制作・出演 : イェフィム・ブロンフマン
プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第2・3・5・9番プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第2・3・5・9番
ブロンフマンのよるプロコフィエフのピアノ・ソナタ9曲の録音がこれで完結。相変わらず見事なタッチで弾き進むが、以前よりも余裕が感じられ落ち着いた演奏になった。勢いとスリルから成熟へ、というところだが、それならばこの一本調子も何とかしないと。
バルトーク:ピアノ協奏曲バルトーク:ピアノ協奏曲
バルトークの残したピアノ協奏曲全3曲を収めた意欲作。ブロンフマンの切れ味の良い演奏はまさにバルトーク向きで、サロネンのサポートも見事。欲を言えば3曲の性格の違いをもう少し描き分けてほしかった。録音も、独奏ピアノの響きが物足りない。
プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第1・4・6番プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第1・4・6番
ブロンフマンにとってプロコフィエフは特に得意なレパートリーであり、今回はそのピアノ・ソナタ集第2弾。内蔵されたパワーの大きさ、それが外に発散されるときの凄いエネルギー、充実した技巧など、多くの点でスケールの大きさを印象づける演奏だ。