制作・出演 : アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第12番変ホ長調作品127 ピアノ・ソナタ第28番イ長調作品101ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第12番変ホ長調作品127 ピアノ・ソナタ第28番イ長調作品101
指揮者としての本格的な活動を開始したペライア。弦楽合奏版の四重奏曲の指揮で豊かで広がりのある響きを聴かせる一方で、ソナタでは、自身も校訂に参画した新しいクリティカル・エディションの初演を弾く……。ペライアのアクティヴな活動を刻印した注目盤。
モーツァルト:ホルン協奏曲&五重奏曲モーツァルト:ホルン協奏曲&五重奏曲
制作・出演
アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ / ケネス・シリトー / スティーブン・オートン / スティーヴン・ティーズ / デイヴィッド・パイアット / ネヴィル・マリナー / ロバート・スミッセンロンドン交響楽団の首席に就任する2年前の録音。全音域を弱音から強音まで技術上の問題などほとんど存在しないかのようにムラなく吹きこなしている。肩の力が抜けたゆとりすら感じさせる演奏。マリナー/ASMFによるサポートもすっきりとまとまっている。
ロマンス・オブ・ザ・ヴァイオリンロマンス・オブ・ザ・ヴァイオリン
それこそヴァイオリンのアンコール・ピースの定番ともいえるメロディアスな名旋律を13曲収録。とはいえオケを伴奏にした豪華なアレンジによる贅沢な演奏で、艶やかな音色による甘美な歌いまわしが一層冴える。実力派のベルにしてはフッと息を抜かせるアルバムである。
マレイ・ペライア・プレイズ・バッハマレイ・ペライア・プレイズ・バッハ
バッハのソロ鍵盤楽器のための協奏曲全集を録音したペライアが、続いてブランデンブルク協奏曲第5番を録音。共演は協奏曲と同じく、自ら首席客演指揮者を務めるASMFだ。
ジェームズ・ゴールウェイの芸術 8::Vol.8 20世紀2ジェームズ・ゴールウェイの芸術 8::Vol.8 20世紀2
制作・出演
アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ / イーストマン・フィルハーモニア / ギャレス・ハルス / シドニー交響楽団 / ジェームズ・ゴールウェイ / ジョン・コリリアーノ / デイヴィッド・エフロン / ネヴィル・マリナー / ルイ・フレモーゴールウェイに捧げられたり、あるいは彼が委嘱したりした作品を集めたものの第2弾。いずれも比較的ロマンティックで伝統的なスタイルを持った作品だ(コリリアーノが一番現代的)。ゴールウェイはもちろんその持てる力を十分に発揮していて、その音楽性を堪能できる。
ヴィヴァルディ:協奏曲集≪四季≫ 2つのオーボエのための協奏曲RV535 ファゴット協奏曲RV498/ピッコロ協奏曲RV443ヴィヴァルディ:協奏曲集≪四季≫ 2つのオーボエのための協奏曲RV535 ファゴット協奏曲RV498/ピッコロ協奏曲RV443
メンデルスゾーン:ピアノ協奏曲第1番&第2番メンデルスゾーン:ピアノ協奏曲第1番&第2番
あまりに才能に恵まれているために逆に芸術性の評価面で損をしているようなペライア。しかし74年のこの録音を聴くと、彼の本質的なセンスの良さと作品への読みの深さがはっきりとわかる。まろやかで潤いのあるしっとりとした美音といった特徴はそのままに、その演奏から感じられる若々しさがいまも少しも変わらないのは別の意味で見事。