作者 : 魚乃目三太
とある事件を起こし刑務所に収監されていた、元ヤクザの甲野玄太(59)。十数年の刑期を経て出所となったが、世の中は昔とはすっかり変わっていた。1日も早く自立した生活を取り戻すべく日々奮闘する甲野の前に見知らぬ子供が現れ……。スカイツリーが見下ろす街で、前科ありの元ヤクザと毒親にネグレクトされた少年は傷つきながらも「食」を通じて絆を深めていくーー。
社会的反響! 戦後78年。令和5年の夏に昭和の感涙“食ドラマ”を編む。映画界の巨匠・山田洋次 監督が誉め、漫画界の巨匠・ちばてつや 先生も推奨。「戦争」と「食」を辿る毎夏恒例の1冊のシリーズ第9弾!今回は、特集ドキュメンタリーとして「ひかりと祈りの長崎県」の取材記を軸に紡がれます。世界文化遺産の地(外海地区&五島列島)の「かくれキリシタン」と戦時中の「かんころ餅」と「ある柑橘類」を巡る悲話と秘話。 そして、隠された作戦・海軍の街(川棚町)での「水上特攻(震洋)」の少年兵と勤労女学生の「ラムネ」と「羊羹」と「小さな恋の物語」--。 スペシャル企画として、石垣島出身の人気バンド・BEGINとのコラボが実現。名曲「オバー自慢の爆弾鍋」の実話ドラマが描かれます。他には戦争と深い関係のある「電気パン」や「とんかつとキャベツ」「玉子焼きと弁当」などのホロリ泣きエピソードも収録。オール読み切り形式の珠玉の短編集ーーー。
日本映画界の巨匠。山田洋次 監督が賞めるコミックス。 “あの時代“と“あの食べ物”の知られざる秘話。NHK BSプレミアムで実写ドラマ化作品のシリーズ第8集。今回は沖縄・本土復帰50年メモリアル企画として、恩納村戦没者遺族会×恩納村立うんな中学校とで紡ぐ「沖縄戦場めし」がメイン。そして、最後の日本兵・横井庄一さんの「グアム島28年ジャングルめし」や雑誌掲載時にコメントが殺到した「戦場のクリスマスめし」やホワイトシチュー誕生秘話「敗戦と学校給食と白シチュー」などを収録。万感の想いにむせび泣き、涙ぽろぽろ。思い出ホロリ。全世代に捧げたい{昭和の食物語}最新巻ーーー
毎夏、恒例。『戦争めし』の最新コミックス刊行。今回のメインは『繋ぐ』をテーマに紡がれる『愛知県豊橋市 私立 桜丘高等学校』編!! 『戦争めし』を読んで平和学習に取り組んでいる同校の現役高校生と作者・魚乃目三太との奇跡のコラボ企画が実現。 そして、生徒達との交流から戦時中に同校の女学生に起きた悲劇(豊川海軍工廠と奉仕活動と大空襲)の事実を知り、涙あふれる物語が紡がれていきます。他には戦後直後に日本で発祥したと云われる『ナポリタン』誕生秘話や、戦地に出征した軍犬と兵士の食べ物エピソードなどが収録されます。 戦争という事実に向き合い、寄り添い、語り継いでゆくーーー。ぬくもり溢れるタッチで描かれる短編集第7弾ーー。
昭和20年 夏。美しき国土に刹那的な声が響く。物語は終幕へーーー。特攻の町、知覧。茶畑が広がり開聞岳が屹立する南九州のこの地には、純真無垢な少年飛行兵達が集う小さな食堂(幸福食堂)がありました。戦局の悪化で『特攻戦』が始まると、出撃を控えた特攻兵達が主人公(嶋田栄子)家族が営むこの食堂で、最後の夜を過ごすのでした。そして、栄子の幼なじみの井田 保も、その一人で……。 しかし、若者達が命を投げ打っても戦局は打開できず、日本は運命の8月を迎えるのでした。知覧に実在した『富屋食堂』をモデルに描く哀切の物語。日本で一番長く、哀しき夏が、万感あふれ描かれます。涙あふれ、ホタル帰る、最終巻。
毎年の夏恒例。『戦争めし』の最新コミックス刊行。 今回のメインは長崎取材体験記。「長崎原爆」×「戦争めし」×「潜伏キリシタン」の3つのキーワードを軸に感動の実話物語が紡がれます。あの夏から75年ーー。戦争体験者の声を直に聞き大切な事実を丁寧に優しく描き集めた短編集。 すべての世代に捧げたい“昭和初期の食物語”--。
特攻の町・知覧。昭和16年、南九州の端にあるこの町に大きな滑走路と飛行学校が完成しました。そして、純真無垢な少年飛行兵達が主人公(嶋田栄子)家族が知覧の地で営む食堂(幸福食堂)に集まっては去っていきました。開戦から3年目の秋。戦況は悪化していき、ついに『特攻作戦』が……。 そんな頃、幼なじみの保も知覧から飛び立つことに…。そして、あの朝鮮人飛行兵も惜別の唄を残して飛んでいき……。 知覧に実在した『富屋食堂』と『特攻の母』と呼ばれた鳥濱トメさんの遺族への取材を通じて紡がれる戦争ドラマ。 終戦近しの第3巻。