制作・出演 : アンドラーシュ・シフ
最高の音で楽しむために!
“シューベルト弾き”、アンドラーシュ・シフの若き日の魅力が存分に味わえる、美しいアルバム。シューベルトの流麗なメロディを優しくロマンティックに歌いながらも、その甘ったるさには流れない演奏だ。
“ハンガリーの三羽烏の出世頭”と呼ばれたアンドラーシュ・シフの、日本における若き日の演奏。単に流麗なだけではない柔軟性に富んだ演奏で、その才能を改めて確認できる。
ピアニスティックかつロマンティックな、若きブラームスの最初の大作。スケールの大きなオーケストラと一体となった、シフの透明感のあるピアノが美しい。「変奏曲」では、ショルティとの連弾が聴ける。
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最高の音で楽しむために!
シフのベートーヴェン/ソナタ全集の完結編。第30番の第2楽章第1変奏の響や、第31番のフーガの音色や声部バランス、第32番アリエッタの構成などをはじめ、音色、テンポ、リズムといったあらゆるパラメータを管理下においた、間然するところがない仕上がりである。★
2005年に開始した全集も第7弾を迎えるが、3曲ともに繊細かつ知的なクリアさが際立っている。アダージョ楽章の陰影豊かな瞑想的な味わいも絶品。巨匠風の重厚壮大な「ハンマークラヴィーア」とは趣を異にするが、シフならではの独自の境地を確立した点は高く評価したい。
ポピュラーな「熱情」ソナタを含む中期から、後期の直前、ロマン派音楽的性格を持つ「告別」ソナタまでの5曲を収録。革新的な「熱情」もさることながら、小規模なソナタでのシフの感受性の鋭さが聴きものだ。
92〜93年にかけて集中的に録音された全集。時期を同じくして世界各地でシューベルト・リサイタルを精力的にこなしているのだから、この人の集中力はすさまじい。バッハ、モーツァルト…と大仕事をこなした後のシューベルト。美しい音色ながら、どこか抑制されたロマンティシズムを感じさせるあたり、作曲者の本質に深く迫るもの。現代を代表するシューベルト像といえるだろう。