制作・出演 : アルカディ・ヴォロドス
ヴォロドスの天才ぶりを強烈に印象付ける2枚組。スクリャービンにおける弱音の神秘性や、ラヴェルでの絶妙なテンポ設定や間が醸す余韻など、重厚なピアニズムと圧倒的な技術を駆使しながら、時として思いがけないほどの繊細でロマンティックな詩情を提示。その振れ幅の大きさに思わず脱帽。★
堂々たる音色と多彩なテクニックを持つアルカディ・ヴォロドスが、ピアニストのレパートリーの中でもっともよく知られた名作のひとつ、チャイコフスキーとラフマニノフの協奏曲に挑戦しました。どちらも世界の小澤征爾、ジェイムズ・レヴァイン指揮、そしてベルリン・フィルハーモニー管弦楽団という世界最高の組み合わせによる共演です。最高の演奏家たちによる至上の調べをご堪能ください。
現代を代表するヴィルトゥオーゾ・ピアニストの一人であるヴォロドスがリスト作品集を録音した。楽器を極限的に鳴らす低音の重厚感や左手の強靭さに驚かされるが、弱音での息をのむような音色の美しさにもヴォロドスの非凡な才能が感じられる。
チャイコフスキーの協奏曲は、ヴォロドスがベルリン・フィルの定期演奏会に登場した時のライヴ。彼の実力をまざまざと見せつけ、絶賛された演奏だ。小澤征爾の指揮も完全燃焼している。
2004年12月のヴォロドスの初来日を前に、公演曲目であるラフマニノフの3番が再リリース。レヴァイン=ベルリン・フィルという強力なサポートを受けて、持てる力を存分に発揮している。
19世紀ヴィルトゥオーゾ的なスタイルで圧倒的な演奏を聴かせるヴォロドスの、ベルリン・フィル定期でのライヴ。大喝采を浴びた話題のステージの模様が、CD/SA-CDハイブリッド仕様で再登場。
国際コンクールの経験もなしにいきなり現れた若きヴィルトゥオーゾがヴォロドス。CDデビューがトランスクリプション集とは大胆な。編曲の才能も備えている点、ホロヴィッツやカツァリスタイプのピアニストと言えるだろう。(14)のアレンジにムズムズな快感!