1937年に発表された山本有三の小説の4度目の映画版。貧しさに負けず、母の愛を心の灯にたくましく強く生き抜く主人公・吾一少年の姿を描く。池田秀一のナイーヴな演技が光っている。
東京の下町を舞台に、男と曲がったことが嫌いな売れっ子の江戸芸者・小春の宴会の席で知り合ったサラリーマンとのすったもんだの恋愛騒動を描く。美空ひばりの唄と踊り、きっぷのいい啖呵は必見。