制作・出演 : エレファントカシマシ
東京の空東京の空
毎回、そのR&R魂をヴォーカルにサウンドに最大限叩き込んできた彼らは、売れ行きという面でこれまで正統な評価がされていなかった気がする。でも今作こそ。今作が支持されなきゃ変だ。余りに衝動的で自虐的で鋭利で叫んでる唯一無二のアルバムです。
エレファント カシマシ5エレファント カシマシ5
ニッポンのロックンロールというジャンルはエレカシを縛れなくなった。爆走するか昏睡状態かのどっちかだ宮本浩次は。このキレ方はまともじゃない。まともじゃない、がこんなに恰好いいなら、本気がこんなに美しいんなら、そっちにいかせてもらおう。
生活生活
こ、こいつは、今様ロック講談とでもいうのだろうか、いやどうかな。一応エレカシというバンド名義になってはいるものの、実体はヴォーカリスト宮本が自作の戯文、朗ずるのおもむき。彼が本来小説家で、そのカセット・ブックならよかったんだけどね。
浮世の夢浮世の夢
校舎の裏、を思い浮かべてしまうのだ。3作目。三上寛の初期よりも青々しながらいつも土足なのが最大の魅力だ。文芸部の厳しさをいやというほど思い知らせてほしい。声音とバックの音とのすきまがこれほど恐しいバンドは他にない。乱調ゆえの我国の宝。
エレファントカシマシエレファントカシマシ
ヴォーカルの宮本浩次の破天荒なキャラクターが話題のエレカシ、タイトル通りのセカンドアルバム。清志郎を50倍ほど粗野にしたようなヴォーカルは、とにかく歌いたいことをぶちまけまくる。シンプルなバッキングも、もう少し自己主張すればいいのに。