映画むすび | 制作・出演 : 高林陽一

この手を握りあって、もうはなさない。京都・西陣で起きる心中事件、魔性の女が誘惑する危険な情事・・・ ゆみと上司の井上は無理心中を図るが、井上は死に、ゆみだけ生き残った。京都の西陣の老舗商店で働く職人の博之と出会ったゆみは、いつしか愛しあうように。しかしゆみのまわりにいる人間は皆血塗られていき、博之とゆみもビルの屋上から飛び降りるのだった。 高林陽一監督のATG作品の第三作目。古い伝統を持つ西陣の町を舞台に、西陣織りの織り手と無理心中を失敗した女との恋物語。 ＜収録内容＞ 【Disc】：DVD1枚 ・画面サイズ：4:3スタンダード ・音声：日本語（ドルビーデジタルMONO） 　▽特典映像 ・オリジナル予告編 ※収録内容は変更となる場合がございます。 ＜キャスト＞ 島村佳江 光田昌弘 土屋嘉男 楠侑子 中尾彬 大泉滉 山田吾一 白川和子 上月左知子 松川勉 三原葉子 名古屋章 成田三樹夫 ＜スタッフ＞ 監督：高林陽一 製作：高林陽一 企画：葛井欣士郎 原案：高林陽一 脚本：高田宏治 撮影：高林陽一 美術：藤谷辰太郎、細石照美 編集：木村幸雄 ©1977 ケースワーク/ATG

金田一耕助が初登場した記念すべき長篇小説の映画化、 70年代に一大ブームとなった横溝正史=金田一耕助もの映画の先駆けがこれだ！ 因果はめぐる水車、無常の嵐吹きすさび、地獄の風が吹いてくる。 鮮血と情念に彩られた華麗なるサスペンスロマン！ 70年代に一大ブームを巻き起こした横溝正史＝金田一耕助ものの先駆けとなった伝奇推理ロマン。 監督は、斬新なスタイルの実験映画で知られる耽美派・高林陽一。 格式を重んじる旧家の作法とたたずまいを独特の映像美で描きながら、密室殺人のトリックを華麗に演出した。 現代風でない金田一耕助にも要注目。

1950年の金閣寺放火事件を題材とした三島由紀夫の名作「金閣寺」の映画化！！ 有為子よ死ね！金閣よ燃えろ！ 滅びの美学と官能に彩られた三島文学の金字塔ー。 「金閣寺と心中するつもりだった」と後に述べた学生による放火事件を題材にとった小説「金閣寺」は、 三島由紀夫の自伝をふくめた力作である、という見方もされている。 ある意味、三島の衝撃的な最期を予告していた、とさえ言われている。 そして、高林陽一監督は、製作後記でこう述べている。 ーー『餓鬼草紙』 『悲歌』と、余生を送るに相応の遺書めいた作品を作りながら、私は知らず知らず「金閣寺」を目ざしていたのだろうか。 だとすればそれは、まさに三島由紀夫氏の、あの《死》を見た瞬間から始まった潜在的思考であったに違いない。 ーー高林陽一、平成二十四年没。享年八十一。

金田一耕助が初登場した記念すべき長篇小説の映画化、 70年代に一大ブームとなった横溝正史=金田一耕助もの映画の先駆けがこれだ！ 因果はめぐる水車、無常の嵐吹きすさび、地獄の風が吹いてくる。 鮮血と情念に彩られた華麗なるサスペンスロマン！ 70年代に一大ブームを巻き起こした横溝正史＝金田一耕助ものの先駆けとなった伝奇推理ロマン。 監督は、斬新なスタイルの実験映画で知られる耽美派・高林陽一。 格式を重んじる旧家の作法とたたずまいを独特の映像美で描きながら、密室殺人のトリックを華麗に演出した。 現代風でない金田一耕助にも要注目。

実験映画の大家、高村陽一監督が、初の商業映画として製作した作品。横溝正史の濃密な世界を、彼ならではの斬新な意匠をちりばめ、映像化している。Gパン姿で金田一耕助を演じるのは中尾彬。

『愛なくして』の高林陽一監督、初の35ミリ作品となった1970年のドキュメンタリー映画。全国のローカル線を取材し、フィルムに収めた武骨な蒸気機関車たちの映像にイメージ映像が加味される。癒し系のナレーションも魅力だ。