2009年2月27日発売
▼第1〜9話/武士の星空●主な登場人物/三日月矢太郎(白兼家の三男として生まれる。学業の優秀さを見込まれ、三日月家の養子に)、三日月藤十郎(大川原藩で土木治水建築工事を担当する、二百石取りの中級藩士)、宇田川象山(大川原藩の中級武士。武芸一般の指導役。屈強の剣士)、宇田川陸(宇田川象山の妻。ぬいという娘がいる、藩内きっての美人)●あらすじ/大川原藩の下級武士・白兼家の三男だった矢太郎。将来を案じていた矢先に藩の中級武士・三日月藤十郎に学問所での成績を見込まれて、三日月家の養子に。40歳で独身の養父・藤十郎の知識を継承し、藩に役立つ人間となるべく、江戸の昌平黌で学ぶよう送り出されたが…!?(第1話)●本巻の特徴/本巻は、現代を離れてサムライの恋愛を描いた表題作「武士の星空」全9話を完全収録! 養父・藤十郎の土木建築技術を継承すべく、江戸の昌平黌で学問に励む日々を送る矢太郎は、そこの武芸指南役・宇田川の妻・陸に淡い想いを抱く。だが、陸と養父・藤十郎は不義の恋仲で…!?
▼第1話/巨木漂流▼第2話/ちいさきものの手▼第3話/女帝陛下の百合若大臣▼第4話/権現の馬場●主な登場人物/宗像伝奇(むなかた・ただくす。東亜文化大学で民俗学の教鞭を執るかたわら、日本各地に伝わる神話、伝説の謎や由来を解明している)●あらすじ/約900年前の出雲に、倒壊した出雲大社が再建できるほどの、大量の巨木が流れ着いたという。あたかも神助のような、長さ45メートルの巨木100本……いったいどこから漂流してきたのか? 一方、現代でも、2007年の新潟県中越沖地震の際、震源地に近い“出雲崎”沖に突如、大量の古木が浮上したという。このふたつの謎、宗像の推理で結ばれるのか…?(第1話)●本巻の特徴/出雲に流れ着いた巨木、古代人のペンダントを巡る謎、坪内逍遙の仮説で有名な“百合若”説話の真相、馬が謎の怪死をする権現様の祟りの秘密…驚きの4編を収録!!●その他の登場人物/忌部捷一郎(宗像を目の敵にしている歴史研究家)、忌部神奈(女性史研究家であり、また神木鑑定家、温泉評論家でもある。忌部捷一郎の妹)、宗像瀧(宗像の姪。巫女をしていたが現在は宗像の研究を手伝っている。三姉妹の末っ子)、宗像樹・瑞(いつき・たぎり。宗像の姪で瀧の姉たち。実家の海照火明神社で巫女をしながら神社を守っている)
▼第19話/嘘をついているのは誰!?▼第20話/真相あるいは黒幕の正体▼第21話/三ツ星レストランでの怪事件▼第22話/家督争いの果て…▼第23話/味のある凶器!▼第24話/連続殺人事件勃発!!▼第25話/平成の切り裂きジャック!?▼第26話/被害者の共通項▼第27話/犯人は女性…!?●主な登場人物/杉下右京(特命係警部。変人で明晰すぎる故に島流しとなるが、そこで数々の事件を解明する)、亀山薫(特命係巡査部長。熱血漢故に失敗も多く、島流しとなった元・自称捜査一課のエース)●あらすじ/自らも巻き込まれた警官殺し事件の容疑者・小泉綾子の無実を信じ、奔走する亀山。唯一の目撃者であるバーのマスターの証言に期待するが、マスターの口から出てきたのは、逆に綾子の犯行を裏付けてしまう証言だった。頭を抱える亀山を嘲笑うかのように刻々と時間が過ぎる中、新たな悲劇が…?(第19話)●本巻の特徴/重要参考人の死亡、そして閉ざされた山での惨劇……組織内自由人コンビの右京&亀山が、本巻でも難事件に立ち向かう!!●その他の登場人物/ 奥寺美和子(帝都新聞社会部記者にして、亀山の彼女でもある)、米沢守(鑑識課員。なぜか特命の肩を持つ)、伊丹憲一(警視庁捜査一課巡査部長。亀山と、会えばけんかとなる犬猿の仲)
▼第48話/60億の偏りの巻▼第49話/サプライズパーティーの巻▼第50話/地球を食べるの巻▼第51話/ふたつの太陽の巻▼第52話/ワシリーの選択の巻▼第53話/ビーゲラン城の決斗の巻▼第54話/悲しみの覚醒の巻▼第55話/大いなる目覚めの巻●主な登場人物/ゲジヒト(ユーロポール所属の特別捜査官。人間そっくりの外見を持つロボット)、アトム(日本の科学技術を結集させた、高性能の少年型ロボット)●あらすじ/アブラーからの依頼で、トラキア合衆国のものを上回る人工知能ロボットの開発に取り組む天馬博士は、60億の人格のプログラミングを試みるも成功には至らなかった。その後、空爆でアブラーが死亡。彼は死の際に、自身の頭脳のある部分をコピーするよう天馬に託し、これを受けた天馬は開発中のロボットへ…(第48話)。●本巻の特徴/対決の時が迫るエプシロンとプルートゥ。アブラーのある感情を注入された人工知能の存在。いまだ目覚めぬアトム、そしてボラーとは…? はたして生き残るのは誰だ!?●その他の登場人物/お茶の水博士(日本の科学省長官でアトムの後見人)、ウラン(アトムの妹でロボット)、エプシロン(ゲジヒトやアトムと並ぶ高性能ロボット) 、アブラー博士(ペルシア共和国科学省長官。戦争で妻と子と、自身の体の大半を失う)