制作・出演 : エリック・ル・サージュ
“変幻自在”という言葉が目の前で踊り出すような音の饗宴。メイエ、ルサージュの悪童仲間にモレッティ(sax)まで加わって、純粋に音として、音楽作品として、そして演奏として、あらゆるアスペクトの愉悦が、破天荒にしてくそ真面目に展開される。
モーツァルトの音楽は、さまざまな症状に対する音楽療法に使われ、一定の効果が上がるという研究結果も出ている。本作は、集中力を高め脳を活性化させるのに有用な一枚となっている。
ベルリン・フィルの首席奏者をするかたわら、ソロや室内楽で幅広く活躍したパユの近現代フルート作品集。高度なテクニックと流麗な音色、見事なバランス感覚など、彼の魅力が充溢した一枚だ。
クラリネットのメイエの秀逸な伴奏者として登場、プーランクでは自己のピアニスティックな本質を明らかにしてくれたル・サージュ。本作(96&2001年収録)のシューマン2枚組でも独自のピアニズムで気品と歌心があふれる独自の世界を構築。エスプリの極。
すでにプーランクのソロ・ピアノ作品全集や室内楽全集が高い評価を受けている、フランスの気鋭のピアニスト、ル・サージュが、プーランクのピアノ協奏曲集を録音した。ル・サージュは、ここでも気負うことなく、小粋で冴えた演奏を聴かせてくれる。
フランスの若手ニ人が、ブラームス晩年期の渋い2曲のクラリネット・ソナタを演奏した一枚。スタイリッシュな明快さと同時に柔らかさをも併せ持ったデュオからは、独特の魅力が放射されている。若書きのピアノ・ソナタ3番はかっちりとした演奏だ。
フランスの瀟洒な感覚にあふれた軽妙なピアノ曲が74曲余りギッシリとつまっている。今やプーランクのオーソリティといってもいいル・サージュ。高度なテクニックと洗練された洒脱な表現で聴かせる。3枚組のピアノ・ソロ全集からのコンピレーション。
名盤『プーランク:室内楽全集』でも高い評価を受けた、管の名手3人が20世紀フランスの管楽三重奏の知られざる名作を録音。伝統的なフランスのエスプリにあふれた、華麗な名演だ。
ジャズやラテンなど世界の音楽を巧みに吸収し、明るく楽しい音楽に昇華させたミヨーの作品集。代表作であるバレエ音楽「世界の創造」の室内楽版など、フランスの名手たちの見事な演奏が冴える。