制作・出演 : アルトゥーロ・トスカニーニ
J・ハイドン 交響曲第94番「驚愕」・第101番「時計」・協奏交響曲J・ハイドン 交響曲第94番「驚愕」・第101番「時計」・協奏交響曲
速いテンポの音楽でNBC響の弦楽器セクションが鬼のようなアンサンブルを聴かせてくれる。特に第94番。ほとんどマジカルと言っていい。トスカニーニも内面を燃焼させることよりも、アクロバティックなオケの妙技を楽しんでいるような感じがする。
交響曲第39番・第40番・第41番「ジュピター」交響曲第39番・第40番・第41番「ジュピター」
激しく力強い怒涛のモーツァルト。余分なロマンティックな表現を避け、曲のもつ内面の激しさを表現しようとしているところは、現在の古楽演奏の先駆といえるが、モダン・オーケストラの威力を誇示するところは、古楽と正反対の存在ともいえそう。
<トスカニーニ・ベスト・セレクション>6 ベートーベン「交響曲第7番&8番」<トスカニーニ・ベスト・セレクション>6 ベートーベン「交響曲第7番&8番」
トスカニーニ最晩年の録音。第7番がすばらしい。鮮明なリズムから生み出される、あふれんばかりの躍動感(第1,3、4楽章)は圧巻。サラリとしてはいるが歌心に満ちた第2楽章も絶品。“前へ前へ”と叱咤激励し活力を与えてくれるような演奏である。
<トスカニーニ・ベスト・セレクション>7ベートーヴェン交響曲第9番「合唱」<トスカニーニ・ベスト・セレクション>7ベートーヴェン交響曲第9番「合唱」
制作・出演
NBC交響楽団 / アイリーン・ファーレル / アルトゥーロ・トスカニーニ / ジャン・ピアース / ナン・メリマン / ノーマン・スコット / ベートーヴェン / ロバート・ショウ / ロバート・ショウ合唱団ベートーヴェン:ミサ・ソレムニス ニ長調Op.123ベートーヴェン:ミサ・ソレムニス ニ長調Op.123
制作・出演
NBC交響楽団 / アルトゥーロ・トスカニーニ / ジェローム・ハインズ / ナン・メリマン / ベートーヴェン / ユージン・コンリー / ロイス・マーシャル / ロバート・ショウ / ロバート・ショウ合唱団峻厳にして人間的なあたたかさを感じさせるトスカニーニの「ミサ・ソレムニス」。宗教曲というよりは人間の精神の躍動を感じさせる。表現もきっぱりとしている。トスカニーニはやはり声楽の入る曲がいい。1枚に収められ1500円というのもうれしい。
ヴェルディ:歌劇「椿姫」ヴェルディ:歌劇「椿姫」
《アルトゥーロ・トスカニーニ・ベスト・セレクション》の1枚。トスカニーニ自身の歌声まで録音されてしまったくらい激しく感情移入しながら、凛とした厳格さを失わない希有な名演。
プッチーニ:歌劇「ボエーム」プッチーニ:歌劇「ボエーム」
《アルトゥーロ・トスカニーニ・ベスト・セレクション》の1枚。この歌劇を初演し、曲の細部まで知りつくしたトスカニーニによる歴史的名盤。不要な感傷を避けながら登場人物は活き活きと歌う。