制作・出演 : アンナー・ビルスマ
ヴィヴァルディ:チェロ協奏曲ヴィヴァルディ:チェロ協奏曲
近頃名実ともにバロック・オーケストラとして世界の第一線に躍り出たターフェル・ムジークの、従来の彼らよりハーモニクスを重視した音作りが美しく活かされたヴィヴァルディの演奏&録音。ビルスマのほのぼのとして切れ込み鋭いソロの味わいも大きな魅力。
シューベルト:ピアノ三重奏曲第1番&2番シューベルト:ピアノ三重奏曲第1番&2番
意外にも、ディスクでのビルスマとインマゼールの共演はこれが初めて。そこにビルスマ夫人のヴェラ・ベスが加わった。古楽界の第一人者同士が組んだ演奏、悪かろうはずもないが、爽やかな春風が頬を撫でていくようなシューベルトはまさに逸品そのもの。
ハイドン:ピアノ三重奏曲集ハイドン:ピアノ三重奏曲集
近頃ハイドンが面白くなった。オリジナル楽器の演奏家たちの活躍が一番の要因に違いないが、その意味においてこのピアノ・トリオも面白い。余韻の短いフォルテピアノによる緩徐楽章の流れのつくり方、アレグロ楽章の躍動感、すべてが余裕さえ感じさせる。