作者 : 紅玉いづき
ミミズクと夜の王 4ミミズクと夜の王 4
【魔物と少女の幻想譚、堂々完結!!】 痛み、慟哭、死の匂い。 蘇った記憶は、決して幸福に満ちたものではなく。 けれど、もう一度取り戻す。 痛みも苦しみも、すべてを抱いて あなたのもとへ駆けてゆく。 あたしは戦う。 あなたを取り戻す、そのために戦う。 2022年10月刊
ミミズクと夜の王 3ミミズクと夜の王 3
凍えない夜と、飢えない朝を。 心が融けおちるようなしあわせを、おしえてくれた。 けれど、それでも。 欠けて壊れた記憶のなかに、美しい痕跡(だれか)を探している。 「忘れる、もんか……」 ◆巻末に【紅玉いづき書き下ろし掌編】を収録!◆ 2022年3月刊
ミミズクと夜の王 2ミミズクと夜の王 2
あたしを食べてよ、夜の王様。 ーー幾度も紡ぎ、拒絶された願い。 けれど、此処にいることを赦されているだけで。 それだけで、息がつまるほど幸せだった、のに。 「「行け。獣を称する娘。お前にはもう、ここにいる理由がない」 2021年11月刊
ミミズクと夜の王 1ミミズクと夜の王 1
魔物のはびこる夜の森に、死にたがりやの少女が一人。 額には「332」の焼き印、手足には外れることのない鎖。 なにかを望むことなんて、とうに忘れてしまったけれど。 空っぽの心で、それでも少女は希う。 「あたしを食べてよ、夜の王様」 2021年4月刊
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