制作・出演 : エレファントカシマシ
ガストロンジャーガストロンジャー
宮本大暴走!!!! 一時期放送禁止との噂も流れたが、こういう音楽こそ世に問うべき。ヌルいヒット・チャート、馬鹿らしい仕組み、くだらねえシガラミに爆裂パンチを食らわしてやれるのはエレカシしかいないのだ!! 聴き手もこの歌をひとつ残らず食らうんだ。
真夜中のヒーロー真夜中のヒーロー
小細工抜きでビシビシ攻める重量感あふれるサウンドが気持ちいい。曲の構成もオーソドックスで、そのあたりは自分たちの音楽に対する自信と余裕の現れだろう。(2)のギターのオブリガードが何やら懐かしくもあるが、それが板についているのがうれしい。
愛と夢愛と夢
エレカシにしては、かなり毒っ気の抜けたアルバムに感じてしまうのは錯覚だろうか?! いわゆるメロディアスな歌もの趣向を押し出した、ラブ・ソングが主体となった本作。宮本浩次に歌声もまた、どこか優しげに響いてくる。哀愁味ただよう切なくメロウな一枚。
明日に向かって走れ〜月夜の歌〜明日に向かって走れ〜月夜の歌〜
ポニーキャニオン移籍後、いきなり人気バンドとなったエレカシの新作。「ポップにひよった」という声もあるが、(1)のメロディの意外な展開などに、宮本浩次の反骨精神は息づいていると思う。バンドの充実ぶりが伝わる会心作。ビート感がカッコいい。★