制作・出演 : グスタフ・レオンハルト
制作・出演
J.S.バッハ / クリストフ・プレガルディエン / グスタフ・レオンハルト / ゲルハルト・シュミット=ガーデン / シギスヴァルト・クイケン / テルツ少年合唱団 / マックス・ファン・エグモント / ラ・プティット・バンド / ラ・プティット男声合唱団バッハの最高傑作「マタイ受難曲」のハイライト集。全曲聴くと3時間近くかかるから、1枚にまとめられていると便利でよい。しかも、名盤とされている録音で、劇性をあえて抑えたところがかえって感動を誘う。
名手バルトルド・クイケンが新バッハ全集をベースに、それまでの経験や研究のすべてをかけて取り組んだ名盤だ。揺るぎない自信に満ちあふれ、格調高く歌い上げるフラウト・トラヴェルソ。過剰な表現は一切ない。バッハ音楽のエッセンスだけが響いている。
当時チェンバロによる最高の演奏として、高く評価された録音。レオンハルトによる、楽譜の読みの深さ、綿密な奏法の研究など、優れた洞察力で再構築された、様々な夾雑物が取り除かれたバッハ像が現れた。
第1巻より音楽的に高度な技法が見受けられる第2巻のを語るときには、無視できない演奏のひとつ。レオンハルトの代表的録音でもある。時代様式を徹底的に研究した、当時としては画期的な演奏だった。
バロック期に盛んに作られていた組曲という形式の、最後期に当たる作品。舞曲の集合という性格が弱まり、新時代の鍵盤楽曲の萌芽が見られる曲集になっている。入魂の演奏が、新鮮さを作り出している。
実に魅力的な「フーガの技法」の演奏である。思いのほか潤沢で清澄なチェンバロの響きが、レオンハルトの陰影深い表現と相まってグイグイ引きこまれる“音楽”として流れる。オーセンティックな解釈でありながら切々と身に染み入る極上の演奏である。
レオンハルトの2度目の録音。斬新で大胆な演奏は、当時大いに話題をさらった。非常にきめ細かなアーティキュレーションとフレージング、独特なアゴーギグなど、グールドの録音に匹敵する衝撃作。
ルター派の礼拝でうたわれるコラールを、バッハがオルガン用に編曲した、比較的珍しい作品集。レオンハルトは、オルガンの名手でもあり、ここではシュニットガー・オルガンを使い、格調高く演奏している。
制作・出演
イザベル・プルナール / ギルメット・ロランス / グスタフ・レオンハルト / グスタフ・レオンハルト&ラ・プティット・バンド / ジョン・エルウェス / マックス・ファン・エグモント / ラ・プティット・バンド / ルネ・ヤーコプス同曲の代表的録音のひとつ。歌手陣もルネ・ヤーコプスらバロック宗教音楽のスペシャリストをそろえ、オーケストラともども、レオンハルトの抑制されたバッハを表現しようとする指揮の下、活き活きと演奏している。
制作・出演
クリスティアン・フリークナー / クリストフ・プレガルディエン / グスタフ・レオンハルト / テルツ少年合唱団 / マキシミリアン・キーナー / マックス・ファン・エグモント / ラ・プティット・バンド / ルネ・ヤーコプス福音史家の第一人者、プレガルディエンをはじめ、バロック音楽に精通している声楽家を集め、レオンハルトの指揮の下、ドラマティックな表現を抑えた、静謐なバッハを作り出している。いまだに重要な名盤。