制作・出演 : アイザック・スターン
イスラエルで行なわれたフーベルマン生誕100年記念フェスティヴァルからのライヴ録音。ユダヤ人を代表する4人のヴァイオリニストが、楽章ごとにソロを担当するという、祭典ならではの超豪華な「四季」だ。
若き日のスターンの凄さがひしひしと伝わってくる、ヴァイオリン協奏曲の名演を収録。オーマンディの曲のまとめ方やヴァイオリンとの一体感もまことに立派。ローズとの二重協奏曲も見事なものだ。
制作・出演
アイザック・スターン / ウィリアム・R.スミス / ジャン=ピエール・ランパル / ダヴィッド・オイストラフ / フィラデルフィア管弦楽団のメンバー / フランツ・リスト室内管弦楽団 / ヤーノシュ・ローラ / ユージン・オーマンディ / ヴィヴァルディヴィヴァルディの2つのヴァイオリン用の協奏曲集。スターンとオイストラフの共演をオーマンディが振ったものと、ヴァイオリン・パートをフルートで吹いたランパルとスターンとの共演を収める。いずれも興味津々の演奏だ。
モーツァルトのフルート四重奏曲は、音楽の神童とフルートの天才の交歓に絶好の音楽といえます。ランパルにとって4度目のこの録音では、スターン、アッカルド、ロストロポーヴィチという、ランパルに劣らぬ天才肌の弦楽器の名手たちの共演を得て、モーツァルトの至福の楽興の時が生み出されています。まさしく極めつけの名演です。
誰もが知るヴァイオリンの名曲の数々を集めたベスト入門編。アイザック・スターン、矢部達哉、そして宮本笑里など、国内外のベテランから若くフレッシュなアーティストたちの作品がちりばめられています。
スターンが70歳代前半で録音したモーツァルトのソナタ集。さすがに指のコントロールが十全ではなく、緻密さが失せてしまっているが、音楽に対する愛情は衰えていない。禅僧の一筆書きのような、おおらかにしてシンプルな巨匠の晩年の境地を示す録音。
当代随一の名手が集ってモーツァルトの室内楽を演奏した珠玉のCD。ヨーヨー・マの演奏する喜びがメンバーに浸透し、すべての曲に溌剌とした愉悦があふれている。クレーメル、カシュカシアンとのディヴェルティメントなど古今無双の名演として高く評価したい。
スターン晩年の75歳時の録音。テクニックに陰りはみられるものの甘い音色は健在。ここでは、ピアノ部分を管弦楽編曲したものを使い、豪奢で叙情的なクライスラーという衣をまとっている。