制作・出演 : クン=ウー・パイク
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集
いつの間にか韓国のピアニスト、パイクも60歳を越えた。そんななか、満を持してと言うべきか、足かけ3年にわたり録音が続けられてきた、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集がリリースされた。一聴驚くのは、全曲を貫くテンションの高さ。特にもともとテンポの速い楽章では、さらにテンポ・アップし痛快なほどに駆け抜けて技術の冴えを見せつけるし、ドラマティックな部分では“激情の奔流”といった凄まじさを聴かせる。逆に遅い楽章ではゆったりとした抒情をなびかせ、明快な対照を形作る。“鮮烈”と評したい。
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集Vol1 中期ピアノ・ソナタ集 第16番ー第26番 ≪ワルトシュタイン≫≪告別≫≪テンペスト≫≪熱情≫ 他ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集Vol1 中期ピアノ・ソナタ集 第16番ー第26番 ≪ワルトシュタイン≫≪告別≫≪テンペスト≫≪熱情≫ 他
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲全集ラフマニノフ:ピアノ協奏曲全集
国内盤初登場、お蔵入りになっていた理由が判らない超お買い得セットだ。淀みなく流れるピアノ、オーケストラの新鮮さを失わずにツボを押さえたサポートが音楽的なコラボレーションの素敵な成果を生んだ。パイクとフェドセーエフのファンになること確実。
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