映画むすび | 制作・出演 : 岩下志麻

『極道の妻たち』シリーズの誕生10周年を記念し、豪華キャストを結集させて撮り上げたシリーズ第8弾。堂本組先代の一人娘で姐となったものの、服役、離婚に見舞われてしまうきわ。だが組の危機に立ち上がり、愛憎劇を繰り広げる。

全国280団体を擁する日本最大のヤクザ組織・松坂組。その跡目争いに巻き込まれた北陸の女極道・洲崎香矢が、女にしか撃てない大勝負で男たちを震え上がらせる。岩下志麻主演による“極妻”シリーズ第9弾。

岩下志麻が13年にわたって壮絶かつ華麗な美学を打ち立てた『極道の妻たち』シリーズの完結編。井出組傘下の秋葉組長が殺され、黒幕ということで井出が逮捕された。妻の春日は夫の濡れ衣を張らさんと、命懸けの調査を始める。

寛政の世に突如現れわずか10カ月で140点の作品を残して姿を消した浮世絵師・東洲斎写楽の正体に迫る歴史ミステリーをオールスター・キャストで描く。恋や仕事を巡る歌麿との対決が見もの。

家を捨てて流浪し、港町に落ち着いた19歳の青年と彼を追ってきた母。彼らは愛を絶とうする一方、強く求め合ってしまう。そんな2人が中年男と少女に出会い……。息子と関係を持った女を岩下志麻がみごとに演じた衝撃作。

一人の男を巡ってライバル関係になっていく、40代の美しき母と初々しい娘の愛の物語が描かれる。渡辺淳一のベストセラー小説を、岩下志麻と七瀬なつみの共演で映画化した文芸官能作。匂い立つような桜の花をとらえる映像美が圧巻だ。

1603年、征夷大将軍となった徳川家康は江戸に幕府を開き、秀頼を臣下に置こうと画策するのだった。家康に津川雅彦、秀忠に西田敏行、お江に岩下志麻を配したNHKの大河ドラマ。徳川将軍家の創世記を壮大に描き上げる。

大学生の宗三は、兄の別れた妻・美奈子と不倫している。3ヵ月に1度の逢瀬に激しく燃える2人だったが、やがて破局し、エゴが殺意に変わる。濃密な愛欲シーンと男女の深層心理の描写が交錯する、岩下志麻主演サスペンス。

九州で起こった3億円保険金殺人事件をヒントにした松本清張の小説を、『八甲田山』の巨匠が映画化したサスペンス。夫を殺したと思われる被告人・鬼塚球磨子に物的証拠はない。そんな状況下の検察と弁護側のせめぎ合いを描く。

小さな印刷屋の主人・宗吉は愛人に生ませた3人の子供を引き取るが、強気な女房の冷たい仕打ちで1人が死に、気弱な宗吉はもう1人の子供を崖から突き落としてしまう……。松本清張原作。

松本清張の同名小説を映画化したサスペンス。愛人の連れ子に殺されるという幻想を抱く男が、日常のささいな出来事から次第に妄想を増幅させていく恐怖を描く。