制作・出演 : オビチュアリー
ダーケスト・デイダーケスト・デイ
90年代初頭よりアメリカ、ひいては世界のデス・メタル界を牽引してきたオビチュアリー。2年ぶりとなる本作でも、重々しいグルーヴとともにまざまざと貫禄を見せつけながら、阿鼻叫喚の暗黒世界を展開。LOUD PARK 08での圧巻のパフォーマンスも思い出される。
スロウリー・ウィ・ロットスロウリー・ウィ・ロット
今や異端の感が薄れてきたデス・メタル。しかしこのオリジネイターのファーストを前にすると、やはり圧倒されるばかりだ。地を這うようなデス声が生々しく再現されているこのリマスター盤は、行間からおどろどろしさがあふれてきそうで戦慄すら覚える。
ワールド・ディマイズワールド・ディマイズ
デス・メタルの先駆者的存在の一つでもあるアメリカ産バンドが、94年にリリースした4作目をリマスタリングして再発。疾走する激しさというよりも、重低音で迫るグルーヴを個性としていた斬新さが堪能できる。エクストリーム・ミュージックの原点として重要。
バック・フロム・ザ・デッドバック・フロム・ザ・デッド
5枚目。デス・メタルの先駆者だが、ヘヴィ・ロックと呼ぶべき粘っこい低音の鳴りの威力と単なる濁声でないシャウトに、おののき、うならされた。リフで進めるスロー・テンポ中心の一方、速い曲もブリィ・ボーイズ参加ラップ・ナンバーも、良し。★
デッドデッド
米デス・メタルの元祖の最新ライヴ。ノイズ系ダミ声(デス声)が売りだった彼らも、ここではシャウト気味のヴォーカルとなり、比較的ノーマルな演奏を披露。リフの応酬もクリーンでスラッシュ的な解釈もし得る域に到達した感じでベテランの貫禄が覗く。
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