制作・出演 : ギュンター・ピヒラー
EMI CLASSICS 決定盤 1300 178::ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第7番「ラズモフスキー第1番」 第8番「ラズモフスキー第2番」EMI CLASSICS 決定盤 1300 178::ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第7番「ラズモフスキー第1番」 第8番「ラズモフスキー第2番」
室内楽を、それまでのやや近寄り難い通向きの渋いイメージから鮮やかに解き放ったのが、このアルバン・ベルクSQかもしれない。とにかくその演奏は、驚くほどにアグレッシヴであり、技術の冴え、スピード感、大胆な表現意欲など、まさに現代のSQの規範。
ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」/交響曲第8番ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」/交響曲第8番
日本のオーケストラとは思えない馥郁たる香りの漂う「田園」である。欧州の小都市で地元の音楽家たちの演奏を聴いているような寛いだ雰囲気が素晴らしい。それでいてきびきびとした曲の運びはさすが名手ピヒラーだ。弾けるような愉しさあふれる第8番も見事である。
EMI CLASSICS 決定盤 1300 86::ベートーヴェン:「ラズモフスキー第3番」「セリオーソ」EMI CLASSICS 決定盤 1300 86::ベートーヴェン:「ラズモフスキー第3番」「セリオーソ」
ABQの1回目の全集からの1枚。中期の傑作と、後期への入り口に当たる11番の組み合わせ。ABQの特長のひとつは、豊かな歌が充溢していることだが、ここでも、歌心と現代的な鋭さが一体となった演奏が聴ける。
EMI CLASSICS 決定盤 1300 87::ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第15番 第16番EMI CLASSICS 決定盤 1300 87::ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第15番 第16番
ベートーヴェン晩年の傑作。晦渋な面もあるこの名作を、ABQは硬軟の絶妙なバランス感覚で、情熱的に音を紡いでゆく。いささかの淀みもない大きな流れを創り上げている。ABQの名演のひとつと言われている盤。
タンゴ・センセイションズタンゴ・センセイションズ
制作・出演
アストル・ピアソラ / アルバン・ベルク四重奏団 / アロイス・ポッシュ / ギュンター・ピヒラー / ゲルハルト・シュルツ / トマス・カクシュカ / ペル・アルネ・グロルヴィゲン / ヴァレンティン・エルベンショパン:ピアノ協奏曲第2番ヘ短調Op.21/ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番変ホ長調Op.73≪皇帝≫ショパン:ピアノ協奏曲第2番ヘ短調Op.21/ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番変ホ長調Op.73≪皇帝≫
2003年3月の“ルービンシュタイン没後20年メモリアル”公演のライヴ。熱のこもった堂々たる演奏だが、そこには女流らしい優雅さやたおやかさが息づいている。その絶妙な匙加減は長年の経験による賜物だろう。中村紘子の円熟ぶりを示す濃密な一枚だ。
エラート・アニヴァーサリー50 4::バロック・トランペット協奏曲集 トレルリ/アルビノーニ/ヴィヴァルディ/テレマンエラート・アニヴァーサリー50 4::バロック・トランペット協奏曲集 トレルリ/アルビノーニ/ヴィヴァルディ/テレマン
華やかなアンドレのトランペットが朗々とした歌を奏で上げ、至福のひとときをもたらしてくれる古典的名盤だ。ヴィヴァルディの協奏曲のソロを、アルバン・ベルクSQの第1ヴァイオリン奏者として著名なピヒラーが担当しているのもファンには朗報だろう。