制作・出演 : 畠山美由紀
ロックやポップスのフィールドでも活躍する新世代ジャズ・バンド、quasimodeの5thアルバム。ラテンやソウル、ヒップホップなど幅広いジャンルを消化したキラー・トラックが満載。ヒューマンビートボクサーのAFRAをはじめ、ゲストも豪華だ。
ソロとしての活動をまとめたベスト盤。新録や初CD化の曲を多数収録。抜群の歌唱力とアコースティック中心の繊細な音作りで、つねにクオリティの高いポップスを作ってきたことが再認識できる。特に終盤、美しいバラードの連発から最後のア・カペラに至る流れが見事。
4枚目のアルバムは、ノラ・ジョーンズ「ドント・ノー・ホワイ」の作者として知られるジェシー・ハリスのプロデュース&演奏のもと、畠山美由紀の美しい歌声が最大限に輝いた傑作。新曲、童謡、ビートルズ・カヴァーなどを織り交ぜ、夢のようなアコースティック・ポップ・ワールドがここに。★
2003年11月、キリスト品川教会のチャペルで収録。弦楽四重奏の響きが厳かな(2)、ホーンを含むバンドによる重心の低いグルーヴ感が気持ちいい(7)、小沼ようすけとのデュオで温かな雰囲気を醸す(10)など、曲ごとに趣向を変えつつ、ポップスやロックの名曲を情感豊かに歌う。
カヴァー集に続くオリジナル・セカンド・アルバム。スロー・テンポでの噛み締めるような語り口はもう圧倒的に独自の世界。ペダル・スティール・ギターとの相性のよさが際立っている。いまだに癒えていない古傷を思い出させる音楽であり、その意味で本作はヘヴィだ。★
ソロ第1作アルバムで、けっこうマニアックな世界かもと思いながら聴き始めたら、これが先入観をモロに引っ繰り返す快作。スマートで品の良いポップスに仕上げられている。それも付け焼き刃のポップス味ではなく、芯まで火の通った本格派の“商品”だ。