映画むすび | 発売元 : 松竹株式会社

60年安保闘争で揺れる世相の中、釜ヶ崎という小さな地域を日本全体の縮図とみたてて、縦社会である暴力団の非人間性を暴きたてた作品。

60年代に関西で発生した凶悪事件を題材に、大島渚が映し出した犯罪とエロス。神戸で女中奉公している娘が男に失神させられ、凌辱。その家の奥さんは抵抗したために殺害された。その男は“白昼の通り魔”事件の犯人だった！

大島渚の中期の異色作。さまざまな思惑にかられる大学受験生たちの姿を通じて、社会、国家、そしてそれにかかわる人間とは何かといったテーマを追求してゆく。

鹿児島から東京へ向かうブルートレインには、自衛隊のクーデター・メンバーが乗り込んでいた。乗客360名の命を人質に、不気味な集団の狙いが次第に明らかになる。渡瀬恒彦、吉永小百合の顔合わせによるサスペンス編。

土佐清水の近くにある小さな漁村。中学を卒業してすぐにカツオ船に乗り込んだ16歳の純平は、亭主関白な先輩漁師たちに追いつこうと、ツッパリだらけの青春を駆け抜けていく。加藤純平、田中好子共演による青春ロマン。

バケツやデッキブラシを楽器のように扱う人気エンタテインメント集団による青春ミュージカル映画。田舎の工場を舞台に若者たちが伝説の掃除機をめぐってドタバタを繰り広げる。迫力のダンス・シーンも見応えあり。

湘南市役所“なんでもやる課”に務める次郎と金作の兄弟。金作は美しい秀子に恋をしていたが、そうとは知らない兄貴も彼女に一目惚れ。秀子の窮地に立ち上がる兄弟が珍騒動を巻き起こす。笑いの真髄を極めたコメディ映画。