制作・出演 : ゲルト・テュルク
没後250年を前にリリースが待たれていた鈴木雅明&BCJの「マタイ」。感動的でない「マタイ」などあり得ないが、練りに練られ緻密に構築された音楽は、作品(そしてバッハ)に対するどこまでも真摯な姿勢を伝える。心に大きな楔を打ち込まれる思い。★
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キングレコード株式会社いまや、世界的なバロック・オーケストラと合唱団に成長した、バッハ・コレギウム・ジャパンの記念すべきCDデビュー盤。発売当時、これまでにない水準の演奏と解釈で大きな話題となった。
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キングレコード株式会社BCJのカンタータ全曲録音も15集を数える。ライプツィヒ・トーマス教会に就任した最初の年(1723年)のクリスマス前後に演奏されたフェスティヴな4作品。アルト(カウンターテノール)とテノールを中心に、一体感を増した合唱とオケのアンサンブルが魅力。
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キングレコード株式会社世界的な評価を受けている鈴木雅明&バッハ・コレギウム・ジャパンのバッハ・カンタータ・シリーズも今回のアルバムで14枚目となる。ますます深まるバッハのカンタータの世界。
バッハ・コレギウム・ジャパンの近年の活動には目を見張らされる。地道に続けられるカンタータ全曲シリーズの生気に満ちた演奏が録音でも紹介されることは大変喜ばしい。青年期の名作108番における素朴な感動を1人でも多くの人に味わっていただきたいものだ。★
世界的にも注目を浴びるシリーズの6巻はカンタータの中でも最大編成に属する2曲。また詳細な研究に基づき、BWV21については異稿も同時に収録されている。BCJのアンサンブルの上手さは卓越しており、安定感ある演奏で聴き手を壮大な宇宙へと誘う。
「いよいよライプツィヒ時代がやってきました」と鈴木自身がライナーの冒頭でも呼びかける、シリーズ第8作。作品の充実ぶりに比例するように、演奏の方も磨きがかかってきたようで、「わくわくする気持ちでいっぱいです」という言葉が素直に伝わってくる。
バッハ・カンタータ全曲シリーズも、やっと中期に入った。これからますますおもしろくなっていくのは、多分鈴木雅明氏も同じことだろう。きびきびとした音楽の運び、引き締まったサウンドなど、バッハ演奏のひとつの頂点。カウンター・テナーは注目の人。
バッハ・イヤーの今年、誰もが待ち望んでいたアルバムが登場。曲はバッハ作品の中でもとりわけ人気の高い「主よ、人の望みの喜びよ」を終曲コラールに含むカンカータ第147番をリリース!