制作・出演 : クレーメル
バルトーク:協奏曲集バルトーク:協奏曲集
これらの作品にはまさにうってつけと思われるソリスト、指揮者たちの競演。生き生きと躍動するエマールらの2台ピアノ、きりっとした味わいを研ぎ澄まされた感覚で披露するクレーメル、晩年の寂しい情感を見事に描くバシュメット。伴奏、録音も最優秀。
メンデルスゾーン:ヴァイオリンとピアノのための協奏曲 ヴァイオリン協奏曲ニ短調メンデルスゾーン:ヴァイオリンとピアノのための協奏曲 ヴァイオリン協奏曲ニ短調
ともに13、14歳頃の作品。早熟の天才ぶりがはっきりと窺える作品だが、これをクレーメルとアルゲリッチが演奏していることで、作品の価値が何倍にも高まっている。貴重にして会心の一枚だ。
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第5番「春」、第9番「クロイツェル」ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第5番「春」、第9番「クロイツェル」
クレーメルとアルゲリッチによる秀逸なヴァイオリン・ソナタ全集から抜き出したもの。「クロイツェル」におけるクレーメルの鬼気迫るような演奏が、アルゲリッチを燃え立たせ、稀有な名演を生み出した。
ショスタコーヴィチ:ピアノ三重奏曲第2番、チャイコフスキー:ピアノ三重奏曲ショスタコーヴィチ:ピアノ三重奏曲第2番、チャイコフスキー:ピアノ三重奏曲
名手3人が集まっての日本公演でのライヴの模様を収録。そうそう聴けない3人の緊張したやり取りが魅力で、特にチャイコフスキーでの盛り上がり方は尋常でなく、まさに必聴といえる。
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲
ヴァイオリン協奏曲は、若きクレーメルがバーンスタインと先鋭的ながらも伝統的なブラームスを作り上げた録音。二重協奏曲も、バーンスタイン2人を上手く包み込み、白熱した演奏を聴かせている。
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第9番≪クロイツェル≫・第10番ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第9番≪クロイツェル≫・第10番
クレーメル、アルゲリッチのベートーヴェン、ソナタ全集の中でも、最も個性的な1枚。2人の個性がぶつかり昇華する「クロイツェル」と、一転、中期に書かれた10番での、寄り添うような演奏が印象的。
プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ第1番・第2番 ヴァイオリンとピアノのための5つのメロディプロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ第1番・第2番 ヴァイオリンとピアノのための5つのメロディ
第1番は、2度目の録音。第2番はフルート・ソナタの編曲で、第1番のほうが、音楽的深さも、技術的高さも上だ。その、第1番で、2人は驚異的な名演を聴かせている。捕らえて離さない強烈な魅力がある。
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