制作・出演 : クレモンティーヌ
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ヴァン・モリソンやジェイムス・テイラーなど60〜70年代の名曲をフランス語やボサ・ノヴァでカヴァー。既存の印象が覆るような奇抜な解釈はないが、吐息が艶っぽい(2)、雑踏の音で始まる(7)など、原曲の世界を愛し、安心して全身を委ねている彼女の姿が窺える。
エル・デテ〜夏時間エル・デテ〜夏時間
再び日本制作。井出靖プロデュースで、ゴンチチやMONDAY満ちるらがゲスト参加。クレモンティーヌのウィスパー・ヴォイスを活かす、小粋な曲が続き、コンセプトどおりバカンス気分を味わえる作品となっている。ほんわか、のんびりするには最適の一枚。
イル・エ・エル〜彼らと彼女イル・エ・エル〜彼らと彼女
すっかり“フレンチ・ジャジー”のブームを根付かせた感さえあるクレモンティーヌ。その3枚めのアルバムは、以前の2枚に漂っていた“東京の休日”のイメージから、ロンドン、NYへと舞台を移し、サウンドもより一層大人のものへと磨き上げられた。
ロン・コリエロン・コリエ
日本でアルバムを制作するようになってからの新生面がかなり形になってきた。ジャズから離れるのは寂しいが、フィガロあたりの女性誌のグラビアに似合いそうなこのポップ路線はいい。無邪気さの中にひそむカレンな小悪魔性にますますひかれてしまう。