制作・出演 : ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
フルトヴェングラーが得意としたワーグナーの、第2次大戦後の比較的録音のいい演奏をまとめた作品。最後の録音となった「ワルキューレの騎行」はもちろん、フラグスタートによる「愛の死」も絶品だ。
カラヤン没後20周年企画アルバム。ベルリン・フィルとウィーン・フィルとによる管弦楽曲集で、オーケストラのダイナミズムとカラヤンによって磨き抜かれたビロードのようななめらかな響きとの両方が楽しめる。
制作・出演
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 / ウィーン楽友協会合唱団 / エスタ・ヴィンベルイ / キャスリーン・バトル / システィナ礼拝堂合唱団 / トゥルデリーゼ・シュミット / ヘルベルト・フォン・カラヤン / モーツァルト / 教皇庁立教会音楽学院聖歌隊カラヤンとVPOによるザルツブルク音楽祭でのライヴ録音。圧巻はノーマンを迎えてのワーグナー「トリスタンとイゾルデ」からの「イゾルデの愛の死」。エロスとタナトスの究極の官能が見事に描き尽されている。これだけでも聴く価値あり。
制作・出演
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 / ウィーン楽友協会合唱団 / ジョゼ・ヴァン・ダム / バーバラ・ヘンドリックス / ブラームス / ヘルベルト・フォン・カラヤン / ルドルフ・ショルツ制作・出演
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 / シャブリエ / パリ管弦楽団 / フランス国立管弦楽団 / ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 / ボストン交響楽団 / 小澤征爾 / 晋友会合唱団 / 関屋晋ウィーン・フィルの微妙な不揃い感、パリ管とのバトルなど、タクトの正確さと緊張感に対峙する各オケの性格がくっきり浮かびあがるDISC2が面白い。対するDISC1でのボストン響は、渋さと機能性が第一印象となる。続くサイトウ・キネン盤では、絢爛な音楽のなかに安心感が聴き取れるのだった。2組4枚をフルに使い、小澤征爾という偉大な個性の足跡を見事まとめた編纂に敬意を表したい。
制作・出演
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 / カールハインツ・ツェラー / ゴットフリート・ホーニク / ジョゼ・ヴァン・ダム / チャイコフスキー / ヘルベルト・フォン・カラヤン / ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 / ホセ・カレーラス / ルネ・コロカラヤン没後20周年記念企画盤。前作の『カラヤン・ベスト101』の続編で、カラヤンが残した膨大な録音の中からカラヤン・ワールドが堪能できる演奏を収録している。前作にも収録された曲は、本作では別テイクが聴ける。
制作・出演
アグネス・バルツァ / アンナ・トモワ=シントウ / ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 / クルト・モル / ジャネット・ペリー / ヘルベルト・フォン・カラヤン / ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 / ベートーヴェン / ペーター・ホフマン脳科学者、茂木健一郎の著書『脳に効くカラヤン』との連動企画盤。茂木本人による選曲と解説で構成された“脳に効く”カラヤン集だ。世界を虜にしたカラヤンと脳細胞のアンサンブルが、ひらめきを与えてくれる。
最高の音で楽しむために!
最高の音で楽しむために!
ゲルギエフによる2度目の録音。「悲愴」という標題が示す、内面の苦悩や絶望と悲嘆という人間的な情感を見事に表現している。ウィーン・フィルを徹底的にコントロールした、ゲルギエフ渾身の演奏だ。
最高の音で楽しむために!
ゲルギエフのウィーン・フィルの特別演奏会でのライヴ録音。爆発的にエネルギッシュな演奏ではないが、ウィーン・フィルの音色を十分に生かした、推進力と緊張感みなぎる熱気を帯びた演奏を繰り広げている。