ラノベむすび | 2025年9月18日発売

2025年9月18日発売

愛とか恋とか、くだらない。(3)愛とか恋とか、くだらない。(3)

出版社

小学館

発売日

2025年9月18日 発売

ジャンル

それぞれが気付く思い。 期末テストが終わり、本格的な夏の訪れとともにもうすぐ夏休みがやってくる。 祐真は、同じ図書委員である沙雪の「小説を書く」という密かな目標に付き合うようになっていた。これは二人だけの秘密の関係。それもあって、沙雪との心の距離が次第に近づいていることにほのかな充足感を覚えていた。 そんな祐真にはひとつの懸念があった。 つい先日、手を上げるほどの喧嘩をしたという奏音と涼香の二人のことだ。奏音はそんなことがあったことなんてケロリと忘れているかのようだが、一方で涼香は奏音に対して棘のある態度を隠そうともしない。 何かあれば涼香から相談があるだろうと静観を決める祐真。 この日の休み時間も祐真の教室に、奏音たち一年生が押しかけてきていた。 「皆で夏祭りに行かない?」 菊司のこの提案にクラスメイトは歓声を上げる。黒髪にイメチェンした奏音のここ最近の人気ぶりはすごい。下心満載の男子たちを適当にあしらう奏音の姿を見て、苦笑する祐真。だが、その時ーー 「僕はどちらかといえば、彼女より涼香ちゃんと仲良くなりたいな」 菊司の聞き逃せない呟きに、祐真の心はざわつく。 そして、生涯忘れられない夏休みが幕を開けた。

嫉妬探偵の蛇谷さん(3)嫉妬探偵の蛇谷さん(3)

出版社

小学館

発売日

2025年9月18日 発売

ジャンル

嫉妬が君を強くする、 学園青春探偵物語。 「私はずっと、嫉妬しないで済む相手を探していたわ」 そう僕に語る蛇谷カンナの目には、もう嫉妬の色はない。 蛇谷カンナ。 黙っていれば怖ろしいほどの美人で、口を開けばもっと怖ろしい、嫉妬の権化のよう「だった」僕の先輩。 惨めな人、馬鹿な人、自分より下な人、嫌われ者、そんな「悪者」の「謎」を暴いていた女。 先輩としては残念すぎるが、そんなところも可愛いとすら感じられていた、僕の好きな先輩。 だが、僕との距離が近づいた代わりに、彼女は嫉妬を失った。いま僕の隣にいるのは、探偵としてはあまりにポンコツになってしまったけれど、僕に好意を向けてくれて、からかいつつも近づいてきてくれる、ただの綺麗な先輩??まるで、理想の彼女みたいに。 連続する嫌がらせの共通点、消えた生徒と広まる怪談、そしてとある生徒の遺書と飛び降りの真実……そんなあれこれに立ち向かうために、蛇谷さんの「嫉妬」を無理やり呼び起こしていたけれど、それも長くは続かない。 僕は決めなければならない。「嫉妬探偵」との生き方を。 「嫉妬」なんて、なくてもいいものかもしれないけれど。 それでも、僕が好きな先輩はーー。 嫉妬を失った「嫉妬探偵」の、学園青春"探偵"物語。

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