジェラルド王太子や義弟ラルフと仲を深め、周りにも認められるが、前世と同じく事件の犯人だと決めつけられてしまいー。エリスは本当に“悪”なのか?“稀代の悪女”と呼ばれた前世・絵莉朱の足跡を辿りながら悪役令嬢エリスの真の姿を描く、新感覚“悪女”ミステリー!
「実は、私が霧島透子なんです」ステージで歌を披露した麻衣が、観衆を前に言い放つ。ついに夢見たその日がやってくる、シリーズ第14弾。
根暗な彼女は“爆弾魔”!?痛快×異世界コメディ登場!根暗なぼっち少女・千早ちゃん。将来の夢は若隠居。重度のコミュ症で就職できずにいた彼女はある日、完全リモート勤務という言葉に釣られ“アクタノイド”での異世界開拓に従事することに。『新界』と呼ばれる異界へのゲートが開いたこの世界では、各国が資源開拓でしのぎを削り合っていたのだ!何でも一人で解決する(他人に聞けないだけ)千早ちゃんはなるべく安全な仕事をこなしていく!…はずだった。「真面目に働いているだけなのに…。うぇ…なんでぇ!?」天才的な操縦センスと爆発オチで数多の陰謀を退ける彼女。これこそが、後に新界を揺るがす史上最凶のボマー誕生の瞬間だった。
激動のランク査定を経て、ひとときの平穏を取り戻すイフールカウンター。しかしアリナをはじめ歴戦の受付嬢たちは知っていた…これが嵐の前の静けさに過ぎないことをー!!!ギルド本部に新たなカウンターを併設するーそれは多忙な現カウンターに安らぎをもたらす福音であると同時に、利便性が良く冒険者が殺到する超多忙な“生贄カウンター”の誕生を意味していた。もしオープニングスタッフに選ばれようものなら=死!誰もが人事に目を付けられまいと必死に普段通り振る舞う中、アリナの弟・アシュリーがインターン生として現れる非日常イベントが勃発しー??受付嬢がボスと残業を駆逐する異世界コメディ第8弾!!
「見つけてあげるわよ。正しい音色の、奏で方」他者の影が纏うノイズに侵され、命を絶とうとした俺の前に、突然そいつは現れた。元国民的女優の、星宮未幸。素顔は勝気で、時々猫かぶりで…そして、未来が視える少女。俺の自殺を止めるため始められた、奇妙な同棲生活。過去の傷を優しく上書きするような日々には、小気味よい音色が鳴り始めー。だけど、俺は何も知らなかったんだ。あいつが走り続けた意味も、その足を止めてしまった理由も、未来に隠したたった一つの悪戯さえも。これは、過去と未来を乗り越える別れの青春譚で、そして、悠久の時を超えても響き続ける愛の物語。第30回電撃小説大賞銀賞。
堅物で嫌われ者な生徒会長の慧吾。スター俳優を両親に持ち、品行方正で人気者な後輩役員の千春。両片思いな二人はお互い、まさか相手が自分を好きだとは夢にも思っておらず、距離を縮められないでいた。そんな二人はある日、縁結びの神社で一対の御守りを買い、その夜に夢で出会う。二人は夢の中だからと本音を曝け出して盛大に告白しあう。「俺のような鼻つまみ者に思わせぶりな態度を取るんじゃない!」「だって好きなんですもん!全部センパイと結ばれるためですから!」しかし、夢での出来事を覚えていられるのは慧吾だけでー?現実ではあざとい小悪魔系、だけど夢では好意も本心もフルオープンで立場逆転!?新感覚の筒抜け系ラブコメ、ここに開幕!
「有史以来、サキュバスってワンパターンなキャラばかりよね」ミューデント。それは、第二次性徴期からの若い間だけ、サキュバスや雪女のような空想上の存在の特徴に覚醒し、-しかしその能力の小ささ故に、社会に影響を与えることもなく現代社会に溶け込む若者たち。普通の男子高校生・古森翼は、幼馴染のサキュバス先輩・斎院朔夜に振り回され、生徒のお悩み相談を受ける“文芸部()”を立ち上げることに。そんな彼の元に、猫娘のギャルJK・獅子原真音がやってきて…?「あたしって、みんなよりも個性弱いよね」「は?」ちょっと特殊な彼女たちが抱える、ありふれた思春期の悩み。そんな異能を持つ彼女たちに、普通な「俺」ができることってー?
この初恋を思い出にするためにー。高校2年生の3学期を迎えた悠宇と凛音は、それぞれの想いを胸に修学旅行へ。「俺は自立する覚悟を身につけないと」「もう二度と、ゆーくんとは関わらない」旅の行く先は因縁の地・東京。凛音のお願い、一つの約束、そして最後の一日。過去と現在が交わる夜に、悠宇が見つけた“やるべきこと”とは…。一方、同じく東京を訪れた日葵は、紅葉によって新しい世界へと誘われていた。「…ここ、どこ?」「日葵ちゃんの運命の場所だよ〜☆」きみを思い出にする前にー。三者三様、進む道を拓く旅が幕を開ける。