制作・出演 : アイザック・スターン
モーツァルト:ピアノ四重奏曲第1番&第2番モーツァルト:ピアノ四重奏曲第1番&第2番
自由自在にそしてしなやかに歌い上げられていくモーツァルト。巨匠スターンを中心に集まった豪華4人組が息の合った絶妙な演奏を聴かせている。一人一人が伸びやかで、しかも全体にはとても自然な調和が感じられる名演。“音楽する心”が伝わってくる。
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第1番〜第3番ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第1番〜第3番
言葉の最良の意味で、スターンは“アンサンブルの人”である。たとえばピアノをバックにしたソナタ演奏でも、彼はあくまでも室内楽として演奏している。そんな彼の資質が最高度に発揮された例として、このトリオ集は後世に伝えるべき名盤だ。
スターン・エディション13 メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲第1番&第2番スターン・エディション13 メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲第1番&第2番
いささかテンションの強い太めの音で、グイグイ進むスターンとローズ。クルクル廻る指とパワーにモノを言わせて、バリバリ弾きまくるイストミン。そんな3人が、「イイとこのお嬢さん」ふうメンデルスゾーンをバッタバッタとなぎ倒す。おおコワ。
ブラームス:ピアノ三重奏曲第1、2、3番ブラームス:ピアノ三重奏曲第1、2、3番
ほう、アイザック・スターンか、と思いつつCDをスタートすると、若きブラームスの情熱がほとばしり始める。いまどき交響曲信仰してるクラシックファンはそんなにいないと思うけど、これは室内楽の中でも魅力的なピアノ三、四重奏という分野の教科書。
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲
メンデルスゾーンはスターン30代後半、ドヴォルザークは40代半ばの演奏で、あらためてその水準の高さに驚かされる。オーマンディのさりげない名人芸(無理のない緩急、間など)が流麗なソロを支え、こちらも興味が尽きない。究極のスタンダードと言える。
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲
50年代後半から70年代前半にかけて、スターン(1920年生)壮年期の記録。ヴァイオリニストとしてはこの時期が頂点だった。やや脂っ気の多い艶やかな音色、安定した運弓、運指。安定感抜群のオーケストラ共々、誠にオーソドックスな名演。