制作・出演 : クリーヴランド管弦楽団
セル指揮のクリーヴランド管弦楽団によるドヴォルザークの演奏は、精緻かつ情感豊かな演奏で高い評価を受けている。ドヴォルザークの作品の中でも特に人気の2つの交響曲のカップリングだ。
グリーグ、ムソルグスキー、それにビゼーの「アルルの女」と、それぞれの代表作といえる組曲を中心としたCD。ムソルグスキーの歌劇「ホヴァンシチナ」より「モスクワ川の夜明け」も。
マーラーの未完の交響曲である第10番は、完成作が残された第1楽章と、フレデリック・クックの補筆による第2楽章の演奏。他に、セルに頼まれてウォルトンが書いた「パルティータ」も収録。
もうひとつ、R.シュトラウスの作品集。幸福な家庭生活を描いた「家庭交響曲」とホルンの響きを生かした「ホルン協奏曲」は、日本初CD化となる。ホルンのソリストはマイロン・ブルーム。
今、売れてます!村上春樹、7年ぶりの長編小説「1Q84」に登場するCDはコレ! ただ今ベストセラー中の村上春樹 待望の新刊「1Q84」(2009年)の中で「ヤナーチェク:シンフォニエッタ」が印象的に使われています。主人公がジョージ・セル指揮クリーヴランド管弦楽団のレコードを買う場面も登場! ハンガリーの民族音楽に深い関心を抱き、そのリサーチを創作活動の糧としていったバルトークの晩年の作品。故国の作曲家の作品に、ハンガリー人セルがどう反応を示しているかが聴きもの。 「1Q84」シリーズをチェック!
亡くなる前年、69年のコダーイとプロコフィエフの演奏で、最晩年のセルの持ち味を楽しむことができる。ボロディン、リムスキー=コルサコフらロシアの作曲家の作品もカップリング。
ロシアを代表する巨匠、プロコフィエフの絶頂期に書かれた交響曲第5番と、ピアノ協奏曲の中で最も親しまれている第3番。2作品ともに日本初CD化だ。ピアノはゲイリー・グラフマン。
セルが親交を結んでいたウォルトンの2作品を収録。アメリカでの初演もセルがつとめたゆかりの深い作品だ。敬愛する同世代の作曲家の作品を、セルが楽しんで演奏する姿が伝わってくる。
世界初CD化のバーバーとW.シューマンの他、プロコフィエフ「ピアノ協奏曲第1番」も収録。ソリストはピアノのジョン・ブラウニングとゲイリー・グラフマン、チェロのレナード・ローズ。
ジョージ・セルが46年から手塩にかけて一流オーケストラに育て上げたクリーヴランド管弦楽団との名演が、マスター・サウンドDSDマスタリングで蘇る。没後30周年特別企画。
「アルジェのイタリア女」をはじめ、19世紀イタリアの、流麗なるオペラの天才ロッシーニの序曲が中心。すべて日本初CD化で、「どろぼうかささぎ」序曲ほか3曲は世界初CD化となる。
シューベルトの最後の交響曲とされる大作「ザ・グレート」と、セル晩年の67年の録音で世界初CD化の曲を含む「ロザムンデ」。厳格な古典主義者セルによって磨き上げられた演奏が光る。
シェイクスピアの戯曲を原作とする代表作「夏の夜の夢」と、南国イタリアの情緒に興を得て書かれた「イタリア」。セルによるメンデルスゾーンは、虚飾を排しながら美しさに満ちている。
シューマンの交響曲の中で、特に人気が高いのが、明るく清新な「春」と、ライン地方の情緒にかきたてられた「ライン」だ。ほかに、世界初CD化となる「マンフレッド」序曲も収録された。