音楽むすび | 制作・出演 : こだま和文

ロックやポップスのフィールドでも活躍する新世代ジャズ・バンド、quasimodeの5thアルバム。ラテンやソウル、ヒップホップなど幅広いジャンルを消化したキラー・トラックが満載。ヒューマンビートボクサーのAFRAをはじめ、ゲストも豪華だ。

前2作では多様な実験を試みていたが、今回はシンプルなダブというところに焦点が絞られている。全曲が極端に音数の少ないアプローチなので、こだまのトランペットによるヒューマンなメロディが前面に出ていて、彼の人間性がむき出しになったような作品だ。★

2001年9月にリリースされた『ピストルオペラ』サウンドトラックのコンプリート盤といえるフル・アルバム。EGO-WRAPPIN'のコラボレートが聴きもの。

本作はあえてDUBのみにとらわれることなく、あらゆるブレイクビーツ音楽を昇華し、新しいサウンドの構築に挑んでいる。UAがヴォーカルで参加している「月光のワルツ」は超目玉。